He 112 (航空機) (original) (raw)
ハインケル He112は第二次世界大戦前にドイツのハインケル社で開発された単発のレシプロ戦闘機である。ハインケル社独特の楕円翼を持ち、逆ガルタイプの全金属製機で当時としては近代的な機体だったが、メッサーシュミットBf109との比較審査に敗れドイツ空軍での制式採用はならなかった。その後密閉式コックピットを持つ増加試作型が輸出用として少数生産された。 日本陸軍と日本海軍合わせて20機を発注した。1938年5月に12機が輸入された。しかし、テストの結果、採用に不適と判断され、残りの輸入はキャンセルされた。