映画『さかなのこ』公式サイト (original) (raw)
『南極料理人』『横道世之介』等、愛すべき主人公を温かく描いてきた沖田修一監督の最新作。その原作はさかなクン初の自伝的エッセイ。主演をつとめるのは、精力的にクリエイティブ活動を続ける、女優・のん。好きなことに一直線で、周囲の人々を幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公ミー坊を性別の垣根を越え体現する。また、ミー坊を信じてその個性をを応援し続ける母を演じる井川遥、幼馴染みのヒヨを演じる柳楽優弥をはじめ、不良役の磯村勇斗や岡山天音、映画オリジナルのキャラクターのモモコを演じる夏帆など、実力派の俳優が見事脇を固める。そして、なんと原作者でもあるさかなクンが映画が初出演を果たしていることにもギョ注目!
お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。
原作
著者:さかなクン
価格:定価1430円(本体1300円)
大好きなことを見つけて、夢中になることの強さ、尊さ、輝きが詰まった、さかなクンの初の自叙伝。 家族やまわりの人に温かく見守られ、応援されて「好き!」をつらぬきとおせたさかなクン。ときに挫折をあじわいつつも、幼いころから大好きだった絵とお魚の力で未来を切り開く! 自らの生い立ちから、学生時代、そして現在まで。お魚や生きものたちとの出合い、友人たちとの出会いをたっぷり語ります。
東京都出身。館山市在住。東京海洋大学名誉博士/客員教授。
お魚の生態や料理法について豊富な知識を持ち、全国各地での講演や著作活動を中心に活動している。2010年には絶滅種とされていたクニマスの生息確認に貢献。また、海洋に関する研究や啓発行動の功績が認められると、「海洋立国推進功労者」として、2012年に内閣総理大臣賞を受賞した。その他主な受賞歴として、2014年に第1回食育文化功労賞、第15回ベストスイマー2014などがある。2015年には東京海洋大学名誉博士を授与されており、また、2022年4月には同大学の客員准教授から客員教授となった。その他にも農水省「お魚大使」、文科省「日本ユネスコ国内委員会広報大使」、環境省「サステナビリティ広報大使」、外務省「海とさかなの親善大使」などを含め、計30以上もの役職に就任。また、アニメ・ドラマ・映画にも数々関わっており、主な作品として、映画『ファインディング・ニモ』(03)、『ファインディング・ドリー』(16)、連続テレビ小説「あまちゃん」(13)などがある。執筆活動では、「朝日小学生新聞」にて毎週土曜日に「おしえて!さかなクン」が連載中。
本作では、原作と出演のほか、魚類監修、劇伴でのバスクラリネット演奏など、多岐にわたり参加している。