カイリー・ミノーグ (アルバム) (original) (raw)
カイリー・ミノーグ (アルバム)
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『カイリー・ミノーグ (Kylie Minogue)』 | |
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カイリー・ミノーグ の スタジオ・アルバム | |
リリース | 1994年9月19日2003年5月26日(再発盤) |
録音 | 1993年~1994年 |
ジャンル | ポップ、ダンス、ハウス、R&B、アシッドジャズ、アダルト・コンテンポラリー |
時間 | 57分12秒 |
レーベル | デコンストラクション、マッシュルーム・レコード、アリスタ・レコード |
プロデュース | Steve AndersonDave SeamanM PeoplePete HallerTerry FarleyJimmy Harry |
チャート最高順位 | |
3位(オーストラリア) 4位(イギリス)[1] | |
カイリー・ミノーグ アルバム 年表 | |
あなたも、M?(1991年)カイリー・ミノーグ(1994年)インポッシブル・プリンセス(1997年) | |
『カイリー・ミノーグ』収録のシングル | |
「コンファイド・イン・ミー」リリース: 1994年8月29日 「プット・ユアセルフ・イン・マイ・プレイス」リリース: 1994年11月14日 「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」リリース: 1995年7月10日 | |
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『カイリー・ミノーグ』(Kylie Minogue)は、1994年にリリースされたカイリー・ミノーグの5枚目のスタジオ・アルバムである。
自身の名前を冠したこの5枚目のスタジオ・アルバムはストック・エイトキン・ウォーターマンの手を離れ制作された初めてのアルバムである。プロデューサーにはブラザーズ・イン・リズムやM Peopleを起用。このアルバムは全英で4位、オーストラリアで3位をマークした。
日本盤 (BVCP-751) はスリーブケース仕様となっており、8枚折のフォトカードが同梱されていた。なお、カードの写真はフォトグラファーのエレン・ヴォン・アンワースによるものである。
2003年にはボーナス・ディスクを同梱したスペシャル・エディションがリリースされた。
このアルバムからは3枚のシングルが生まれた(「コンファイド・イン・ミー」「プット・ユアセルフ・イン・マイ・プレイス」「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」)。当初「タイム・ウィル・パス・ユー・バイ」が第4弾シングルとしてカットされる計画があったが、ニック・ケイヴとの「野薔薇」をリリースすることになったためキャンセルされた。なお、イギリス、オーストラリア等では「コンファイド・イン・ミー」が本アルバムからのファースト・シングルであったが、日本のみ「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」がファースト・シングルとして1994年10月21日に発売された[2]。
「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」は、作曲者であるJayn Hannahがヴォーカルを務めていたユニット、WITHIN A DREAMが1993年に発表した楽曲のカヴァーである。
「フォーリング」はペット・ショップ・ボーイズがソングライティングを手掛けているが、アレンジは彼らが制作したデモと大幅に異なっており、それについてメンバーのニール・テナントは「彼女のために、アップテンポのディスコソングを書いたのに、出来上がったのは何かさめた雰囲気の曲で、メロディーも取り除かれていて・・・だからあまり気を良くしていなくてね」と語っている[3]。なお、ペット・ショップ・ボーイズのデモ・ヴァージョンは彼らのアルバム『ヴェリー』の、2001年にリリースされた再発盤に『Falling (Demo for Kylie)』として収録されている[4]。
「ナッシング・キャン・ストップ・アス」は、イギリスの音楽ユニット、セイント・エティエンヌのカヴァー曲である。セイント・エティエンヌのメンバーとは本アルバムに向けてオリジナル楽曲も制作したが、発表はされなかった[5]。
「ラヴ・イズ・ウェイティング」は、日本盤ボーナストラックとして収録されたバージョンと、2003年リリースのスペシャル・エディションに収録されたバージョンとではヴォーカル・トラックが異なり、CDには記載されていないものの、2003年度版は"(Alternate Vocal)"とサブバージョン名が記されている[5]。
# | タイトル | 作詞・作曲 | プロデューサー | 時間 |
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1. | 「コンファイド・イン・ミー」(Confide in Me) | Steve Anderson、Dave Seaman、Owain Barton | Brothers in Rhythm | 5:51 |
2. | 「サレンダー」(Surrender) | Gerry DeVeaux、Charlie Mole | DeVeaux、John Waddle、Tim Bran | 4:25 |
3. | 「イフ・アイ・ワズ・ユア・ラヴァー」(If I Was Your Lover) | Jimmy Harry | Harry | 4:45 |
4. | 「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」(Where Is the Feeling?) | Wilf Smarties、Jayn Hanna | Brothers in Rhythm | 6:59 |
5. | 「プット・ユアセルフ・イン・マイ・プレイス」(Put Yourself in My Place) | Harry | Harry | 4:54 |
6. | 「デンジャラス・ゲーム」(Dangerous Game) | Anderson、Seaman | Brothers in Rhythm | 5:30 |
7. | 「オートマチック・ラヴ」(Automatic Love) | カイリー・ミノーグ、Inga Humpe、The Rapino Brothers | Brothers in Rhythm | 4:45 |
8. | 「ホエア・ハズ・ザ・ラヴ・ゴーン」(Where Has the Love Gone?) | Alex Palmer、Julie Stapleton | Pete Heller、Terry Farley | 7:46 |
9. | 「フォーリング」(Falling) | ニール・テナント、クリス・ロウ | Heller、Farley | 6:43 |
10. | 「タイム・ウィル・パス・ユー・バイ」(Time Will Pass You By) | Dino Fekaris、Nick Zesses、John Rhys | M People | 5:26 |
日本盤ボーナストラック
# | タイトル | 作詞・作曲 | プロデューサー | 時間 |
---|---|---|---|---|
11. | 「ラヴ・イズ・ウェイティング」(Love Is Waiting) | Mike Percy、Tim Lever、Tracy Ackerman | Brothers in Rhythm | 4:52 |
12. | 「ナッシング・キャン・ストップ・アス」(Nothing Can Stop Us) | Bob Stanley、Pete Wiggs | セイント・エティエンヌ | 4:06 |
- ^ “Kylie Minogue|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月18日閲覧。
- ^ Kylie Minogue - Where Is The Feeling? (CD) at Discogs
- ^ ペット・ショップ・ボーイズ1999年アルバム『ナイトライフ』日本盤CD(TOCP-65333)ライナーノーツより
- ^ iTunes - ミュージック - ペット・ショップ・ボーイズ「Very (2 CD Set)」
- ^ a b Kylie Minogue Rare and Unreleased