自由港 (original) (raw)

自由港(じゆうこう、英: free port; free trade zone; free zone)は、港湾の全域あるいは一部を関税制度上は外国とみなし、輸入貨物に関税を課さず、外国貨物および船舶の国外との自由な出入りを認める制度。保税制度を拡張したものであり、国全体としては関税による保護政策を維持しつつ、中継貿易や加工貿易の促進を図る目的で行なわれる。関税を免除された外国貨物は区域内での積み込み、陸揚げ、保管、消費、(現地製品も含めた)混合、改装、再包装、仕分け(仕訳、荷分け)、組立、加工、製造などが認められ、これにより海運、倉庫、保険といった商港産業の発展が促される。