薪ストーブ (original) (raw)
薪ストーブ(まきストーブ、英: wood-burning stove)とは、薪を燃料とする暖房器具である。かつてストーブといえば薪ストーブを指し、中世頃より使われてきた。その後石油暖房に取って代わられたが、地球温暖化による影響が取り沙汰された頃に太陽光などとともに再生可能エネルギーを使用したカーボンニュートラルで持続可能(SDGs)な暖房であるとみなされ、石油暖房の代替として世界的に広く普及した。 一方でばい煙による大気汚染の悪化、それらによる健康被害(気管支喘息などの呼吸器疾患、心疾患等)が各国の保健機関から報告されるようになり、また薪の需要が激増したことにより森林破壊が加速していることからグリーンウォッシングやグリーンマーケティングとみなされ、使用禁止を求める運動も起きている。欧米等では規制が進んでおり、汚染が少ない電気式のクリーン暖房(ヒートポンプ(英: Heat pumpなど)への移行が促されている。