福岡/嘉麻① 嘉麻市役所から道の駅うすい - トラベルとかナントカ【日本全市訪問】 (original) (raw)
福岡県嘉麻市、福岡県のほぼど真ん中に位置し人口は41,614人(2012.1.1現在)で、2006年に旧・山田市と嘉穂郡稲築町・碓井町・嘉穂町の1市3町が合併してできた新しい市で、山田市は当時、北海道歌志内市に次いで全国で2番目に人口の少ない市でした。
(訪問・2012年1月)
▼この日はここを訪ねてから、宮若市を訪ねるという福岡の鉄道の通っていない2市を訪ねる事となりました。ここへは新飯塚駅から飯塚バスセンターまでしばらく歩き、そこから嘉麻市役所を通るルートのバスに乗りました。
結局は桂川駅からバスに乗った方が時間がかからない、というところで、新飯塚からバスに乗ってだいぶ遠回りした感がありました。
県道90号(穂波-嘉穂線)上の市役所(写真)前にバスで降り立ち、嘉麻市訪問と相成りました。ここは旧・碓井町の役場のようで、碓井町は合併前時点では人口6,000ほどの小さな町でした。ちなみに嘉麻市の名は、ここの属する嘉穂郡が嘉麻郡と穂波郡の合成地名で、旧旧郡名からきたといえます。
▼嘉麻市役所の建屋アップのカットです。
レンガ色の堅牢そうな建屋で、硬質な印象を受けます。
▼市役所向かって左サイドにあった「碓井小学校跡」です。
現在の碓井小学校はここより南西に数100m離れた所にあります。
▼市役所入口の門柱です。
裏側には、このような旧庁舎記念として昭和6年6月に建てられた旨が刻み込まれています。今から80年も前ですね。
合併して嘉麻市になる前、当地は碓井町だった訳ですが、この刻印当時はまだ碓井「村」で、町制施行されるのはこの10年後になります。
▼上の写真の裏側、つまり門柱の表側になりますが、旧の碓井町役場の表記が堂々と残っています。添書きで、碓井町議会議事堂というなんともご立派な表記で。
▼現自治体名である「嘉麻市役所」の表記も勿論あります。
▼市役所すぐ前の交差点である「嘉麻市役所前」の交差点ですが、道隔てて向かいに「道の駅 うすい」があります。
鉄道駅のない市に行く時に、コレといって見るべきものが分からない時には、とりあえず市役所を目指してその周辺に何かないか探すんですが、ここのようにすぐ前に道の駅があるというのは嬉しいものです。鉄道駅よりもむしろ充実した設備に出会えたりもするので…
▼道の駅うすい の正面から。
この駅一押しとしてスペイン製石窯を備えたパン工房がある、との事でした。確かにパン工房、ありましたが、そんな話を知らずに行ったので、後から知るとパン買っとけばよかったかな、と思いました…
▼建屋の裏に回って、屋外のくつろぎスペースへ。
「道の駅うすい」の表記が入った、こんな可愛らしい自販機が!
淡いピンクの華のある雰囲気をもった自販機で、「お菊ちゃん」と書かれたキャラクターがリサイクルボックスの真ん中にドドーンと描かれています。
そのお菊の名の通り、ここ旧・碓井町には番町皿屋敷の伝説があります。多数の町で同様の伝説があり、それらが相互に影響して現在の話に至るのだとか。
▼これも県道沿いから見ると裏側の様子。
先述のパン工房の他にも、特産品売り場は勿論の事、このような「碓井シュー」が前面に出たスイーツの店や、うどん屋さん(入ったらちょうど閉店時刻で残念でした…、、PM3:00頃だった気がします。夕方行っても多分開いてないかと…)など思った以上にいろんな店が並んでいて、来て損はないと思います。
▼なかでも何がいいかって、こういうフリースペースのある事でした。
自販機だけ置いてあって、そこでカップジュースを買って、座ってくつろぎながら飲んでました。ほとんどカフェ気分で、しかも中に人が少なくて、よりくつろげました。
向こうに見えるのは特産品売り場です。これは道の駅ではどこでもあるスペースですが、各地の独自のものを見るのはまた楽しいですね、そのあたり写真に撮るのは、なんかやらしい気がするのでいつも遠慮してますが…
▼周辺のマップがありました。
この図内にひらがな表記されているのは、合併前の各自治体の名称で、「やまだ」のみは市で、それ以外は町でした。
▼最後はこんなところでみつけた、お菊ちゃんの自販機。
道の駅うすいはそれなりに堪能でき、とりあえず嘉麻市に来ての収穫はあったかな、というところでした。嘉麻市第①弾はこのくらいでお開きにしたいと思います。