CD-R (original) (raw)

CD-R (Compact Disc Recordable) とは、データを書き込みできるコンパクトディスクの一種。一度書き込まれたデータは書き換えも消去もできないものの、容量が許す限り追記は可能であり、このことから「追記型」(WORMメディア)と呼ばれる。 1988年に太陽誘電がCD-Rを開発し、1989年6月より販売を開始、1990年に初めてCD-Rドライブが商品化され、同年に規格書「オレンジブック パートII」に規定された。 1990年代以降のデジタルデータ記録用途で使用されており、一旦書き込むと書き換え不能なメディアであるため、データなどのバックアップや、改変不能なデータの配布のためのメディアとして有用である。他に、CD-DAを書き込むことで、CDプレイヤーで使用可能な音楽CDを作成するために利用する用途もある。さらに、データとCD-DAを混在させたメディアの作成も可能である。また、ビデオCDの作成にも使用できる。 2000年代以降は次世代メディアであるDVD-Rやメモリーカード・USBメモリ・オンラインストレージがいずれもCD-Rより大容量なことから、これらに取って代わられている。一方で音楽CDの作成用途としては依然として需要がある。

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