MAGIC (B'zのアルバム) (original) (raw)
『MAGIC』 | |
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B'z の スタジオ・アルバム | |
リリース | 2009年11月18日 |
録音 | 2009年1月 - 6月 |
ジャンル | ハードロック[1]ロック[1]J-POP |
時間 | 45分48秒 |
レーベル | VERMILLION RECORDS |
プロデュース | 松本孝弘 |
専門評論家によるレビュー | |
AllMusic [1] | |
チャート最高順位 | |
週間1位(オリコン)[2] 2009年11月度月間1位(オリコン) 2009年度年間13位(オリコン) | |
ゴールドディスク | |
ダブル・プラチナ(日本レコード協会)[3] | |
B'z アルバム 年表 | |
[B'z The Best "ULTRA Treasure"](/wiki/B%27z%5FThe%5FBest%5F%22ULTRA%5FTreasure%22 "B'z The Best "ULTRA Treasure"")(2008年)MAGIC(2009年)C'mon(2011年) | |
『MAGIC』収録のシングル | |
「イチブトゼンブ/DIVE」リリース: 2009年8月5日 「MY LONELY TOWN」リリース: 2009年10月14日 | |
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『MAGIC』(マジック)は、日本の音楽ユニット・B'zが、2009年11月18日にリリースした17作目のオリジナル・アルバム。
前作『ACTION』から約2年ぶりとなるオリジナル・アルバム[4]。2009年に発表されたシングル「イチブトゼンブ」「DIVE」「MY LONELY TOWN」を含む全13曲を収録。なお、前年発売のシングル「BURN -フメツノフェイス-」は未収録。
初回限定盤には、2009年1月からB'zを追ったドキュメントムービー「マジカルバックステージツアー 2009」を収録したDVDが付属。DVDにはタイトル曲「MAGIC」のレコーディング映像、シングル曲「イチブトゼンブ」「DIVE」「MY LONELY TOWN」のPVのメイキング映像、同年7月から8月にかけて開催された『B'z SHOWCASE 2009 -B'z In Your Town-』、8月に出演した『SUMMER SONIC 2009』のライブ映像3曲を収録している。
本作の制作前に、稲葉からいつもの東京から場所を変えたいとの要望があり、1月には博多で、2月にはハワイでプリプロが行われた。本番のレコーディングはロサンゼルスで行われた[5]。アルバムタイトルについて松本は、「(楽曲「MAGIC」の制作中、)そのメロディーに“MAGIC”という詞がついたときに、この“MAGIC”っていう言葉はすごくいいという話になった」と語っている。稲葉は、「何もしないでそういうこと(魔法)が起きるわけではない、というか。最終的には自分で起こすものなんだよ、というのがテーマとしてあります」と語っている[6]。
本作のカラー広告が、2009年9月28日付の『読売新聞』『朝日新聞』『中日新聞』『静岡新聞』『北海道新聞』『河北新報』『山陽新聞』の朝刊に、2面に及んで掲載された。その他に、先行シングル『MY LONELY TOWN』の発売、アルバムツアー『[B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic"](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")』についての告知も記載された。その後、発売日である11月18日付の『読売新聞』の朝刊にもカラー広告が2面に及んで掲載された。
2009年9月30日、bayfm開局20周年特番『bayfm B'z SPECIAL』が放送された。番組には松本と稲葉も出演し、本作の制作秘話などが語られた[注 1][7]。
本作には2008年11月30日に死去した樋口宗孝(LOUDNESS)がスペシャルサンクスとしてクレジットされている。
2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化された[8]。
CD
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 松本孝弘・稲葉浩志・寺地秀行。 | ||||
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# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
1. | 「Introduction」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 0:37 |
2. | 「DIVE」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 3:00 |
3. | 「Time Flies」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 3:22 |
4. | 「MY LONELY TOWN」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 3:37 |
5. | 「long time no see」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 3:12 |
6. | 「イチブトゼンブ」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 4:11 |
7. | 「PRAY」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 4:45 |
8. | 「MAGIC」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 4:07 |
9. | 「Mayday!」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 4:04 |
10. | 「TINY DROPS」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 4:06 |
11. | 「だれにも言えねぇ」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 3:22 |
12. | 「夢の中で逢いましょう」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 3:18 |
13. | 「Freedom Train」 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 4:07 |
合計時間: | 45:48 |
DVD(初回限定盤のみ)
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 |
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1. | 「マジカルバックステージツアー 2009」 |
- Introduction
- ギターによるインストゥルメンタル[注 2]。
- メロディとコードは本作のタイトル曲「MAGIC」のサビ部分が元になっている。
- 松本も何本ギターが鳴っているか分からないらしい[9]。
- 翌年のアルバムツアー『[B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic"](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")』では松本が1人で演奏した。
- DIVE
- Time Flies
- 前曲終了直後にギターのフィードバック音から曲が始まる。
- MY LONELY TOWN
- 47thシングル。本作からの先行シングル曲。
- long time no see
- 「イチブトゼンブ」や「DIVE」と同く、チャド・スミスやホアン・アルデレッテ(ジョン・アルデレッティ)がレコーディングに参加している。
- 本作発売後に、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『サラリーマン金太郎2』主題歌に決定した[11]。
- 2011年に行われた北米ツアー『B'z LIVE-GYM 2011 -long time no see-』のツアータイトルになったが、この曲は演奏されていない。
- イチブトゼンブ
- 46thシングル『イチブトゼンブ/DIVE』1st beat。
- PRAY
- MAGIC
- Mayday!
- TINY DROPS
- 人の命を雫に例えて人生の終わりをテーマにしたバラード。
- だれにも言えねぇ
- 初回盤付属のDVDには、アコースティック・ギターのソロをスタジオで確認しているシーンが収録されている。
- ライブではこの曲に因んで「だれにも言えねぇ井戸」が登場し、コントが展開された。『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』でも井戸のコーナーが取り入れられている。佐久間一行の井戸ネタはこの演出に由来するという[14]。
- 夢の中で逢いましょう
- 稲葉は「この曲は普通の衣装では歌いたくない(笑)」と語っており[15]、ライブでは本作唯一の未演奏曲となった。
- Freedom Train
- 途中のコーラスは、稲葉とバリー、シェーンによるもので、別録りしてある。初回盤付属のDVDには、コーラスを録音する際、バリーがコーラスのタイミングを遅れるというシーンが収録されている。
シングル曲については各作品の項目を参照
- テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『サラリーマン金太郎2』主題歌(#5)
- 東急系映画『TAJOMARU』主題歌(#7)
- 松本孝弘:ギター、作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・作詞(#2-13)、編曲、ブルースハープ(#8)
- 寺地秀行:編曲
- シェーン・ガラース:ドラム(#3.4.7-13)、コーラス
- チャド・スミス:ドラム(#2.5.6)
- バリー・スパークス:ベース(#3.4.7-13)、コーラス
- ホアン・アルデレッテ:ベース(#2.5.6)
- 増田隆宣[注 3]:オルガン(#2.8.9)
- 小野塚晃:ピアノ(#10)
- 仲兼一郎:トランペット(#9.12.13)
- 上石統:トランペット(#9.12.13)
- 渡辺ファイアー:サックス(#9.12.13)
- 東條あづさ:トロンボーン(#9.12.13)
- 林こずえ with Lime Ladies Orchestra[注 4]:ストリングス (#4.10)
シングル曲については各作品の項目を参照
Introduction
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
Time Flies
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
long time no see
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
PRAY
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
MAGIC
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
Mayday!
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
TINY DROPS
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
だれにも言えねぇ
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
Freedom Train
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")
^ インストが収録されたのは、2000年発売の『ELEVEN』以来。そのインストである「 I 」に次いで演奏時間が短い。
^ 前作『ACTION』までストリングスを担当した「TAMA MUSIC strings」の別称で、本作からソロ作品含めこの名義でクレジットされている。
^ a b c Eremenko, Alexey. Magic - B'z|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年4月26日閲覧。
^ “B’zがアルバム24作目の首位、歴代記録更新”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2009年11月24日). https://www.oricon.co.jp/news/70949/full/ 2021年12月15日閲覧。
^ 「GOLD DISC 2009年11月度」『The Record』第602巻、日本レコード協会、2010年1月10日、10頁。
^ “B'z、ニューアルバムは『MAGIC』、LIVE-GYM 2010も決定”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年9月28日). https://www.barks.jp/news/?id=1000053471 2019年11月23日閲覧。
^ B'z『B'z B'zが創りだす、さらなる“MAGIC”』(インタビュアー:竹内美保)、ヤフー株式会社、2009年11月17日、1頁。オリジナルの2021年11月8日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20120114183318/http://smash.music.yahoo.co.jp/pow_dtl/itv/powyjm00339/。2021年11月8日閲覧。
^ a b B'z『B'z B'zが創りだす、さらなる“MAGIC”』(インタビュアー:竹内美保)、ヤフー株式会社、2009年11月17日、3頁。オリジナルの2021年11月8日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20120123082244/http://smash.music.yahoo.co.jp/pow_dtl/itv/powyjm00339/3/。2021年11月8日閲覧。
^ “伊藤政則×B'z、貴重なFM番組をネットで公開”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2009年10月26日). https://www.barks.jp/news/?id=1000054525 2025年1月16日閲覧。
^ “B'z、アルバム全20作品をアナログ化。大型エキシビションで販売”. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2018年3月22日). https://rockinon.com/news/detail/174432 2018年11月10日閲覧。
^ WHAT's IN? 2009年12月号より。
^ a b “B'z / MAGIC [デジパック仕様]”. CDJournal. シーディージャーナル. 2023年7月5日閲覧。
^ “B'z、ドラマ『サラリーマン金太郎2』主題歌に決定!”. CDJournal ニュース. シーディージャーナル (2009年11月17日). 2023年12月31日閲覧。
^ “小栗旬絶賛!映画『TAJOMARU』主題歌にB’zの新曲が決定”. ORICON NEWS (オリコン). (2009年7月7日). https://www.oricon.co.jp/news/67498/full/ 2019年11月23日閲覧。
^ “B'z新曲が小栗旬主演映画「TAJOMARU」主題歌に決定”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2009年7月6日). https://natalie.mu/music/news/18417 2019年11月23日閲覧。
^ 「R-1」優勝の佐久間一行、“井戸ネタ”はB'zから(ザ・テレビジョン)- 2016年1月30日閲覧。
^ ドキュメントムービー「マジカルバックステージツアー 2009」のレコーディング風景より
- [B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME](/wiki/B%27z%5FLIVE-GYM%5F2010%5F%22Ain%27t%5FNo%5FMagic%22%5Fat%5FTOKYO%5FDOME "B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME")