マーカス・スマート (original) (raw)

マーカス・スマート

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マーカス・スマート_Marcus Smart_

ボストン・セルティックスでのスマート(2021年)
メンフィス・グリズリーズ No.36
ポジション PG / SG
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 Cobra
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1994-03-06) 1994年3月6日(30歳)
出身地 テキサス州フラワーマウンド
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 100kg (220 lb)
キャリア情報
高校 エドワードS・マーカス高等学校
大学 オクラホマ州立大学
NBAドラフト 2014年 / 1巡目 / 全体6位[1]
ボストン・セルティックスから指名
プロ選手期間 2014年–現在
経歴
20142023 ボストン・セルティックス
2014 メイン・レッドクローズ
2023 メンフィス・グリズリーズ
受賞歴
NBA最優秀守備選手賞 (2022) 3× NBAオールディフェンシブファーストチーム (2019, 2020, 2022) NBAオールルーキーセカンドチーム (2015) 3× NBAハッスル賞 (2019, 2022, 2023) オールアメリカン・コンセンサスセカンドチーム (2013) オールアメリカンサードチーム - NABC (2014) ビッグ12最優秀選手賞 (2013) 2× オールビッグ12ファーストチーム (2013, 2014) ウェイマン・ティスデイル賞 (2013) ビッグ12新人王 (2013) マクドナルド・オール・アメリカン (2012) テキサス州ミスター・バスケットボール (2012)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 U-19 ワールドカップ 金メダル - 1位 2013 チェコ U-18 アメリカ選手権 金メダル - 1位 2012 ブラジル

マーカス・オズモンド・スマートMarcus Osmond Smart, 1994年3月6日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州フラワーマウンド出身のプロバスケットボール選手。NBAメンフィス・グリズリーズに所属している。ポジションはポイントガード

オクラホマ州立大学で2年間プレーし、"NCAA" トーナメントでも活躍。2014年のNBAドラフトアーリーエントリー[1]、6位という高評価でボストン・セルティックスから指名された[2][3]

スマート 2014年6月

1年目の2014-15シーズンは、これまで先発を務めていたラジョン・ロンドが、12月にダラス・マーベリックスに移籍したことで、シーズン途中から先発に抜擢。2015年3月20日のサンアントニオ・スパーズ戦でマット・ボナーに暴行を加え、退場処分と出場停止処分を受ける失態を犯したものの[4]、最終的には67試合に出場、平均7.8得点、3.1アシストを記録し、チームの2年振りのプレーオフ出場に貢献したことが評価され、NBAオールルーキーチームのセカンドチームに選出された。

2018年3月16日、チームはスマートが右手親指の手術を行い6週から8週間の離脱になると発表した[5]。4月24日のプレーオフ1回戦、対ミルウォーキー・バックスの第5戦で復帰、9得点、5リバウンドを記録し、試合は92-87で勝利した[6]

2021-22シーズン、ディフェンスの活躍が評価され、NBA最優秀守備選手賞を受賞する。

2023年6月22日、ウィザーズグリズリーズセルティックスの3チーム間のトレードでグリズリーズに移籍した[7]

2017年

オフェンスでは平均的なシュート率だが、守備面においては、かなり積極的であり、自身より背の高い選手に対しても体を使ってターンオーバーやタフショットにさせることが得意としている[8][9]

略称説明
GP 出場試合数 GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
BPG 平均ブロック PPG 平均得点 太字 キャリアハイ
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 BOS 67 38 27.0 .367 .335 .646 3.3 3.1 1.5 .3 7.8
2015–16 61 10 27.3 .348 .253 .777 4.2 3.0 1.5 .3 9.1
2016–17 79 24 30.4 .359 .283 .812 3.9 4.6 1.6 .4 10.6
2017–18 54 11 29.9 .367 .301 .729 3.5 4.8 1.3 .4 10.2
2018–19 80 60 27.5 .422 .364 .806 2.9 4.0 1.8 .4 8.9
2019–20 60 40 32.0 .375 .347 .836 3.8 4.9 1.7 .5 12.9
2020–21 48 45 32.9 .398 .330 .790 3.5 5.7 1.5 .5 13.1
2021–22 71 71 32.3 .418 .331 .793 3.8 5.9 1.7 .3 12.1
2022–23 61 61 32.1 .415 .336 .746 3.1 6.3 1.5 .4 11.5
2023–24 MEM 20 20 30.2 .430 .313 .768 2.7 4.3 2.1 .3 14.5
通算 601 380 30.0 .388 .323 .776 3.5 4.6 1.6 .4 10.7
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015 BOS 4 3 22.5 .483 .231 .533 2.8 1.3 .3 .3 9.8
2016 6 1 32.2 .367 .344 .810 4.5 3.0 1.7 .8 12.0
2017 18 3 29.9 .351 .397 .640 4.7 4.7 1.5 .9 8.6
2018 15 4 29.9 .336 .221 .735 3.7 5.3 1.7 .7 9.8
2019 2 0 16.0 .091 .091 .667 2.0 2.0 1.5 .0 3.5
2020 17 16 38.1 .394 .333 .875 5.2 4.6 1.2 .5 14.5
2021 5 5 36.0 .439 .372 .714 4.4 6.0 1.0 .2 17.8
2022 21 21 36.2 .405 .350 .806 4.5 5.9 1.2 .2 15.4
2023 20 20 34.0 .453 .361 .800 4.0 5.1 1.3 .3 14.9
通算 108 73 33.8 .396 .334 .762 4.3 4.9 1.3 .5 12.8
  1. ^ http://espn.go.com/nba/draft2014/story/_/id/10746052/marcus-smart-oklahoma-state-cowboys-entering-nba-draft
  2. ^ http://www.nba.com/celtics/news/celtics-select-smart-and-young-first-round
  3. ^ http://www.nba.com/celtics/news/pressrelease/celtics-sign-2014-draft-picks
  4. ^ http://www.nba.com/2015/news/03/21/celtics-smart-suspended-one-game/
  5. ^ Jeff Zillgitt (2018年3月16日). “Celtics' Marcus Smart will have surgery on thumb” (英語). usatoday.com. USA Today. 2018年3月18日閲覧。
  6. ^Horford, Smart lift Celtics over Bucks 92-87 for 3-2 lead” (英語). ESPN.com (2018年4月24日). 2018年4月25日閲覧。
  7. ^Memphis Grizzlies acquire Marcus Smart in three-team trade with Boston Celtics and Washington Wizards” (2023年6月23日). 2023年7月16日閲覧。
  8. ^Why Marcus Smart Is The Celtics' Heart & Soul” (英語). Hartwell, Darren nbcsports.com (2019年10月31日). 2020年2月29日閲覧。
  9. ^Who Are The NBA’s Best Defenders Right Now?” (英語). fivethirtyeight.com/ (November 28, 2017). January 14, 2020閲覧。
NBA最優秀守備選手賞
1980年代 1982-83 シドニー・モンクリーフ(MIL) 1983-84 シドニー・モンクリーフ②(MIL) 1984-85 マーク・イートン(UTA) 1985-86 アルヴィン・ロバートソン(SAS) 1986-87 マイケル・クーパー(LAL) 1987-88 マイケル・ジョーダン(CHI) 1988-89 マーク・イートン②(UTA) 1989-90 デニス・ロッドマン(DET)
1990年代 1990-91 デニス・ロッドマン②(DET) 1991-92 デビッド・ロビンソン(SAS) 1992-93 アキーム・オラジュワン(HOU) 1993-94 アキーム・オラジュワン②(HOU) 1994-95 ディケンベ・ムトンボ(DEN) 1995-96 ゲイリー・ペイトン(SEA) 1996-97 ディケンベ・ムトンボ②(ATL) 1997-98 ディケンベ・ムトンボ③(ATL) 1998-99 アロンゾ・モーニング(MIA) 1999-00 アロンゾ・モーニング②(MIA)
2000年代 2000-01 ディケンベ・ムトンボ④(PHI) 2001-02 ベン・ウォーレス(DET) 2002-03 ベン・ウォーレス②(DET) 2003-04 ロン・アーテスト(IND) 2004-05 ベン・ウォーレス③(DET) 2005-06 ベン・ウォーレス④(DET) 2006-07 マーカス・キャンビー(DEN) 2007-08 ケビン・ガーネット(BOS) 2008-09 ドワイト・ハワード(ORL) 2009-10 ドワイト・ハワード②(ORL)
2010年代 2010-11 ドワイト・ハワード③(ORL) 2011-12 タイソン・チャンドラー(NYK) 2012-13 マルク・ガソル(MEM) 2013-14 ジョアキム・ノア(CHI) 2014-15 カワイ・レナード(SAS) 2015-16 カワイ・レナード②(SAS) 2016-17 ドレイモンド・グリーン(GSW) 2017-18 ルディ・ゴベア(UTA) 2018-19 ルディ・ゴベア②(UTA) 2019-20 ヤニス・アデトクンボ(MIL)
2020年代 2020-21 ルディ・ゴベア③(UTA) 2021-22 マーカス・スマート(BOS) 2022-23 ジャレン・ジャクソン・ジュニア(MEM) 2023-24 ルディ・ゴベア④(UTA)
NBAオールルーキーチーム2014-15シーズン
1stチーム アンドリュー・ウィギンス (ミネソタ・ティンバーウルブズ) ROY ニコラ・ミロティッチ(シカゴ・ブルズ) ナーレンズ・ノエル (フィラデルフィア・76サーズ) エルフリッド・ペイトン (オーランド・マジック) ジョーダン・クラークソン (ロサンゼルス・レイカーズ) 2ndチーム マーカス・スマート (ボストン・セルティックス) ザック・ラヴィーン (ミネソタ・ティンバーウルブズ) ボヤン・ボグダノヴィッチ(ブルックリン・ネッツ) ユスフ・ヌルキッチ (デンバー・ナゲッツ) ラングストン・ギャロウェイ (ニューヨーク・ニックス)

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