マスターオブウェポン (original) (raw)

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マスター オブ ウエポン_MASTER OF WEAPON_

ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 アーケード (AC) 対応機種一覧 メガドライブ (MD)PlayStation 4 (PS4)Nintendo Switch (NSW)
開発元 タイトー大阪研究所
発売元 タイトー
プロデューサー 島本享司
ディレクター 島本享司
デザイナー 石川幸生
プログラマー 島本享司村田武司阿部哲士近藤勝裕
音楽 小倉久佳渡部恭久
美術 石川幸生
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(1.56メガバイト
稼働時期 日本 1989年5月[1] 発売日一覧 MD日本 199109271991年9月27日PS4/NSW日本 202402152024年2月15日
対象年齢 IARC:7+
デバイス 8方向レバー2ボタン
システム基板 Bシステム
CPU MC68000 (@ 12 MHz)Z80 (@ 4 MHz)
サウンド YM2203 (@ 3 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン縦モニター320×224ピクセル60.00Hzパレット4096色
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マスター オブ ウエポン』(MASTER OF WEAPON)は、1989年5月にタイトーが発売した業務用ビデオゲーム[1]。第3次世界大戦後、世界を管理する「ゴッドシステム」に抗うために一人の少年が戦闘機に乗って戦う縦スクロールシューティングゲームである[1]

家庭用は1991年メガドライブ版が発売。アーケード移植版は2007年に発売されたPlayStation 2用ソフト『タイトーメモリーズII 下巻』に収録されたほか、2024年アーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4版とNintendo Switch版が配信された。

第3次世界大戦後、放射能汚染による環境破壊のために地球上は奇怪な生物が蔓延し、人類は絶滅の危機に襲われていた。人類は再びかつての繁栄を取り戻すために思考型コンピューター「ゴッドシステム」を造り上げた。しかし、「ゴッドシステム」は人類に対し悪夢のような独裁政治を開始。人類は個人の意思を持つことも許されず、造反した者は容赦なく処分された。だが今、失われた自由をもう一度人類の手に取り戻すために、1人の少年「ユキヲ」が立ち上がった。

主人公「ユキヲ」が搭乗するジェット機を操作し、「ゴッドシステム」を破壊する事を目的としている。

8方向レバー、2ボタン(対空ショット、対地フルオートバルカン)でプレイヤー機を操作する。オプションウェポンは、右下のゲージが溜まっているときに二つのボタンを同時押しすることによって使用することができる。ゲージは時間で回復する。

全6ステージ、1周エンド。コンティニュー4回以内でクリアした場合は真のボスが出現する(ランキング画面でもコンティニューの回数が表示される)。 全体のスピードが速いため難易度がかなり高い。

当時のアーケードゲームとしては珍しく、コンティニューしてもそれまで獲得したスコアがそのまま引き継がれる。

ディップスイッチ設定により、プレイヤー機を飛行機タイプまたはバイクタイプに変更することが可能である。『タイトーメモリーズII 下巻』やアーケードアーカイブス版ではオプション設定で変更できる。どちらのプレイヤー機でもゲーム的な違いは一切ない。

当時調整等で関わった仙波隆綱は、「バイクタイプは開発当初『AKIRA』をモチーフとしていた名残で、営業サイドからの要望で飛行機に変更した」と語っている。ちなみに搭乗しているパイロットの名前はユキヲ(YUKIWO)であり、当初のタイトルも『YUKIWO』だった。

空中弾パワーアップ

スピードアップ

オプションウエポン

以下の文字の書かれたパネルを取得するとオプションウエポンが変更できる。ミスすると初期状態に戻る。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 マスター オブ ウェポン 日本 199109271991年9月27日 メガドライブ KID タイトー 4メガビットロムカセット[2] T-11063 -
2 タイトーメモリーズII 下巻 日本 200703292007年3月29日 PlayStation 2 タイトー タイトー CD-ROM SLPM-66713 アーケード版の移植
3 タイトーメモリーズII 下巻_エターナルヒッツ_ 日本 200706262007年6月26日 PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-55018 アーケード版の移植廉価版
4 マスター オブ ウエポン 日本 2024年2月15日[3][4][5][6] PlayStation 4Nintendo Switch タイトー ハムスター ダウンロードアーケードアーカイブス - アーケード版の移植

アーケードアーカイブス版

アーケード版

メガドライブ版

評価
レビュー結果媒体結果ファミ通22/40点 (MD)[8]メガドライブFAN13.07/30点 (MD)[2]Aktueller Software Markt5/12点 (MD)[9]メガドライブ大全否定的 (MD)[10]

アーケード版

ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』(1991年)内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「ビルが崩れていく様子は迫力があった」と演出面に関して肯定的なコメントで紹介されている[11]

メガドライブ版

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.44 2.13 2.38 2.06 2.06 2.00 13.07

本作の音楽は、ZUNTATAのメンバーだっだ小倉久佳からの委嘱を受けて、フリーランスのサウンドチームの「ピンチパンチ」が担当した。スタッフロールに記載は無いものの、ポニーキャニオンから販売されたサウンドトラック「タイトーDJステーション」の付属冊子では、該当のフリーランスの名が触れられている[12]

  1. ^ a b cタイトーからWSフリッパー「ジョーカーズ」 カード遊び採用 TV機「マスター・オブ・ウエポン」基板も」『ゲームマシン』第357号(アミューズメント通信社)1989年6月1日、17面。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ。
  2. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、65頁。
  3. ^【アケアカ】『マスター オブ ウエポン』Switch/PS4で2月15日配信。さまざまなウエポンを駆使して変異した怪物や機械兵器に立ち向かえ”. ファミ通.com. KADOKAWA (2024年2月14日). 2024年2月15日閲覧。
  4. ^ 簗島 (2024年2月14日). “「アーケードアーカイブス マスター オブ ウエポン」2月15日配信。荒廃した地球で怪物や機械兵器と戦う,1989年にタイトーから発売されたSTG”. 4Gamer.net. Aetas. 2024年2月15日閲覧。
  5. ^ 長岡 頼 (2024年2月14日). “タイトーのSTG「マスター オブ ウエポン」がアーケードアーカイブスにて2月15日配信”. GAME Watch. インプレス. 2024年2月15日閲覧。
  6. ^ Gamer編集部 (2024年2月14日). “「アーケードアーカイブス マスター オブ ウエポン」が2月15日に配信!暴走したコンピューターを止めるため戦うSTG”. Gamer. ixll. 2024年2月15日閲覧。
  7. ^マスターオブウェポン - みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki”. マスターオブウェポン - みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki. 2021年10月18日閲覧。
  8. ^ a bマスター・オブ・ウエポン まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2019年4月28日閲覧。
  9. ^Master of Weapon for Genesis (1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2019年4月28日閲覧。
  10. ^ a b 「Chapter 04 1991年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、91頁。ISBN 9784872338805
  11. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、175 - 216頁、ASIN B00BHEECW0
  12. ^PCCB-00037 | Taito DJ Station -G.S.M. Taito 5- - VGMdb” (英語). website. 2020年8月30日閲覧。