IND万博線 (original) (raw)
IND万博線(INDばんぱくせん、英語: IND World's Fair Line)あるいは万博鉄道(ばんぱくてつどう、英語: World's Fair Railroad)は1939年のニューヨーク万国博覧会にあわせて会場であるフラッシング・メドウズ・コロナ・パークへのアクセスを容易にするため一時的に敷設されたINDの支線である。路線はINDクイーンズ・ブールバード線フォレスト・ヒルズ-71番街駅東側の本線とジャマイカ車両基地入出区線の分岐点からジャマイカ車両基地を通り抜け、現在のの経路に沿ってフラッシング・メドウズ・コロナ・パークを通過し、州間高速道路495号線と州間高速道路678号線のジャンクション付近の線内に唯一位置する駅である万博駅まで続いていた。 路線は1936年に計画され1938年に建設された。運行が行われたのは万博が開催された1939年から1940年の間で、運賃は地下鉄の基本運賃の2倍である10セントであった。また、この万博会場へのアクセスは当路線のみでなくIRTとBMTが共同運行していたIRTフラッシング線万博駅(現:メッツ-ウィレッツ・ポイント駅)もアクセスを担っていた。万博線および万博駅は万博終了後に廃止され、INDの路線の中で唯一廃止された路線と駅となった。路線の跡はジャマイカ車両基地に残されている。