NOνA (original) (raw)

NOνA(ノヴァ、NuMI Off-Axis νe Appearance)とは、フェルミ国立加速器研究所(フェルミラボ、Fermilab)の (Neutrinos at the Main Injector) から発せられるニュートリノを検出するよう設計された、素粒子物理学上の実験である。 の後継として、NOνA は2つの検出器から成る。検出器のうち1つはフェルミラボ内に設置され(前置検出器、near detector)、もう1つはミネソタ州北部に設置されている(後置検出器、far detector)。NuMI から発せられたニュートリノは後置検出器に達するまでに地中を 810 km 進むことになるが、この間に起きたニュートリノ振動によるミューニュートリノから電子ニュートリノへの遷移を検出することが NOνA の主目標である。変化するニュートリノの数を観測することにより、次の3つを達成することが期待されている。 * PMNS 行列 θ13 の測定 * CP 非保存位相 δ の観測 * ニュートリノの質量階層性の決定

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