迎え火 (original) (raw)

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マコモを使用した迎え火

静岡県沼津市久連で行われる迎え火。7月31日に集落の住民が集まり、海に向かって行われる。薪を井の字に組み一斉に着火する。この手法は近隣の他の集落では行われていない。

迎え火(むかえび)とは、客人や神霊をむかえるためにたくのことである。神迎えや婚礼、葬式にも使われるが、一般的にはお盆の時の先祖の霊を迎え入れるためにたく野火のことを指す。1日から7日にやる地方もあるが、一般的には7月13日または8月13日の夕刻に行う。地域によっては御招霊など大掛かりなものもある。以前からあったが、年中行事として定着したのは江戸時代と言われている。

また迎え火の変形として盆提灯がある。これも同じく先祖の霊を迎え入れるための目印であり、また先祖の霊が滞在しているしるしであるとされる。この風習は鎌倉時代から行われている。さらに竿燈五山送り火のように発展したり、送り火に変化したものもある。

地域や条件により様々有って統一様式はないが、

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火災等の原因になることもあるため、焙烙の上で焚いたり、盆提灯に電灯を灯したり、装飾のみで迎え火とする場合もある。