滋賀/愛荘 愛知川宿をゆく - トラベルとかナントカ【日本全市訪問】 (original) (raw)
滋賀県愛知郡愛荘町、近江鉄道・愛知川駅からの歩き旅です。
▼愛知川駅前にあった、これは郵便ポストです。
愛荘町の伝承工芸である「びんてまり」を模ったもので、町内には「びんてまりの館」というものまであります。ガラス瓶の中にその口より大きな手まりがあるという、ある種ボトルシップのような?!ものを感じました。かつては嫁入り道具の一つにも使われた事もあるのだとか。
下の土台部分には観光用に宣伝として作成された旨とこのポストが現役で実際に1日二度の集配がある旨が記されています。
▼駅前広場周辺です。
右手が駅なので向こうの道は駅前広場を右折して通っている道路という事になります。左側電柱のすぐ横にバス停の標識か立っています。
▼こちらが駅からまっすぐ伸びいてる道路で、道なりに進めば愛知川宿のあった町並みに出くわします。この道自体は住宅街の色が強いかなといった感じです。
▼駅前の通りを道なりに進んで突き当たりを左折すると、「中山道 愛知川宿」のゲートが出迎えてくれます。
中山道65番目の宿場町・愛知川は東山道の頃からの宿駅ということで歴史があり、かつては恵智川と表記され、宿外れにある川から宿駅の名になったといいます。
▼木塀に白壁の建屋なども見えてきて、昔ながらと思われる街並みが続いていきます。
▼ずっと進んで行くとすっかり商店街らしくなっています。
街灯も上の写真のものよりもずっと華やかなものとなっていました。
▼やがて交差点に差し掛かり、その角で宿場に関連するスペースに行き当たりました。
▼角のスペースには歌川広重による中山道・恵智川の浮世絵と横には道標がありました。左へ二里という高宮は愛知川と同じ近江鉄道の駅があります。
絵はやはり愛知川周辺の様子と思いますが、大きな橋の前の柱には無賃橋で銭要らずの旨の記載があり、慈善事業のため無賃だったといいます。江戸時代といえば橋番が居て渡し賃を取るというイメージしかないくらいですが、こんな大きな橋が無賃だったとは驚きです。
▼書状集箱とあるこれも郵便ポストで現役で使用されています。
1871年、郵便事業創生時に使用されていたものと同型なのだとか。同じ県内の草津でもこんなポストを見た覚えがあります。
▼愛知川周辺の地図です。
街の真ん中を近江鉄道と、また平行に新幹線が通っています。新幹線は町の真ん中を通っているのに停まってはくれませんが…。
左が北ですが、中山道もほぼ南北を貫くように通っています。
両サイドには色々と名所の紹介がありますが、太鼓づくりなどもやっているんですね。