ふぇにっくす (original) (raw)

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ふぇにっくす
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 日本カーフェリー
運用者 日本カーフェリー
建造所 三菱重工業神戸造船所(第1021番船)
姉妹船 せんとぽーりあぶーげんびりあはいびすかす
建造費 22億円[1]
航行区域 近海区域[2]
船級 第二種船[2]
経歴
起工 1970年2月28日[3]
進水 1970年10月2日[3]
竣工 1971年1月30日[3]
就航 1971年3月1日[3]
運航終了 1975年
要目
トン数 3,218.67 トン (純トン)[2]
総トン数 5954.34 トン[2]
全長 118.00 m[2]
垂線間長 106.00 m[2]
型幅 20.40 m[2]
型深さ 12.70 m[2]
満載喫水 5.70 m (計画)[2]
機関方式 ディーゼル
主機関 NKK-SEMT ピルスティク 12PC2V 単動4サイクルV型 2基[2]
推進器 三菱-KaMeWa 94S/4 4翼可変ピッチプロペラ 2軸[2]
最大出力 11,160 PS[2]
定格出力 9,480 PS[2]
最大速力 21.91 ノット(試運転最大)[2]
航海速力 19.0ノット[2]
航続距離 1,600海里[2]
旅客定員 1,010名[2]
乗組員 78名(職員13名、部員65名)[2]
車両搭載数 8トントラック40台、乗用車111台[2]
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ふぇにっくすは、日本カーフェリーが運航していたフェリー

日本カーフェリーの長距離航路用の第一船として三菱重工業神戸造船所で建造され、第二船のせんとぽーりあとともに1971年3月に京浜航路に就航した。

1974年3月、大阪航路に転配され、従来就航していたぶーげんびりあが係船された。

1975年に引退、アルジェリア国営海運会社(CNAN)に売却された。

京浜航路

大阪航路

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三菱重工業が初めて建造した長距離フェリーである。日本のフェリーとして初めてフィンスタビライザーを装備した[3]。また船内設備については旅行評論家の戸塚文子と日本カーフェリーの総務部長や造船所の社員によるヨーロッパのカーフェリー視察を踏まえてハイグレードなものとした[4]

カラーリング

船内の各設備は等級ごとにカラーリングが定められていた[3][2]

客室[2]

プロムナードデッキ[5]

Aデッキ[5]

Bデッキ[5]

Cデッキ[5]

Dデッキ

Eデッキ[5]

  1. ^ 週末ガイド 来月オープンのカー・フェリー 東京-宮崎船の旅 - 朝日新聞1971年2月19日夕刊
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 船の科学(1971年5月号,p46-56)
  3. ^ a b c d e f 三菱重工業株式会社神戸造船所 造船設計部「4.3 ふえにっくす」『関西造船協会誌』第142号、日本船舶海洋工学会、1971年、59-62頁、doi:10.14856/kansaiks.142.0_59、2020年6月22日閲覧。
  4. ^ 長距離フェリー誕生 - 「客船史」を散歩する(出版協同社)230-231頁
  5. ^ a b c d e 日本カー・フェリー向け自動車航走旅客船 - 三菱重工技報VOL.8 NO.5(1971年9月)