今年も最高のひとときを最高の日本酒と「東京獺祭の会2013」に参加し、「磨きその先へ」を初体験! (original) (raw)
Posted: 02/16, 2013 ˑ Filled under: 日本酒メモ, 食べる
一年前からカレンダーに印を入れ、この日を待ち焦がれたイベント。
「東京獺祭の会2013」に参加して参りました。実に一年ぶりになります!
昨年、偶然開催情報を知り、運良く参加することのできた「東京獺祭の会」
毎年応募者多数ですぐに定員一杯になってしまうのですが、今年も運良く参加することが出来たのでレポートしたいと思います!
「東京獺祭の会」とは?
昨年参加した際のレポートがこちら。
公式サイトがこちら
東京獺祭の会2013 開催のお知らせ
(個別ページが無いため、イベントページへのリンクになります。)
一言で言うと
「獺祭」とかいて「だっさい」と読むこの日本酒の全種類を試飲し、蔵の方とお話できるというイベント
です。
毎年この時期の3日間、1日400人を集めて行われるこのイベント。
話を聞くと相当なリピート率の高さらしく、年々競争率が激しくなっている気がします。
とにかく美味しかった…!
今回もこちらのグラスとおちょこで試飲させていただきます。
会場はこんな感じ。400人程度の来場者があるとのこと
テーブルには仕込み水と純米大吟醸50と磨き三割九分が。
もはやこれだけでおいしすぎるのですが。
会場試飲コーナーにはそれ以外のお酒もずらりと。
とにかく食べ物を確保して
みんなで乾杯して。
後は飲んだり食べたりの連続でした。
背中から伝わるわんぱくブロガーの気迫!
獺祭 磨き その先へ
今回のメインイベントの一つと言っても過言ではないのがこの
「獺祭 磨き その先へ」
を飲めたということ。
他の物は自由に飲み比べることが出来たのですが、こちらはきっちりと一人一杯だけ。
どのタイミングで飲むか、本当に緊張しました。
元々獺祭には「獺祭磨き二割三分」という、精米歩合23%(元の23%になるまで削り、磨かれた米)のお酒があります。
これは高精白だからいいというわけではなく、これが一つの最高点として精米歩合23%だったということこと。
これを踏まえ、更なる挑戦として作られたのが「獺祭 磨き その先へ」なのです。
〜いかに困難が予想されても、
いかに現在(いま)が心地好くても、
その先へ、
我に安住の地はなし〜via: 獺祭の蔵元|旭酒造株式会社
精米歩合などは一切非公表、これは必ずしも精米歩合のみで「獺祭磨き二割三分」を超えたのではないということの現れでもあるわけです。
私が飲んで感じた感想は「淡雪を飲んでいるよう」と言うものでした。
口に入った瞬間ふわっと溶けるような感覚。
上質になればなるほど水のようになるという日本酒ですが、これはその水ですら感じる粘度が一切なくなったさらりとした口当たり。
決して主張することのない、探し出さないとすり抜けていくような香り。
これまで飲んだどの日本酒とも違う、とても繊細なお酒だったのでした。
自分が美味しいと思えるものをじっくりと探せる機会
昨年参加した際は勝手が分からず、普段飲んだことの無いものを重点的に試飲させていただくという楽しみ方でした。
今回は二回目ということもあり、自分が一番美味しいと思えるものをじっくりと探るとこができたと感じました。
私たちは何かを判断する時、どうしても金額や知名度を無意識に意識してしまいます。
しかし、この試飲会では全てのお酒(その先へは除く)がフラットに扱われているため、それぞれの特徴に集中して自分のもっとも好みの一本を探ることができるというのがとてもいいな、と感じました。
また、全く別の特徴を持った銘柄を比較するのではなく、同じ蔵元のいわば兄弟を比較するため、それぞれの違いが分かりやすく、初心者にも分かりやすくていいな、と感じたのでした。
今回のワシヅカミポイントは
- すばらしいこの日本の日本酒という文化をこうして楽しめたということ
- チャレンジ、自信、こだわり、作り手が込めた想い
- 自分の感覚を信じて判断する機会
の3つ
美味しい日本酒の余韻に浸りながら、来年の参加を固く心に誓ったのでした!!