Such an ordinary scene 蝶ヶ岳山行 2022 (original) (raw)

蝶ヶ岳山行を振り返って

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今回の山行については事前にこんなこと↓を調べていた、

「”北アルプスの三大急登” のひとつである 燕岳 の 合戦尾根ルート と
蝶ヶ岳 の 三股ルート ではどちらが登るの大変か」 参考:Yahoo! Japan 知恵袋など

燕岳 の 合戦尾根ルート は前年(2021年)に登っていて、
どちらも山行データ的にはそんなに大きく違わないのだが、
ネットでの検索結果では 蝶ヶ岳 の 三股ルート という回答が多く、
実際に登ってみた感想としてもこの結果に1票を投じたい(何
その理由はこのブログに載せた記事でもお判りだろうけど、
階段地獄はもちろん、途中に山小屋が無い(当然トイレも無い)ことや、
目的の 槍・穂の絶景 も山頂まで登らないと見えないことだ(涙
だけど、大変で辛い分、絶景が見えた時のご褒美感は
他の山々なんて比じゃないくらいすごかった。
特に 蝶ヶ岳 から 蝶槍 や 常念岳 へ続く稜線からの絶景は素晴らしかった。
滝汗山ほど掻いて登った甲斐は絶対にあったと振り返る。

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最近はこの 蝶ヶ岳 のような、これまで登れないと思い込んでいた山々が
登れるようになってきている。
それはとても嬉しいけど、体力の無い私たちの山登りはいつもチャレンジで、
常に不安が付き纏う。
最近では一眼レフカメラを持って行く・行かないで山行前から悶々としてしまう。
カメラ本体とレンズを合わせると1kg程の重さ、これでも軽いカメラなんだけど、
この1kgがあるだけでも足に掛かる負担が違ってくるし、
撮影して歩くことで疲労度もプラスされてしまうから、
時々はカメラはスマホだけと決めて
一眼レフカメラを持たずに行くことも増えてきた。
写真を撮りたくて山に登っていた筈なのに、
いつの間にか写真が二の次になってきている感じ。

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夫の戯言はこの年(2022年)は叶わなかったし、
今後もたぶん無理そうなんて思っているけど(何
懲りない私たちのチャレンジはもう少し続くような...(笑

蝶ヶ岳ヤマップ山行データ

■今回の登頂データ

北アルプス(飛騨山脈/常念山脈) 蝶ヶ岳山行 1泊2日
コースグレード:初級~中級 技術度:★★☆☆☆ 体力度:★★★★☆

歩行距離 & 標高差(ヤマップのアプリより) :
1日目 : 三股駐車場 - 蝶ヶ岳 - 蝶ヶ岳ヒュッテ - 蝶槍 - 蝶ヶ岳ヒュッテ
距離=9.8km、標高差=上り1599/下り227m
2日目 : 蝶ヶ岳ヒュッテ - 三股駐車
距離=5.5km、標高差=上り36/下り1406m
トータル : 距離=15.4km、標高差=上り1,636m/下り1,637m

標準コースタイム & 実際に掛かった時間(休憩や食事時間などを含む) :
1日目 : 標準コースタイム= 三股駐車場 - 蝶ヶ岳 - 蝶ヶ岳ヒュッテ - 蝶槍 - 蝶ヶ岳ヒュッテ 6時間28分
実際に掛かった時間=10時間06分(休憩&昼食&小屋チェックインなど 2時間32分含む)
2日目 : 標準コースタイム= 蝶ヶ岳ヒュッテ - 三股駐車場 3時間40分
実際に掛かった時間=3時間59分(休憩 33分含む)
トータル : 標準コースタイム 9時間56分、実際に掛かった時間 14時間05分(休憩他 3時間05分含む)

高速バス : 今回は自家用車利用

宿泊 : 蝶ヶ岳ヒュッテ

休憩と食事 : 蝶ヶ岳ヒュッテ

|2023.09.18(Mon) |蝶ヶ岳山行 2022 |

三股駐車場まで下山

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ずっと見ていたい槍・穂の絶景に後ろ髪を引かれつつ
午前8時前には下山開始。

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出発後15分程で 大滝山分岐 を通過。
ここからは階段地獄の樹林帯が続く...(汗

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最終ベンチ に引き続き 第二ベンチ を通過。

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第二ベンチ から30分程で 蝶沢 を通過。

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蝶沢 から30分程、下山開始からだと2時間弱で 標高2000mのポイント を通過。
距離的にも時間的にも順調に半分程下山。

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木道部分を通過。

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午前10時頃 まめうち平 に到着。
ここで長めの休憩を取る。

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午前11時過ぎには ”ゴジラの木” を通過。

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”ゴジラの木” から10分程で ”力水” を通過。

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”力水” から8分程で 本沢に架かる吊橋 を通過。

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吊橋 から10分程で 蝶ヶ岳 と 常念岳 との分岐を通過。

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蝶ヶ岳 と 常念岳 との分岐 からすぐの橋を通過。

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下山開始から3時間40分程で 三股登山口 を通過。
ここから 三股駐車場(三股ゲート) までが地味に辛い...(ひぃ

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下山開始からほぼ4時間で 三股駐車場 にゴール。

蝶ヶ岳ヤマップ2日目データ

二日目の山行結果はこんな感じ。

|2023.09.15(Fri) |蝶ヶ岳山行 2022 |

槍・穂などパノラマとズームで

Olympus OM-D E-M10
(※写真画像クリックで拡大)
明神岳 から 北鎌尾根辺り までのパノラマ。
大キレットが半分だけ見えている。

Olympus OM-D E-M10
(※写真画像クリックで拡大)
涸沢岳 から 赤岩岳辺り までのパノラマ。
南岳 から 槍ヶ岳 までの上空に放射線状に広がる白い雲の筋が面白い。

Olympus OM-D E-M10
(※写真画像クリックで拡大)
南岳 から 常念岳 までのパノラマ。
槍ヶ岳 から 西岳、赤岩岳、大天井岳 は北アルプスの 表銀座ルート の一部。

Olympus OM-D E-M10
写真向かって左から 中岳、大喰岳、槍ヶ岳、北鎌尾根。
槍の肩 に建つ 槍ヶ岳山荘 も見えている。

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北穂高岳、大キレット(雲の中)、南岳。

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涸沢岳 と 北穂高岳。
北穂高岳 は山頂に建つ 北穂高小屋 だけ見えている。
涸沢カール がよく見えている。

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奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳。
奥穂 と 涸沢岳 の間の 白出のコル に 穂高岳山荘 が見えている。
涸沢岳 の手前に 涸沢カール。

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前穂高岳 と 奥穂高岳。

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明神岳 と 前穂高岳。

Olympus OM-D E-M10
焼岳 と 明神岳。

|2023.09.10(Sun) |蝶ヶ岳山行 2022 |

2日目の蝶ヶ岳山頂からの眺め

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蝶ヶ岳山頂 の ”瞑想の丘”付近 からガスが晴れた後の眺望。
南西から西南西側、御嶽山 から 明神岳 まで。

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西南西から西側、焼岳 から 南岳 まで。

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西から北北西側、穂高連峰 から 赤沢山 まで。

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北北西から北北東側、赤沢山 から 常念岳 まで。

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北北東から北東側、大天井岳 から 斑尾山 まで。

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東北東側、四阿山 と 浅間山。

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東から南東側だけは下山時に撮ったもの、
四阿山 から 南アルプスの 仙丈ケ岳辺り まで。

Olympus OM-D E-M10

南東から南側、富士山 から 南アルプスの 仙丈ケ岳 まで。

|2023.09.10(Sun) |蝶ヶ岳山行 2022 |

2日目の朝

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1日目の夕暮れが少し残念な結果だったので、
2日目の日の出に期待していたのだが、
山の天候ばかりは自分の思い通りにはならないよね、
2日目の山頂もガスで真っ白という有様で...(号泣
この日の朝食は4時40分頃から、日の出時間は5時半頃、
そんなワケで仕方なく先に朝食を頂く。

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朝食後に荷物をまとめて外に出てみる。
もうすぐ日の出時間というのにこんな感じ。

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日の出時間を20分程過ぎた頃から東の空が明るくなってくる。

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午前6時頃になってやっと太陽が顔を出す。

Olympus OM-D E-M10

太陽がどんどん輝いて辺りの景色も段々見えてくる。

Olympus OM-D E-M10

槍・穂 の方角に薄っすらとブロッケン現象が!(ラッキー!

Olympus OM-D E-M10

ブロッケン現象が消えていくのと同時に辺りのガスも消えていく。

|2023.09.09(Sat) |蝶ヶ岳山行 2022 |

蝶ヶ岳ヒュッテ周辺で夕暮れ撮影

Olympus OM-D E-M10

蝶槍 から 蝶ヶ岳ヒュッテ に戻って来ると
ガスで何も見えなかった 安曇野辺り の景色が少しずつ見え始め、
そのまましばらく小屋には入らず写真や動画を撮り続ける。

Olympus OM-D E-M10

そのうち 八ヶ岳連峰 が見えて来る。

Olympus OM-D E-M10

山頂までは見えなかったものの 富士山 の姿も薄っすらと。

Olympus OM-D E-M10

常念岳 も最後まで頂上は見えず...

Olympus OM-D E-M10

穂高連峰 も 屏風岩 から上が見えず...(涙

Olympus OM-D E-M10

辛うじて見えた 焼岳 の辺りの空が夕焼けなのか赤っぽく...

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焼岳 を背景に夕暮れのタイムラプスを撮ったものの、
重たい雲がこちら側に流れるのみで全然綺麗でなく...

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安曇野 を背景に黄昏時のタイムラプスもどんより気味で...

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夜景ですらガスが邪魔して
どうにもスッキリしない写真や動画ばかりを増やす結果に...(涙

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この日の 蝶ヶ岳ヒュッテ の夕食、ペロッと完食。
ご飯とお味噌汁はお変わり自由なのがうれしい。

蝶ヶ岳ヤマップ1日目

一日目の山行結果はこんな感じ。

|2023.09.06(Wed) |蝶ヶ岳山行 2022 |

蝶槍からの眺め

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(※写真画像クリックで拡大)

ちょうど 蝶槍 でパノラマを撮っていた時は所々青空が出ていて、
ご覧のような ”天使の梯子” が絶景にドラマチックな雰囲気をプラスして
更に素敵だった。
欲を言えば、どの山も山頂が見えてたらもっと良かっただろうけど...(何

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蝶ヶ岳の山頂側 から 常念岳側 にパーンした5枚組写真の1枚目。
手前の稜線の一番高い場所に三角点がある(見忘れたケド

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左から 霞沢岳、六百山、明神岳、前穂高岳、奥穂高岳(奥)、屏風岩(手前)。
山頂が見えているのは 六百山 と 屏風岩 だけ、この二山以外の山頂は雲の中(涙

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真ん中に 涸沢カール、屏風岩 の後ろに 涸沢岳 と 北穂高岳。
北穂高岳 の右隣りが 大キレット、そして 南岳 と続く。

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北穂高岳 から 大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳。
槍ヶ岳 の手前に 赤沢山 と 赤岩岳。

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赤沢山 から 赤岩岳、大天井岳、東天井岳。
常念岳 は残念ながらガスの中...(涙

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蝶槍 の帰りの途中、夫が家から持って来たドローンを飛ばした(撮影許可済み)。
山でドローンを飛ばすのはこれが初めてだったが、
稜線上の強風で機体を失う・・というようなアクシデントもなく、
動画もどうにか撮影できた。

DJI Mini

ドローンを持参するのも飛ばすのもたいへんだが、
使える動画が撮れるかどうかがキモのような(上目線

|2023.08.24(Thu) |蝶ヶ岳山行 2022 |

蝶槍へ

Olympus OM-D E-M10

蝶ヶ岳ヒュッテ にチェックインし、
遅い昼食と休憩を取った後は 蝶槍 へと向かった。
蝶槍 は 常念岳 へ向かうルートを40分程行ったところにある。

Olympus OM-D E-M10

まずは 蝶ヶ岳ヒュッテ の傍にある ”瞑想の丘” に寄る。
蝶ヶ岳の山頂碑は数年前まではここにあったと聞いたが、
現在はそのなごりの方位盤が残っている。

Olympus OM-D E-M10

蝶ヶ岳 から 常念岳 へのこのルートからの眺めがまた素晴らしいのだが、
天候が怪しくなってきたこの時は、安曇野側はガスで全く見えず、
槍・穂側は山の頂が皆雲の中...(涙

Olympus OM-D E-M10

写真向かって右側の頂が 蝶ヶ岳山頂、左側は ”瞑想の丘”。

Olympus OM-D E-M10

30分程歩いた辺りで 蝶槍 が見えてくる。
右端のぴょこっと尖がったところが 蝶槍。
その左側の一番高いところに三角点があるのだが、
登山道から少し離れているせいもあり、うっかり通り過ぎる...(滝汗

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35分程で 横尾 への分岐あり。
上高地 から 蝶ヶ岳 に登る場合、徳沢 または 横尾 から登ることができる。

Olympus OM-D E-M10

大分近くに見えてきた 蝶槍。

Olympus OM-D E-M10

蝶槍 の頂上付近は岩場になっていた。

Olympus OM-D E-M10

黄色いペンキで ”TOP” と書かれているところが頂上。

Olympus OM-D E-M10

”TOP” の後ろ側にちゃんと「蝶槍」の標識あり。
ここから 蝶ヶ岳ヒュッテ までは1.6kmの道のり、1時間程で着いた。

|2023.08.24(Thu) |蝶ヶ岳山行 2022 |

蝶ヶ岳ヒュッテ

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蝶ヶ岳山頂 からこの日宿泊する 蝶ヶ岳ヒュッテ へ移動。
1枚目のこの写真は翌日の下山前に撮ったものだが、
ヒュッテの正面入口で忘れず記念撮影(笑

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受付と売店。
昨年(2022年)のことなので、まだコロナ感染症の感染対策(ビニールでの仕切り)が
しっかりなされていた。

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受付前のホール。

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1階別館の室内図。
私たちが泊まったのは「ゆきざさ」で二段式の部屋。

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宿泊者専用トイレはバイオトイレで、利用時間が限られていた。

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「ゆきざさ」の一番奥の下段の私たちの部屋がこれ。
出入り口こそカーテンだが、隣はカーテンでなくちゃんとした壁で
個室のような感じ。

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部屋の窓からは眼下の 安曇野の街 が見える。

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二階の和室。

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個室。

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二階のテラス。
槍・穂高の山々の他に、すぐ傍の 瞑想の丘 が見える。

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食堂はこんな感じ。

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表面に大パノラマが載っている蝶ヶ岳ヒュッテのパンフレット。
記念に欲しかったのだが在庫が切れてた(涙

蝶ヶ岳ヒュッテ の詳細は コチラ を見てもらうとして、
私たちが宿泊した2022年の9月は1泊2食付きで13,000円だった。
2023年の今年は14,000円になっているので、1,000円値上がりしている。

|2023.08.23(Wed) |蝶ヶ岳山行 2022 |