比肩 (original) (raw)

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比肩(ひけん)は、日本語の意味として、同等の、匹敵する、相当するなどの意味のある熟語。

使用例「交響曲にも_比肩_する優れた室内楽作品」

また四柱推命でも使われる概念。通変の一つ。本稿では後者について扱う。例として生年月日を干支表・暦に当てはめて甲子の日に出生したものは、甲子甲戌甲申甲辰甲寅の年月日時が比肩の時期にあたる。

すなわち生日の天干を自分自身になぞらえ、それと同じものが干支暦の天干にあらわれるときである。

比肩はまったく自分自身と同じことから、おおむね実の兄弟を象徴する。また表裏のない自我をあらわす人物なので個性的な一面ももつ。何とか肩を比べたい-他者と肩を並べたい-とする点から、競争・別離・対立を招くこともある。

例として2004年(甲申年)の甲子日に出生した者があたる。2007年なら丁卯日なども該当。

比肩は自分自身の助力になることから、自分自身の運勢の強弱によって当否が分かれる。

日干が旺強のときは好まれない。日干が甲なら月・月(2月、3月)生まれであると、甲は時令を得て強い。この時は比肩は原則的には避けるべき天干にあたる。すなわち比肩の年に兄弟との争いや不要な競争に巻き込まれ、財産を失う事象が予測される。

日干が衰弱のときは、気概を示し活躍を助ける仲間が出現すると見る。日干が甲なら月・月(7月、8月)生まれであると甲は弱い。比肩の加勢によって財星にあたる必要があり、歓迎すべき用神になる。