JR志布志駅 (鹿児島県志布志市) - トラベルとかナントカ【日本全市訪問】 (original) (raw)
鹿児島県志布志市のJR志布志(しぶし)駅です。
志布志市は鹿児島県の東部に位置し、人口は35,320人(2012.7.1現在)で、2006年に旧・曽於郡志布志町等の3町が合併してできた新しい市です。志布志(しぶし)という漢字レベルでも平仮名でも「回文」市名、という日本で大変珍しい市で、志布志市志布志町志布志、という、志と布のオンパレードみたいな地名でも有名です。
-JR志布志駅 -
【路線】JR日南線(南宮崎-志布志間)
【開業】1925年3月30日
【訪問】2012年9月
【1日あたり平均乗車人員】 不明
【近隣の主要駅】 (南宮崎方面)串間駅→4駅
▼名所案内
ナント、、これがマイ一眼レフにてのカット初upです
2012年9月の旅からガンレフを持ち歩き、更に撮影意欲高揚です
さて、この駅は駅名標がなくて、名所案内のみが立っています。ここに駅名が入っているので、これが駅名標の役割を果たしているのでしょうか??とりあえず隣駅の表示を書いたものは見当たりませんでした。
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ホーム
ホームは1面1線と、側線があります。
志布志市の中心駅にして、鹿児島県東部側にある大隅半島の最果てにあたります。
かつては志布志線など複数路線が走っていましたが、1987年3月、分割民営化直前に大隅線、志布志線が共に廃止となり、現在は日南線の終着駅のみという役どころになっています。
ホームには木製ベンチがポツンとあり、狭いホーム幅に屋根ひさしが続いているだけになっていて、行った時は誰も居ませんでした…。ダイヤは2時間に1本程度です。枕崎駅よりは本数多いかな、というところです。
▼車止め
コンクリートの壁のそばに、それぞれ違う形状の車止めがありました。
さすが終着駅。
鹿児島県の薩摩半島側の最果ては枕崎駅なら、こちらは路線の役割的に大隅半島側の最果てなのですが、場所的には半島のほんの付け根で、半島に殆ど鉄道が通っていないのがとても残念です。
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駅舎内
ホームは割に寂しげな印象を受けましたが、駅舎内はこのような木製の壁が印象的なもので、志布志市総合観光案内所が2009年に駅に併設されています。
観光パンフレットが置いてあったり、天井付近には汽車の形をした志布志駅の年表が掲示されていました。ちなみにここにあるフレーズ「終着駅は始発駅」ですが、北島三郎さんの歌に同タイトルの曲があります。
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志あふれるまち
先述のフレーズが、この駅前花壇のエリアにモニュメント的にありました。
ここでは志を「こころざし」としてルビを振っています。
▼花壇とホーム
駅外はこのようにレンガ造りの花壇に覆われていて、花々も溢れんばかり、文字通り「華々しく」咲き誇っています。
ホームは寂しげな雰囲気でしたが、この花壇の整備の行き届きぶりは地元の方々の手によるところ大と思われ、駅として愛されているんだと思いました。
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駅前風景
駅出て目線です。
線路が途切れた先の駅からまっすぐの道路で、駅前通り的なものですが、左手前にコープがある以外は、特にこれといったものが見当たらず、市の中心駅の駅前道にしては寂しげな印象でした。
が、ここの場合は駅前広場を右折し程なく国道220号線に出くわした、その幹線道上の方が賑わっています。
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志布志駅 駅舎
志布志市の中心駅ながら、平屋で横にも広くなく、市の中心とは思い難い規模の小さな駅舎です。
そんな中で、小屋根を出してみたり、出入口の屋根の妻の部分をガラスにしたりと、市のシンボル的な部分を表現されている、そんな一端は窺えます。
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山頭火の句碑
放浪の俳人・種田山頭火の句碑が駅前に建てられていました。
山頭火が当地を訪ねたのは今から約80年前の昭和5年10月10~12日で、福島からやってきて2泊したといい、その中で46の句を残したといいます。
▼山頭火の句碑マップ
山頭火の句碑は市内至る所に建てられているそうで、このマップを見て14ヶ所にあるそうです。こういったマップ制覇、みたいな要素も志布志の旅を楽しんでもらう目玉の一つとして用意されています。
で、私が志布志で行ったところは武家屋敷エリアと志布志の港でしょうか。時間がなければ港へ行ってみるとよいかなと思います。