書くことが嫌いにならないための10箇条 (original) (raw)

1.机に向かうたびに何かすごいことが起こると期待するなら、書くことはいつもひどい落胆をもたらすだろう。

2.インスピレーションの元の意味=息を吸い込むこと

3.何故書くのかと思い迷ったら、ヴァン・ゴッホが弟テオに宛てた手紙を思い出そう。彼がまだ僧職につくための勉強を安下宿で続けていた頃だ。机から顔を上げ、窓から青みがかった黄昏を見て、ノートの端に電柱や星を描いて、こう付け加えた。
「すごく美しい。君に見せなくては」

4.何事もすばやく効率的にやっていると想像力は枯渇する。

5.見当違いでも、証明できなくても、これが最後のチャンスというわけじゃない。

6.「自分が書くものがいかにひどいかをちゃんと見なさい。自分がどんなに退屈な人間か気づきなさい。でも先に進みなさい。はじめから終わりまで完全に退屈なものが書けたらお金をあげるわ」

7.物書きは臆病で怠惰、誰よりも少ない努力で誰よりも多くを望む。

8.全力で精力的に取り組むことができることは、誰かに言われたことか、すでに慣れたこと。新しいものはそこにはない。

9.書くことの恐怖に打ち勝てるのは、実際に書くことだけだ。書くことを遠ざければ遠ざけるだけ恐怖は増大する。

10.モンキーマインド(せわしない心)に陥り、あれこれ迷って一言も書けないときはリストを作ろう。リストのタイトル(あるいは内容)は何でもいい。今、目に入るものをひとつずつ、あるいは好きなものを好きな順に、呪いたい奴ら、大切な場所、腹が立ったこと、目覚めてから今までやったこと、生まれてはじめてやったことを古い順に……

(参考文献)

(その邦訳)

(その邦訳)

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