茨城/坂東 まさかどのまちかど - トラベルとかナントカ【日本全市訪問】 (original) (raw)
茨城県坂東市、茨城県の南西部、千葉県と接する形で位置し 人口は53,777人(2016.6.1現在)で、2005年に旧・岩井市と猿島町とが合併してできた新しい市です。坂の東、ということから、あるいは市内を流れる利根川が坂東太郎と呼ばれていたことから、この市名になったそうです。
鉄道の通っていない市であり、駅のない市はそこそこありますが、鉄道自体が通っていない市は全国でも数えるほどしかないそうです。
upしたと思っていたらしておらず、今気づいてあげる事にしました。
(2013年10月当時)
▼アプローチ
茨城県は鉄道のない市が何故か多く、ここもそのひとつです。他の市としては、行方(なめがた)市、稲敷市、かすみがうら市、神栖市と関東にありながら異様に多いです。小美玉市も中心駅が無くなった形で、明確な中心地ではない駅が存在するだけの形になっています。
冒頭で千葉県に接している、と書きましたが、同じ県内の神栖市では千葉県は銚子駅からアプローチしましたが、ここ坂東市では千葉県野田市駅 からの鉄道アプローチでした。
野田市駅を出てすぐのところにバス標識が立っているので、この2番線というところにいれぱやってきます。岩井車庫行きのバスに乗ります。今から約3年前の様子であり、今も変わっていなければですが…。
とりあえず、岩井市への公共交通機関でのアクセスはこれがメインです。バスの本数は1時間に1本で、のがしたら1時間待ちになるので、あまりなかったですが近くのお店で食べるか、キッコーマンの工場周りを散策するかです(笑)
この時は、近くの「樹林」さんというお店で味噌ラーメンを食べました。
●岩井局前バス停
野田市から県境を越えてバスに乗ってきた訳ですが、坂東市でどこに降りようか?というのがありました。つまり、どこで降りればそれなりに中心地街を歩けるのか?という事で、選んだのがこの「岩井局前」。旧・岩井市の名のついた「岩井郵便局」の前です。
下側の写真のようなこんな感じで、色んなバス停標識が立っていました。
個人的にはここが、「関東地方で最後に訪ねた市」でした。ここ坂東市こそが記念すべき関東の市全制覇の地なのです。茨城県は関東の県庁所在地でも最後に訪ねたところ(2007年)であり、また鉄道駅のない市が多く、とりわけ難関であったので、感慨深いものがありました。
●降り立った場所
の様子です。
完全な市街地、街の中で、とりあえずそこそこの賑わいがあってよかった、そんなところでした。間違って変な所で降りてしまって、なんにもない…なんてことは今でもよくあるので。
とりあえず、1時間に1本しかバスがないので、帰りの時刻は要チェックです。
野田市駅からの所要時間は約20分、料金は600円とありました(すみません、忘れたのでサイト見ました)
改めて、アクセスまとめます。
東武/野田市駅から「岩井車庫」行バスにて「岩井局前」下車 (1時間に1本。約20分600円)
※岩井局前の前後のバス停でもそれなりに街の所で降りられます
●岩井郵便局
バス停の前にあった坂東市の中心局です。
茶系のゴツッとした建物が印象的でした。
上層部が重い感じの建屋で、妙なバランス感?があります。
●仲町十字路
という交差点ですが、上のまん丸いモニュメント?はかなり目を惹くし、カメラ持っていたら「撮るしかないだろう」という感じでした(^^
このグルッとした中に巧みに標識を取りつけていたりします。
●マンホール
平将門をイメージしたとものと思われますが、郷土の英雄として語られ、「将門まつり」なるものも毎年11月に行なわれているといいます。将門は「新皇」を名乗り、ここ岩井の地に政庁を置いたという事で、当初は「朝敵」としてのイメージが色濃く、のちに朝廷の横暴さに立ち上がった英雄へと、時代によってかなり評価の変わっている人物のようです。我々教科書で勉強した身としては、やはり朝敵のイメージが強かったですね。
下の部分は「坂東太郎」との別名を持つ利根川ですね。
●センターモール
降り立った道路はそのように名づけられていました。
それに関しては「へぇ」という感じでしだか、そこの標識にある住所表記が「岩井市岩井」となっており、旧自治体名で残ってるな…と思って撮りました。
●本町バス停
国道354号線上を北西へと進んで行きます。
先の仲町十字路の辺りがこの市の中心的エリアのようで、これを外れていく形になってきています。それでも本町というだけあり、まだまた中心的な雰囲気の街並みではあります。
●交番西交点
国道354号が県道20号と交差し、また国道が続いていくという地点です。
3年前の写真ですが、コナカもガストもまだあるようです。入力(街歩き)の多さに比べて出力(ブログup)が追いつかないので、どうしても鮮度の低い記事が多くなってしまい、それもあって一応現存しているか否かはそれなりに確認しているつもりです。最近量販店の淘汰が特に激しいので…
●とある店先
国道354を北西へ更に進むと、かなり穏やかな雰囲気になってしまっていました。
そんな中で見かけたポスターです。
将門つりは先述のとおりですが、これがまたカッコよくつくられていました。
一方は畳のポスター、ここは畳屋さんですね。このポスターは「全国畳材料卸商組合連合会」というところの作成だそうです。女性が誰なのか?は…分かりませんでした。これは別にご当地のものではないですが。
●マンホール2
更に歩いているうちにもうひとつのマンホールを見つけました。むしろこっちの方がメイン?かもしれないです。最初の柄のマンホールが検索してもなかなか出てこずで。
で、このマンホールはかなりゴチャゴチャした印象をうれましたが、市の鳥であるウグイスがまず載っていて、市の木ケヤキと市の花チャノハナが載っている形でしょうか。真ん中は坂東市の「ば」が据えられていて、これだけはハッキリ分かりました。
●ホコテン規制
坂東では、月に一回「坂東ホコテン」というイベントがあり、7月と11月を除く毎月第4土曜日に行われています。2010年5月から始まったそうで歴史はまだ浅いですが、この辺りのエリア活性化の為にスペースを有効活用頂こうという趣旨のようです。
ということでサイトがでていました→コチラ
●秀録
「しゅうろく」という、この裏手の表示に引き込まれてやってきましたが、酒蔵!
独特の佇まい、酒蔵というのも街を旅していて、大変得した気になる貴重なところです。その年季の入った風景を目にするだけで「来て良かった!」となるので。
ところが…
このお酒の醸造元の「大塚酒造」なるところが、2011年5月をもって後継者難等あり廃業していた、というのです。この写真はその2年半後で、既に廃業していたとは知らず…眺めていたのでした。
●とことん将門!
この時は生誕1111年記念事業なるものがあり、通常の将門まつり以外にもこうして盛り上げられてきたようです。英雄として、また反逆者として、様々な捉え方をされる将門ですが、こうして後世に名を残していってる事自体は素晴らしい、とただただ思います。
坂東は将門の町、です。