ギタリストの肖像 (original) (raw)

ギタリストの肖像

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『ギタリストの肖像』
ジョン・スコフィールドスタジオ・アルバム
リリース 1990年4月3日1990年4月18日日本の旗[1]
録音 1989年11月19日 - 21日 ニューヨーク パワー・ステーション[2]
ジャンル ジャズ
時間 63分22秒(CD
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース ピーター・アースキン、ジョン・スコフィールド
専門評論家によるレビュー
AllMusic 星3.5 / 5 link
ジョン・スコフィールド アルバム 年表
フラット・アウト(1989年)ギタリストの肖像 (1990年)心象(1991年)
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ギタリストの肖像』(原題:_Time on My Hands_)は、アメリカ合衆国ジャズギタリストジョン・スコフィールド1989年11月に録音・1990年に発表したスタジオ・アルバムブルーノート・レコード移籍第1弾アルバムに当たる[1][2]

本作よりスコフィールドのグループに加入したジョー・ロヴァーノは、1970年代初頭にバークリー音楽大学でスコフィールドと親しくなり、1993年にスコフィールドのグループを離れてからも、スコ・ロ・ホ・フォ名義のアルバム『oh!』(2002年)で共演するなど親交を保っている[3]。また、チャーリー・ヘイデンは本作でスコフィールドと初共演を果たした[4]

なお、スコフィールドは本作のレコーディング終了から間もない1989年11月27日、マッコイ・タイナーのアルバム『昔はよかったね』(1990年発売)収録曲のうち3曲を、タイナーとのデュオで録音した[5]

アメリカでは、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで自身初の1位獲得を果たした[6]

Michael G. Nastosはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「ここでの最も大きな心機一転は、かつてスコフィールド自身も会得した、初期フュージョン・ムーヴメントの定番パターンから脱却してみせたことだ。特に、よりハード・バップの血脈を引き継ぎつつ、カントリー的な弦の響きとオーネット・コールマン風のユニークなボイシングの両方からの影響を反映した"Farmacology"が好例である」と評している[2]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「これまでのジャズ・フュージョン的方向から更にモダンでジャジーな演奏になったと言えばいいだろうか」と評されている[1]

全曲ともジョン・スコフィールド作曲。9. - 11.はCDボーナス・トラック[2]

# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「ワバシュIII - Wabash III」 6:22
2. 「シンス・ユー・アスクト - Since You Asked」 6:13
3. 「ソー・スー・ミー - So Sue Me」 6:02
4. 「レッツ・セイ・ウィ・ディド - Let's Say We Did」 4:27
5. 「フラワー・パワー - Flower Power」 5:01
6. 「ストレンジャー・トゥ・ザ・ナイト - Stranger to the Light」 7:32
7. 「ノクターナル・ミッション - Nocturnal Mission」 4:17
8. 「ファーマコロジー - Farmacology」 6:44
9. 「タイム・アンド・タイド - Time and Tide」 5:53
10. 「ビー・ヒア・ナウ - Be Hear Now」 6:54
11. 「ファット・リップ - Fat Lip」 3:48
  1. ^ a b cジョン・スコフィールド/ギタリストの肖像 (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年8月15日閲覧。
  2. ^ a b c d Nastos, Michael G. “Time on My Hands - John Scofield”. AllMusic. 2021年8月15日閲覧。
  3. ^A Fireside Chat With Joe Lovano”. All About Jazz (2003年1月31日). 2021年8月15日閲覧。
  4. ^ 日本盤CD (TOCJ-5200)ライナーノーツ(熊谷美広、1990年2月)
  5. ^ McCoy Tyner - Things Ain't What They Used To Be (1990, CD) - Discogs
  6. ^John Scofield - Awards”. AllMusic. 2015年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月15日閲覧。
ジョン・スコフィールド
スタジオ・アルバム ジョン・スコフィールド (East Meets West) ラフ・ハウス フーズ・フー? バー・トーク エレクトリック・アウトレット ソーラー (with ジョン・アバークロンビー) スティル・ウォーム ブルー・マター ラウド・ジャズ フラット・アウト ギタリストの肖像 心象 グレイス・アンダー・プレッシャー ホワット・ウイ・ドゥ ジョン・スコフィールド&パット・メセニー (with パット・メセニー) ハンド・ジャイヴ グルーヴ・イレーション クワイエット A GO GO バンプ ワークス・フォー・ミー ウーバージャム oh! (スコ・ロ・ホ・フォ名義) アップ・オール・ナイト ザッツ・ホワット・アイ・セイ アウト・ラウダー (メデスキ、スコフィールド、マーチン&ウッド名義) ディス・ミーツ・ザット パイアティ・ストリート ア・モーメンツ・ピース ウーバージャム・ドゥ ジュース パスト・プレゼント カントリー・フォー・オールド・メン ハドソン (with ジャック・ディジョネットラリー・グレナディアジョン・メデスキ) コンボ66 スワロウ・テイルズ ジョン・スコフィールド アンクル・ジョンズ・バンド
ライヴ・アルバム ライヴ シノーラ アウト・ライク・ア・ナイト ピック・ヒッツ・ライヴ Scorched アンルート Saudades (トリオ・ビヨンド名義)
コンピレーション・アルバム ベスト・オブ・ジョン・スコフィールド ステディ・グルーヴィン
関連項目 マイルス・デイヴィス メデスキ、マーティン・アンド・ウッド