NaNaNa サマーガール (original) (raw)

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「NaNaNa サマーガール」
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『m-CABI
B面 PRISON MANSION 稲妻サンダー99
リリース 2005年8月3日
規格 マキシシングル
ジャンル J-POPロック
時間 4分1秒
レーベル SME Records
作詞・作曲 新藤晴一
プロデュース 田村充義本間昭光
ゴールドディスク
ゴールド(日本レコード協会
チャート最高順位
オリコン 週間3位 2005年度年間89位
ポルノグラフィティ シングル 年表
ネオメロドラマティック/ROLL(2005年)NaNaNa サマーガール(2005年)ジョバイロ/DON'T CALL ME CRAZY(2005年)
ミュージックビデオ 「NaNaNa サマーガール」 - YouTube
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NaNaNa サマーガール」(ナナナ サマーガール)は、ポルノグラフィティの楽曲。2005年8月3日SME Recordsより18作目のシングルとしてリリースされた。

前作『ネオメロドラマティック/ROLL』から5ヶ月ぶり、『7thライヴサーキット "SWITCH"』[注釈 1]の合間を縫ってのリリース。

ジャケットに描かれている犬は、表題曲の歌詞中にも登場するまゆ毛犬。が前作に引き続き、ジャケットデザインは藤田二郎ADは榊原直樹が担当している。

本作より全収録曲のレコーディングでの演奏者がクレジットに表記されるようになった。

薄型のマキシCDケースでのリリース、を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークの使用は本作が最後となっている[注釈 2]

全編曲: ak.homma, Porno Graffitti。
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. 「NaNaNa サマーガール」 新藤晴一 新藤晴一 4:04
2. 「PRISON MANSION」 新藤晴一 ak.homma 5:03
3. 「稲妻サンダー99」 ポルノグラフィティ ポルノグラフィティ 1:39
合計時間: 10:46
  1. NaNaNa サマーガール
    • メンバー曰く「"夏"ってものにストレートに取り組んだ作品」[1]
    • イントロや間奏など曲の随所に使われている不思議な音色は、ギターの音色をトーキング・モジュレーターという特殊なエフェクターによって変化させたもの[注釈 3]
    • MVには『7thライヴサーキット "SWITCH"』沖縄公演[注釈 4](2005年7月23日)のドキュメント映像と同公演のアンコールで本楽曲を披露した際の映像が使用されている。
    • 6thアルバム『m-CABI』初回生産限定盤には、本楽曲の続編となる「NaNaNa ウィンターガール」が収録されている[注釈 5]
    • 2020年8月17日に新藤のラジオ番組『カフェイン11』(bayfm)が放送900回を迎えた際には、岡野がゲスト出演し、本楽曲をリモートで生演奏した[2]
  2. PRISON MANSION
    • タイトルは刑務所監獄の意。
    • 歌詞は現代の日本を風刺した内容となっており、夏を連想する言葉を羅列した「NaNaNa サマーガール」と対比した詞を書くという意図を持って制作された[1]
    • 本作の表題曲候補でもあり、岡野は「(『NaNaNa サマーガール』と)どちらを1曲目にするかすごく悩んだ」と語っている[1]
  3. 稲妻サンダー99
    • ポルノグラフィティ名義での作詞・作曲で、本楽曲が初のメンバーの共同作曲となった。
    • 新藤曰く「2曲終わったときに『何か必要だな!』という心の声が聞こえたから」という理由から、前2曲のレコーディング後のスタジオにてわずか2時間で制作された[1]
    • タイトルの99は「ナインティナイン」と読み、曲の長さである1分39秒(99秒)と自身の99曲目を指す[注釈 6]
    • 制作当初の曲中の雄叫びは「SWITCH!」であったが、「それでは"SWITCH"ツアーが終わったら二度と使えない曲になる」という理由から、「ジャパン!」に変更された[注釈 7][1]
  4. NaNaNa サマーガール
  5. PRISON MANSION
    • Drums: 松永俊弥
    • Bass: 野崎森男
    • Chorus: 佐々木久美
    • Synthesist: 飯田高広
    • All Other Instruments: ak.homma
  6. 稲妻サンダー99
    • Drums: 松永俊弥
    • Bass: 野崎森男
    • Chorus: うぐいすボーイズ
    • Synthesist: 飯田高広
    • Organ: ak.homma
タイトル 収録作品
NaNaNa サマーガール アルバム 6thアルバル『m-CABI』 ベストアルバム『PORNO GRAFFITTI BEST ACE』 ベストアルバム『[PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary "ALL TIME SINGLES"](/wiki/PORNOGRAFFITTI%5F15th%5FAnniversary%5F%22ALL%5FTIME%5FSINGLES%22 "PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary "ALL TIME SINGLES"")』 ベストアルバム『ポルノグラフィティ全書 〜ALL TIME SINGLES〜』 ミュージックビデオ ビデオクリップ集『COMPLETE CLIPS 1999-2008』 ビデオクリップ集『PG CLIPS 3rd LAPライヴ映像 ライヴ映像作品『横浜ロマンスポルノ'06 〜キャッチ ザ ハネウマ〜 IN YOKOHAMA STADIUM』 ライヴ映像作品『["OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007](/wiki/%22OPEN%5FMUSIC%5FCABINET%22%5FLIVE%5FIN%5FSAITAMA%5FSUPER%5FARENA%5F2007 ""OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007")[注釈 8]』 ライヴ映像作品『つま恋ロマンスポルノ'11 〜ポルノ丸〜』 ライヴ映像作品『13thライヴサーキット "ラヴ・E・メール・フロム・1999" Live in MARINE MESSE FUKUOKA』 ライヴ映像作品『神戸・横浜ロマンスポルノ'14 〜惑ワ不ノ森〜 Live at YOKOHAMA STADIUM[注釈 9]』 ライヴ映像作品『横浜ロマンスポルノ'16 〜THE WAY〜 Live in YOKOHAMA STADIUM
PRISON MANSION ライヴ映像 ライヴ映像作品『"OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007』 ライヴ映像作品『神戸・横浜ロマンスポルノ'14 〜惑ワ不ノ森〜 Live at YOKOHAMA STADIUM』
稲妻サンダー99 ライヴ映像 ライヴ映像作品『[7th LIVE CIRCUIT "SWITCH" 2005](/wiki/7th%5FLIVE%5FCIRCUIT%5F%22SWITCH%22%5F2005 "7th LIVE CIRCUIT "SWITCH" 2005")』 ライヴ映像作品『横浜・淡路ロマンスポルノ'08 〜10イヤーズ ギフト〜 LIVE IN AWAJISHIMA
  1. ^ 同年5月〜12月にかけて開催されたホールツアー。

  2. ^ を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークは、2ndシングル『ヒトリノ夜』から本作までの全作品のジャケットに使用されていた。本作以降は、2006年に再販された『ヒトリノ夜』、ライヴ映像作品『FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016』でのみ使用されている。

  3. ^ 演奏時は新藤がトーキング・モジュレーターのチューブ部分を咥えているために新藤の声だと誤認されることもあるが、実際にはギターの音色を口の中で変化させている。

  4. ^ 正式には『"SWITCH" SUMMER SPECIAL ポルノグラフテー IN OKINAWA Shine on the beach』。

  5. ^ メロディも本楽曲と同一のものとなっており、『8thライヴサーキット "OPEN MUSIC CABINET"』では両楽曲をミックスした「 NaNaNa サマー&ウィンターガール」として披露された。

  6. ^ ただし、自身99曲目ということについてはメンバーは意図しておらず、ファンクラブ会報にて会員の投稿により判明したものである。また、「サボテン Sonority」や「Mugen (Orchestra version)」をバージョン違いとすると99曲目ではなくなるため、これは単なる偶然だったといえる。

  7. ^ なお、『7thライヴサーキット "SWITCH"』では山梨公演(9月25日)より、オープニングSEとして本楽曲が使用された。その際「ジャパン!」の雄叫びは「SWITCH ON!」に変更されていた。

  8. ^ 「NaNaNa サマー&ウィンターガール」として収録。

  9. ^ メドレー内の1曲として収録。

  10. ^ a b c d e 『PATi・PATi』2005年9月

  11. ^-岡野昭仁@カフェイン11 初のリモート生演奏- /-Akihito Okano- Cafein 11 Remote Live Performance-”. YouTube(2020年9月15日). 2022年3月5日閲覧。