石川 (藤沢市) (original) (raw)

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石川
町丁大字
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地図北緯35度22分37秒 東経139度27分10秒 / 北緯35.376967度 東経139.452756度 / 35.376967; 139.452756
座標位置:石川コミュニティセンター 付近
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 藤沢市
地区 六会地区、湘南大庭地区湘南台地区、遠藤地区[1]
人口情報(2023年(令和5年)9月1日現在[2]
人口 18,465 人
世帯数 8,315 世帯
面積[3]
2.811802666 km²
人口密度 6566.96 人/km²
郵便番号 252-0815[4]
市外局番 0466(藤沢MA[5]
ナンバープレート 湘南
ウィキポータル 日本の町・字神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県 ウィキプロジェクト 日本の町・字
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石川(いしかわ)は、神奈川県藤沢市町丁大字。現行行政地名は石川一丁目から石川六丁目と、大字石川。住居表示は未実施区域[6]

地図外部リンク
石川の範囲 北東部に飛び地がある。
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引地川(石川橋付近)

県道43号 一丁目付近から南方向

藤沢市のほぼ中央に位置する。南北に縦断する県道43号主要地方道であり、藤沢市中心部と県央部を結んでいる事から交通量が多く、区域内においても商業施設が多く、秋葉台公園とも隣接する。

北部は引地川支流と県道43号沿いの相模野台地であり桐原町と隣接している。このため、周辺には大型工場・工業団地・ジスティクスセンター[注 1]などが多く見られる。

南部は大庭より続く引地川沿いの低地である。湘南ライフタウンの一部となっており善行団地とも隣接している。

区域の多くが北部第二(二地区)土地区画整理事業によって区画整理された住宅地が広がる。

地区全体が藤沢市北部の拠点である湘南台に近い事もあり、施設名に湘南台の名を掲げる例が多い。

開発が進む一方で、石川丸山谷戸には野生のホタルが見られ、貴重な里山として神奈川県の里地里山保全等地域に認定されている[7]

なお、北東部の桐原町内に飛び地がある。

藤沢市の13の行政地区の区分けでは、市内最多の4地区に分けられている[8]

かつて石川に含まれた地域に関しては後述。

住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、石川3丁目8番15外の地点で15万1000円/m2、石川5丁目25番35外の地点で16万3000円/m2となっている[9]

正保年間の相模国高座郡石川村周辺(拡大)。右側が北。
新編相模国風土記稿 第3輯大住・愛甲・高座郡 正保改定図より抜粋。

北部第二土地区画整理事業によって南鍛冶山遺跡が発掘調査され、石川には旧石器時代から人々の営みがあった事が明らかになっている[10]。南鍛冶山遺跡からは縄文・古墳・奈良・平安・中近世までの遺跡・遺構が発見されている。

古くは「石河」「石志加皮」とも表記された[11]

平安から鎌倉時代にかけて南に隣接する大庭郷を中心とした荘園、大庭御厨が成立しているが、北端とされる「大牧崎」が現在のどの地域をさすかが不明なため、石川が大庭御厨に含まれていたかどうかは定かではない。

鎌倉時代御家人で、後に浄土宗開祖の法然に帰依した道弁相模国大庭御厨石川郷の出身と伝わる(ただし一説によれば彼は隣の渋谷荘を治める渋谷氏出身で、石川郷も渋谷荘であったという)。

戦国時代には石川六人衆(西山土佐・内島和泉・佐川図書・田城加賀・市川越後・伊沢伊織)と呼ばれる豪族がこの地に勢力を伸ばした[11]。南西部に位置する佐波神社は彼らによって勧請されたと伝えられる[12]。現在、彼らの名前は一部の地名や施設名に名残を残す(伊澤稲荷神社など)。

豊臣秀吉による小田原征伐の際に隣の遠藤村の寺に出された制札には「シホヤノ庄[注 2]石川之郷」との表記が見える[13]

江戸時代旗本の中根貞重が200石を与えられて以来、中根氏による知行が続いた[14]

廃藩置県後は、周辺の5村と合併し六会村となる。「六会」の由来はこのときの6村による6ヶ村組合から。

戦後は藤沢市に合併し、開発によって発展・住宅地化し、以前の田畑が広がる風景は想像しにくくなりつつある。

全国各地にある石を流す川、小石混じりの川周辺の地形をさす。引地川が相模野台地を削って出来た石の多い地形をさすと考えられる。

地図外部リンク
今昔マップ on the webでみる石川の地図の変遷
1896〜1909年 明治39年測地の地図。六会村石川。
1917〜1924年 北西に横須賀水道が見える。小田急は開通前。
1944〜1954年 岡田屋敷地区の東に日大農学部が見える。藤沢市石川。
1965〜1968年 ライフタウン整備前。引地側に横浜水道が通る。
1975〜1978年 区画整理により桐原工業団地が登場。現・天神町付近も区画整理される。
1983〜1987年 北部の区画整理が完了
1992〜1995年 南部の区画整理が完了
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これら[28]は丁目表示されない場所や、交差点名やバス停名などに今も残る。

なお、一部は善行団地、桐原町、天神町として分離している。

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藤沢市北部の工業地帯周辺に位置するため住宅地・市街地と準工業地帯が混在する。地区の南部を中心に建築関連の企業が多く、特に大手建材メーカー・リフォームメーカーのショールームの集積が見られる。

石川地区の主な建材・リフォームショールーム

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LIXIL 藤沢水まわりショールーム[29] 北緯35度22分36.9秒 東経139度27分14秒

2023年(令和5年)9月1日現在(藤沢市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]

大字丁目 世帯数 人口
石川 1,118世帯 2,728人
石川一丁目 1,073世帯 2,342人
石川二丁目 743世帯 1,689人
石川三丁目 1,014世帯 2,462人
石川四丁目 1,593世帯 3,526人
石川五丁目 1,325世帯 2,735人
石川六丁目 1,449世帯 2,983人
8,315世帯 18,465人

国勢調査による人口の推移。

人口推移

人口
1995年(平成7年)[32] 13,031
2000年(平成12年)[33] 14,625
2005年(平成17年)[34] 16,589
2010年(平成22年)[35] 17,145
2015年(平成27年)[36] 17,997
2020年(令和2年)[37] 18,532

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移

世帯数
1995年(平成7年)[32] 5,283
2000年(平成12年)[33] 5,409
2005年(平成17年)[34] 6,313
2010年(平成22年)[35] 6,728
2015年(平成27年)[36] 7,252
2020年(令和2年)[37] 7,942

当区域において市立小・中学校に通う場合、学区は目安として以下の通りとなる。

詳細については,学区明細地図の参照が必要である(2020年2月時点)。[38]

丁目 番地 小学校 中学校
石川1丁目 1番地~23番地,29番地,30番地の一部 石川小学校 滝の沢中学校
24番地~28番地,30番地の一部,31番地~32番地,35番地 天神小学校 六会中学校
石川2丁目 全域
石川3丁目 全域 石川小学校 滝の沢中学校
石川4丁目 1番地~37番地,38番地の一部,39番地~40番地,677番地-1,734番地
38番地の一部 駒寄小学校
石川5丁目 1番地~9番地 秋葉台小学校 秋葉台中学校
10番地~35番地 石川小学校
石川6丁目 全域 秋葉台小学校
石川番地 20番地~4090番地の一部 天神小学校
1735番地~1926番地の一部 秋葉台中学校
635番地~795番地の一部 駒寄小学校 滝の沢中学校
3869番地~4894番地の一部 善行小学校 善行中学校
一部 秋葉台小学校 六会中学校

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[39]

大字丁目 事業所数 従業員数
石川 95事業所 1,306人
石川一丁目 73事業所 1,003人
石川二丁目 49事業所 607人
石川三丁目 46事業所 302人
石川四丁目 53事業所 576人
石川五丁目 96事業所 1,238人
石川六丁目 139事業所 1,867人
551事業所 6,899人

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移

事業者数
2016年(平成28年)[40] 584
2021年(令和3年)[39] 551

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移

従業員数
2016年(平成28年)[40] 6,907
2021年(令和3年)[39] 6,899

2021年現在、当地を通る鉄道路線はない。

相鉄いずみ野線延伸による新駅構想(石川6丁目イトーヨーカドー付近、いずみ野線A駅)があり[41]、いずみ野線A駅周辺まちづくり連絡会が設置され、まちづくりに関する意見交換やいずみ野線の延伸についての情報共有等が行われている。[1]

当地直線距離での最寄り駅は小田急江ノ島線六会日大前駅がであるが、バス便は交通拠点である湘南台駅に集中している。

神奈川中央交通のツインライナー。[湘25]南大山バス停に停車する。

2019年5月現在、当地北部を中心に湘南台駅西口へと向かう多くの便が頻繁に運行されている。

南大山バス停は連節バスツインライナー)による急行が平日・土曜に停車し、最大1時間当たり10本のバスが運行されており、利便性が非常に高い。

また、県道43号線沿いからは藤沢駅北口へと向かう事も可能である。

辻堂駅行きは1系統のみの運行であるが、南西部であれば大庭の湘南ライフタウン方面へ歩く事で、湘南ライフタウンと辻堂間を運行するバスを利用する事が可能である。

当地西端にある神奈川県道43号藤沢厚木線周辺に、スーパーや大型商業施設の出店が相次いでおり、活況な状況にある。

* マクドナルド 藤沢石川店

  1. ^ 桐原工業団地いすゞ自動車藤沢工場、HGSTウェスタン・デジタルプレス工業藤沢工場、東京ラヂエーター製造など。

  2. ^ 新編相模国風土記稿にはおそらく誤記であろうとの注釈がある。「蓋偶記ノ誤ナリ。」

  3. ^ 厳密には石川山田交差点を挟み、円行地区にある 藤沢ショールーム │ ショールーム │ クリナップ

  4. ^ 善行地区の中学校であるが住所は石川である。 - 学校名、校長名、所在地、TEL、FAX、学級数、児童・生徒数、交通 - 藤沢市立善行中学校

  5. ^ a b 店名は「湘南台」だが住所は石川。

  6. ^ a b 1970年頃の写真がリンク先で見られる。 - 公益財団法人藤沢市まちづくり協会 galleryライフタウン

  7. ^ 山号を高座山、院号を寿宝院と称す。神仏分離に伴い明治初期に廃寺。旧字中村に存在した 老友ふじさわ第35号昭和58年2月1日

  8. ^ 13地区別・年齢別人口(2014年10月1日現在)|藤沢市

  9. ^ a b町丁字別人口と世帯数(国勢調査を基準とした推計値)2023年9月” (PDF). 藤沢市 (2023年9月6日). 2023年9月21日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)

  10. ^『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年8月25日閲覧。(CC-BY-4.0)

  11. ^ a b石川の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月25日閲覧。

  12. ^市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。

  13. ^住居表示実施区域”. 藤沢市. 2018年2月26日閲覧。

  14. ^ a b 里地里山保全等地域の選定及び里地里山活動協定の認定の状況

  15. ^ 13地区別・年齢別人口(2015年4月1日現在)|藤沢市

  16. ^国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年8月9日閲覧。

  17. ^ a b 藤沢市内の遺跡> 六会地区> 南鍛冶山遺跡 | みゆネットふじさわ

  18. ^ a b 藤沢市湘南台 | 湘南台アーカイヴ | 湘南台大好き

  19. ^ 藤沢市|藤沢市文化財ハイキングコース「石川・南鍛冶山コース」

  20. ^ a b c d e f 間宮士信 等編『新編相模国風土記稿』鳥跡蟹行社〈第3輯 大住・愛甲・高座郡〉、1888年。NDLJP:763969/423

  21. ^ a b c 堀田正敦『寛政重脩諸家譜』林述斎ら、國民圖書〈第3輯〉、1923年。NDLJP:1082714/516

  22. ^ 浄土宗全書 第10巻 26p 決答授手印疑問鈔 良忠

  23. ^ 浄土宗全書 第10巻 89P 授手印決答受決鈔 良心

  24. ^ 六会地区の紹介|藤沢市

  25. ^ 藤沢市文書館 市史編さん

  26. ^ 北部第二(一地区)土地区画整理事業|藤沢市

  27. ^ 石川東部土地区画整理事業|藤沢市

  28. ^ 北部第二(二地区)土地区画整理事業(市施行)|藤沢市

  29. ^ 1988年(昭和63年)3月8日自治省告示第33号「住居表示が実施された件」

  30. ^ 今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室) 1917〜1924年

  31. ^ 今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室) 1944〜1954年

  32. ^ a b c 今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室) 1944〜1954年

  33. ^ a b 平成27年度資源とごみの収集ブロック索引(自治会別・あ〜こ)|藤沢市

  34. ^ a b 今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室) 1927〜1939年

  35. ^ 老友ふじさわ第35号昭和58年2月1日

  36. ^ LIXIL | LIXIL藤沢水まわりショールーム

  37. ^ ショールーム 神奈川県一覧 | タカラスタンダード 「きれい」と暮らそう、高品位ホーロー。

  38. ^ フレッシュハウス【お客様向け】|藤沢ショールーム | ショールーム一覧

  39. ^ a b平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。

  40. ^ a b平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。

  41. ^ a b平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。

  42. ^ a b平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。

  43. ^ a b平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。

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  47. ^ a b経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。

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  52. ^ 北部環境事業所|藤沢市

  53. ^ 藤沢北警察署管内の交番紹介

  54. ^ 消防防災訓練センター|藤沢市

  55. ^ 石川児童館(ぼうけんじま)|藤沢市

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  64. ^郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。

遠藤 菖蒲沢 湘南台桐原町 円行
遠藤 北 亀井野天神町
西 石川 東
南
大庭 大庭 善行団地善行坂