大人なら知っておくべき!他人に語りたくなる教養としての「日本論」3選 - ライフハックブログKo's Style (original) (raw)

仕事に活きる 教養としての「日本論」

私たち日本人は、日本に当たり前のように住んでいます。そのため、日本のよさにまったく気づかず、そのすばらしい価値をことさら感じていないのでしょう。(中略)
このような国は世界中探しても、どこにもありません。だからこそ、外国の人びとは日本に興味をもち、日本に来たがるのです。

P.1

本『仕事に活きる 教養としての「日本論」』の著者は、官僚時代に何度も海外に行き、各国の要人と会うたびに日本について詳しく聞かれたといいます。

私たちは、自分の住んでいるこの日本という国について、その魅力を意外と理解していないのではないでしょうか。

今日は本書から、大人なら教養として知っておくべき、日本のことを3つ紹介します。

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1. 日本が平和なのは、宗教的な紛争がきわめて少ないから

明治維新までに日本が戦った対外戦争はわずか三回です。(中略)
なぜ日本だけが、かくも長きにわたって、平安を享受できたのでしょうか。
理由は多岐にわたるでしょうが、たとえば山折哲雄は、その著『日本文明とは何か』(角川書店)で、こう断言します。
「細部にわたる枝葉を切りはらっていえば、(日本が長い期間平安を享受できたのは)要するに政治と宗教の関係が均衡を保っていたからであった

P.72

日本には宗教戦争や宗教的な紛争がきわめて少ないことも見ていきましょう。
世界の戦争の歴史を見ると、とくに中世以降、つまりイスラム教が力を持って以降の戦争は、宗教にからむものが少なくありません。

P.119

中世から近世にかけてのヨーロッパや中東の戦争の多くが宗教をめぐるものであったことは間違いありません。

P.122

日本では、自分の宗教を意識しない人が多いですね。

せいぜい、ネット上でMac派とWindows派が争ってるくらいでしょうか(笑)。

平和ですね。

2. 日本は世界第二位の「森林大国」

実は日本はフィンランドにつぐ「森林大国」です。日本は島国だとよく言われますが、日本は「海の国」でありながら、また「森林の国」でもあるのです。

P.48

日本が国土面積の七割近い森林を維持することができたのは、文明の形によるところが少なくありません。
(中略)
麦作と牧畜をセットにしたヨーロッパでは、大森林を開墾して牧場を小麦畑をつくらざるをえませんでした。(中略)ブナやナラの大森林が次々と破壊され、牧場と小麦畑に姿を変えていきました。

P.48

自然が美しいというのも、日本の自慢できる点ですね。

美しい四季を楽しめるのは、日本ならでは。

私は真夏に長野の高原へ行って涼むのと、秋に京都へ紅葉を見に行くのが大好きです。

3. 日本人は日本食のおかげで世界で最も健康

おそらく日本人は、世界でもっとも健康な国民でしょう。
日本の女性の平均寿命は86.41歳で世界ナンバー1(震災の影響で前年に香港に譲り渡した世界一位の座に返り咲いた)。男性は79.94歳で世界ナンバー5(人口3000万人以上の国ではナンバー1)
(中略)
日本人が長生きする大きな理由の一つは食生活だ、といわれています。魚と米を中心とする食事は健康にとてもよい、ということなのです。

P.192

世界で日本食ブームが起きていることは、TVなどでも見かけますね。

美味しいとか美しいということだけでなく、「健康によい」というのがその理由にあるようです。

日本は肥満の人の割合が3%台で先進国では最低です。(中略)
肥満の人が世界でもっとも多いのはアメリカで日本の10倍以上。

P.195

グルメ大国と言われるフランスやイタリアの肥満度は先進国では下位にランクされ、アングロ・サクソンの国と対照的です。(中略)
同じように豊かな先進国でも、ハンバーガーやフライド・チキンなど注文するとすぐ出てくる手軽なファストフードを大量に食べる国と、日本料理・フランス料理・イタリア料理などスローフードを食べている国では、大きな違いが出てきているのです。

P.196

そうは言っても、日本でもファストフードがかなり増え、それに頼ることも多くなりました。

本書を読むことで、今後あらためて日本食の良さについて意識するキッカケになりそうです。

まとめ

私は恥ずかしながら、もう22年も日本を出ていません。

しかし半年前に台湾、シンガポールの方と話す機会があり、こんなふうに言われました。

「日本人は、仕事が終わってもボスが帰るまで帰れないんだって!?(笑)雑誌にそう書いてあったよ」

このとき、「そうなんだよ〜(笑)」と言いましたが、「でも日本ってこんなに素晴らしいんだよ」と伝えることはできませんでした。

日本や日本人の問題点をTVなどで知ることが多いのですが、本書ではあらためて日本の良さについて知ることができました。

私たちがどれだけ恵まれているか知り、自分の国に誇りを持てるようになる一冊です。

きっと、「日本」について誰かに語りたくなりますよ。

Facebookページには、本書をまとめたマインドマップを掲載しています。

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