気象庁|ニセコ (original) (raw)

ニセコ Niseko

北緯42°53′07″ 東経140°38′26″ 標高1,116m (イワオヌプリ)(標高点・独自に計測) 北緯42°52′30″ 東経140°39′32″ 標高1,308m (ニセコアンヌプリ)(三角点・似古安岳) ニセコ地図
ニセコ写真 手前からイワオヌプリ、ニセコアンヌプリ、羊蹄山 北西側上空から 2012 年 6 月 28 日 国土交通省北海道開発局撮影

概要

北海道南西部に位置し、東西25km、南北15kmに分布するニセコ火山群は、侵食が進んでいる雷電火山、ワイスホルン火山、目国内岳(めくんないだけ)火山、岩内岳(いわないだけ)火山と火山地形を保存している白樺火山、シャクナゲ岳火山、ニセコアンヌプリ火山、チセヌプリ火山、ニトヌプリ火山、イワオヌプリ火山からなる。ニセコの活動は約200万年前に開始し、安山岩質(SiO2量は53.0~62.2 wt.%)の溶岩流や溶岩ドームを主体とするが、山麓には火砕流堆積物や岩屑なだれ堆積物が認められる。最新の火山活動は、イワオヌプリ火山で、溶岩流、溶岩ドーム、火砕流堆積物と降下火砕堆積物からなる。

噴火活動史

各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。

「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版) (気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量 (単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が 既知である場合については、(国研)産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数) も付している。詳しくはこちらを参照のこと。

噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報

火山活動解説資料