自己免疫性脳炎 (original) (raw)

自己免疫性脳炎・脳症(じこめんえきせいのうえん、または、のうしょう、autoimmune encephalitis)は、免疫学的に脳を標的として、多彩な症状を生じる症候群。脳が広範囲に障害される、びまん性脳障害という病態を持ち、従来の局所的な部位に対応した診断学では対応できない。診断には、抗体検査が実施されるが診断法も提唱されている。治療には免疫療法が用いられる。 代表的なものに橋本脳症があり、ほかに急性散在性脳脊髄炎 (ADEM) 、抗NMDA受容体抗体脳炎など。21世紀に入り知見が蓄積されてきたものは、腫瘍の有無とは無関係に発症する。