GJ 3512 (original) (raw)

GJ 3512とは、地球から見ておおぐま座の方向に存在する恒星である。見かけの等級は+15.05で、肉眼で観測することは不可能であるが、望遠鏡を用いることで観測が可能となる。GJ 3512は視差に基づいて太陽から31光年の距離に存在する。それは高い固有運動を持っており、1.311″ 年−1の速度で天球上を横断している。GJ 3512の視線速度の測定はあまり正確ではないが、約8km/sの速度で遠ざかっているとされる。 GJ 3512のスペクトル分類はdM5.5であり、これは核が水素核融合によってエネルギーを生成している小さな赤色矮星であることを示している。太陽のような14年の周期で適度な量の磁気活動を示している。~87日続く低レベルの変動は、おおよその自転周期と一致している。GJ 3512は太陽質量の12.5%、太陽半径の16%を持っている。有効温度は3,081ケルビンで、太陽光度の1.6%を放射している。