IBMメインフレーム用オペレーティングシステムの歴史 (original) (raw)
IBMメインフレーム用オペレーティングシステムの歴史は、世界最大のメインフレーム機メーカーとして長期に渡り君臨したIBMの歴史であり、オペレーティングシステムの歴史の中でも特に注目に値する。 IBMが初期にメインフレーム用としてユーザーに提供していたオペレーティングシステム(OS)は、CP-67以降から実装された仮想マシン以外はそれほど革新的といえるものではなかった。しかし実績のある確かなテクノロジーを優先する同社の姿勢は評判を呼び、コンピュータの購入希望者はIBMのシステムであれば間違いないと納得しやすかった。IBMのメインフレーム用OSであるz/OS、z/VM、 z/VSE、z/TPFは、1960年代に開発されたOSの後継バージョンで、大幅に改良されている。 当記事ではIBM提供のOS以外にも、IBM以外が提供したIBMメインフレームで著名なOSについても記載する。