GRAIL (original) (raw)

GRAIL(英: Gravity Recovery and Interior Laboratory, グレイル)は、2011年に打ち上げられたアメリカ航空宇宙局(NASA)の月探査機。2機の探査機の軌道から月の重力分布を高精度で測定し、月の内部構造を、さらには月の歴史と進化を解明することを目標としている。ディスカバリー計画のミッションとして選定された探査機である。2機の衛星の名前は学生からの一般公募で、GRAIL-AがEbb、GRAIL-BはFlowが選ばれた。 マサチューセッツ工科大学のMaria ZuberがGRAILの主任研究者で、ジェット推進研究所が計画を担当する。 重力分布の測定技術は地球観測衛星GRACEで使用されたものと似ており、探査機の設計はXSS-11を基としている。

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