ジョニー・ラモーン (original) (raw)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジョニー・ラモーンJohnny Ramone
基本情報
出生名 John William Cummings
生誕 1948年10月8日アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ロングアイランド
死没 (2004-09-15) 2004年9月15日(55歳没)アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル パンク・ロック
職業 ギタリスト
活動期間 1974年1996年
共同作業者 ラモーンズ

ジョン・ウィリアム・カミングス(John William Cummings)ことジョニー・ラモーン(Johnny Ramone, 1948年10月8日 - 2004年9月15日)は、アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身のギタリスト。

パンク・ロック・バンド、ラモーンズを結成時から解散までリーダーとして率いた。身長は6フィート(約183cm)。これはジョニー直筆のインタビューによるものである。

2004年に前立腺癌のため没した。遺体は荼毘に付され、ハリウッドハリウッド・フォーエバー墓地英語版)のディーディー・ラモーン2002年ヘロインオーバードーズで死去)の墓の近くに建てられ、銅像の付いた記念碑に埋葬された。記念碑には、ヴィンセント・ギャロら友人のメッセージが刻まれている[1]

2003年ローリング・ストーン誌選定の『歴史上最も偉大な100人のギタリスト』で第16位にランクされ[1]2009年にはタイム誌選定の『10人の偉大なエレキギター奏者』の一人として取り上げられた[2]2011年、ローリング・ストーン誌選定の『歴史上最も偉大な100人のギタリスト』改訂版では第28位にランクされた。

後のUKパンクやスラッシュメタルに多大な影響を与えたダウン・ストローク一辺倒の高速バレーコード弾きが特徴であり、後期はオルタネイトピッキングを交えて更に高速化していった。この高速さは自身のテクニックの荒隠しだったとも言われ初期のギグは約24分で12曲以上を演奏していたと言われる(曰くやることをやって早く帰りたかったらしい)またソロらしいソロを一切弾かない(特に初期3部作)など技術に走ることなく(ステージ上では裏で待機する影武者に難所を弾かせていた事、更に4作目以降のレコーディングでは十分ギターが弾けるスタッフにソロ・パートを任せていたという話も)シンプル極まりない唯一無二のギター・スタイルを貫き通した。このようなお世辞にも技巧派とはいえないスタイルながら、今現在も評価を受けているのは、当時プログレ系、ハード・ロックの流行により高度な技術を必要としていたロックを簡素で明快な若者の音楽として取り戻し、世界中のロックキッズが音楽を始めるきっかけを与えたという功績が最大の理由とされる。

  1. ^The 100 Greatest Guitarists of All Time”. Rolling Stone. Wenner Media (18 September 2003). 2012年1月23日閲覧。
  2. ^ Tyrangiel, Josh (24 August 2009). “The 10 Greatest Electric-Guitar Players”. Time. http://www.time.com/time/photogallery/0,29307,1916544_1921867,00.html 2012年1月23日閲覧。