柴田昌弘 (original) (raw)

柴田昌弘

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柴田 昌弘
本名 柴田誠[注 1]
生誕 (1949-12-26) 1949年12月26日(74歳)[1]日本の旗 日本三重県松阪市[1]
職業 漫画家
活動期間 1973年 - 2009年
ジャンル 少女漫画少年漫画青年漫画
代表作 紅い牙シリーズラブ・シンクロイドサライ
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柴田 昌弘(しばた まさひろ、1949年12月26日 - )は、日本の元漫画家

妻は漫画家の市川ジュン。2015年より京都精華大学ストーリーマンガコース教員。

三重県松阪市出身[1]成蹊大学卒業。

「別冊マーガレット」(集英社)1973年6月号に掲載された「白薔薇の散る海」でデビュー(投稿3作目[1])。投稿時代より鈴木光明主宰の「三日月会」に入会した縁で仲間となった和田慎二アシスタントをデビュー後に一時期務める[1]少女漫画にメカニックやハードなSF・サスペンスの要素を大いに取り込み、人気を博した。少年漫画を経て、青年漫画を中心に活動していた。代表作に『紅い牙 ブルーソネット』など。

浅香晶原作の「スーパー★ノバ」シリーズなどライトノベルの挿絵も複数担当している。

フォア・ナインから発売されたアダルトゲーム『リリス』ではキャラクターデザインを担当している。

「サライ」の長期連載完結を迎え、公式サイトにて今後の予定を発表。以下本人言

長期連載の終了というタイミングもありましたので以前より打診のあったお誘いを受け、マンガ学部のある京都の大学で非常勤講師などをやることになりました。とりあえず一年間。……
……同人活動も終了したことですし、ろくに更新もしない当HPはそろそろ閉じ時かと思います。新たに立ち上げるのもアリかなと。気分も一新したいですしね。とりあえず談話室だけは切り離して継続ということで。 — 2008年3月30日

2008年5月6日、公式サイト閉鎖。少年画報社「ヤングキング」誌での『サライ』がプロ漫画家としての最後の連載作品となった。

2009年6月30日発行の菊地秀行・著『ミーくんの番長日記』のイラストを担当。その後漫画家を引退。

主に超能力、メカニックなどのSF漫画を手がける。長編作品においては、超人的な能力を持つ十代半ばの少年少女が世界の命運をかけて戦うといったストーリーが多く見られ、ヒロインを中心とする女性たちのお色気シーンが頻繁に描かれるのも特徴。

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  1. ^ p.458に本名・出身地・生年月日・現住所・血液型を記載[1]

  2. ^ a b c d e f 「日本漫画家名鑑500」編集委員会 1992, p. 458-459.

  3. ^ 発表当時およびマーガレット・コミックス「紅い牙II 鳥たちの午後」では「みどりの少年ー青木ガ原心中ー」だったが、St comicsに収録の際に改題された。

  4. ^ 宗三郎ではなく、聖蘭学園事件に関わった3人の同志のうち志筑優が主人公となったスピンオフ作品

  5. ^ 発表当時およびマーガレット・コミックス「紅い牙 狼少女ラン」収録時は「メデューサ号の秘密」だったが、St comicsに収録される際に改題された。

  6. ^ 題名は『海底人8823』(はやぶさ)のパロディ。発表当時および花とゆめコミックス「盗まれたハネムーン」収録時は「海底土人8823」であったが、後に改題された。

  7. ^ ソノラマコミック文庫「柴田昌弘傑作集 (4) ミッシングアイランズ」朝日ソノラマ、2005年2月。ISBN 4-257-72274-6

  8. ^ 『冥界人形レヴィ・ドール』の原型、序章と言うべき読み切り作品。花とゆめCOMICS「ミッシングアイランズ」およびソノラマコミック文庫「冥界人形レヴィ・ドール」に収録。