開発者でもない私が、Evernote Devcup Kickoffに参加して感じた2つのこと。 (original) (raw)

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同じようなWebサービスがある中で、どうしてEvernoteだけがこれほど愛される存在であるのか。
そのヒントを探していたらなぜか開発者の集団に紛れ込んでいたのでした。

2013年4月現在、全世界で5000万人のユーザーがいるというEvernote。
もはや説明の必要はないかと思いますが、文字や、写真や、ドキュメントといった様々なものを、残してくれるWebサービスです。その様はもはや「第二の脳」と呼ばれるほど。

そのEvernoteがアプリ開発コンテスト「Evernote Devcup 2013」が開催されるにあたり、そのキックオフイベントがあるということで参加させていただきました。もちろん単なるユーザーとして、ですが。
会場にはなんと200名を超える参加者がいて、そのほとんどが開発者というすごい状況でした。

さて、Devcupの説明自体は公式サイト
Evernote Devcup 2013概要
を見ていただくとして、今回はこのキックオフイベントに参加して、私自身が感じたことなどを。

今回感じたことはこの二つ。

1.自分たちだけでできているのではないことを知っている

Evetnoteの盛り上がり方を見ていると、あることに気がつきます。
それはEvernote社も、ユーザーも、デベロッパー(開発者)も関わる人間が全てEvernoteを愛しているということです。
Webサービスはともすれば運営会社のものであると思いがちですが、実際にはユーザーが使わないことには存続難しいもの、しかしEvernoteは違います。

会話の端々にもそのことは現れているのですが、要因の一つとして、プラットフォームとしてのEvernoteというものがあります。
このおかげでデベロッパーによって、Evernoteを使うためのアプリやサービスが生み出されます。
デベロッパーはユーザーが便利に使えるようにすることで対価を受け取り、ユーザーはさらに使い、それがEvernote自身のためになるという好循環に。

このDevcupというイベント自体が、デベロッパーをサポートする仕組みの一つですし、そこから生まれたアプリでさらにユーザーが便利になるわけです。

また今回から始まる「Evernote Accelerator プログラム」
コンテストで可能性があると感じた6つのチームをシリコンバレーに呼んで、一ヶ月間集中的に開発のサポートをするというもの。
これ、さらっと説明していましたがものすごいことだと思うんですよね。

とにかく謙虚な姿勢で、そのおかげで皆に愛されているのだということを感じました。

2.アイデアは身近にあるということを知っている

こちらはCEOフィルの言葉から。

「全く新しいアイデアである必要はない。
大切なのは実行力。

では何を実行するか、実はヒントはすでに身の回りにあることがほとんど。
特にいいことではないんだけれども、みんながやっていること
言葉に出すほどではない、好きではない、よくないことをいかに良くしてあげられるか

毎日の生活にヒントはたくさん隠れている

それが最初のスタートになる」

これと似たような内容を以前私も書いていました。
デザイナーとして、私がブロガーにもオススメする習慣「観察」とそのコツ

アイデアというと、全く新しいものを考えなければいけないと考えてしまう人が多いですが、実はそれだけではないと思うのです。
実はきっかけやアイデアはもっと身近で、何でもないところにあって、そしてそれをいかに真摯で丁寧に実行できるかということの方が大切で。

一言で言ってしまえば「オンラインメモ帳」であるところのEvernoteが、もはやそれだけでない存在になっているのは、この辺りが原因であるのではないかと感じたのです。

それにしてもこうして書いているブログだって、自分だけではなく読んでくれる人や友人・家族のおかげで成り立っているわけです。
ネタにしてもいつも新しいものを探すと同時に、自分だけの切り口が出せないかと考えていたりして。

しかし、よく考えると、ブログを書いたら見てもらえるってなんてうれしいことなんだろう。書かなきゃその分はゼロだし、それが未来につながっていくんだから。

— タムラカイ(タムカイ) (@tamkai) April 17, 2013

感謝の気持ちを忘れず愛されるブログになりたいな、とそんなことを思ったのでした。

ワシヅカミできたかな?
(デザイン+イラスト+ガジェット)×ヒラメキ=ワシヅカミクリエイターのタムカイ(@切り抜きジャック)でした。

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