ミニシアターの可能性/No.1352|建築ジャーナル (original) (raw)
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特 集
ミニシアターの可能性
70年代から80年代にかけて、映画は、大衆の娯楽だけではなく、ドキュメンタリーやアートとしての実験映画など、さまざまな映像の可能性が追求され、自主上映や独自の拠点づくりが始まる。90年代になると、ショッピングモールなどにシネマコンプレックスが集約され、人口30万人以下の中小都市では映画館が一つもないという事態も起こる。それを憂い、市民の手で復活、運営される映画館も生まれてきた。このような小さくとも「自分たちの」映画館が各地にあることの意義と可能性について。そして全国に点在する、企画も、活動も、空間も面白い映画館を見に行こう。
2月号特集「ミニシアターの可能性」より
- インタビュー
ミニシアターを巡る旅|リム・カーワイ(林 家威) 3 - 地域とミニシアター
[シネマ・デ・アエル] 借りる、つくる、もらう 手づくりの映画館|宮崎達也 8
[アウトクロップシネマ] 映画をきっかけとした対話の場|坂口聖英 10
[瓜連あまや座] 映画を目的に出かける映画館に|大内 靖 12
[シアターキネマティカ] 温故知新のリフレーミング|矢口龍太 14
[シネマテークたかさき] たかさきコミュニティシネマと地域文化|志尾睦子 17
[シネマネコ] 『青梅』のシークエンス/オムニバスな歴史|葛谷寧鵬 20
[シネコヤ] 映画館でも、ミニシアターでもなく、『シネコヤ』|竹中翔子 22
[名古屋シネマテーク+ナゴヤキネマ・ノイ] 名古屋シネマテークと私|鎌田大資 24
[THEATER ENYA] 文化のインフラストラクチャーとしての映画館|甲斐田晴子 26
[シアタードーナツ] イメージを共有することの出発点としての映画館|蒲地史子 29 - コラム
桜坂劇場の市民大学 「観客たち」と文化を育む「劇場」|玉城 力 32
移動映画館「キノ・イグルー」とは|有坂 塁 34 - 建築とミニシアター
[ラピュタ阿佐ヶ谷] 文化芸術のまちに降り立った名画の森|種田元晴 35
[前橋シネマハウス] 市民活動を誘い、コミュニティをはぐくむ小さな映画館|水谷俊博 36
[深谷シネマ] 酒蔵と馬屋と夢を実現するという執念|清水潤一 38
[東京日仏学院/アンスティチュ・フランセ東京] 暗闇のコンテクスト|瀬尾憲司 40
連 載
- 状況への発言【7】大阪万博2025御堂筋案|山本理顕 42
- 五十嵐太郎の先読み編集局【182】21世紀に国家建築は可能か|五十嵐太郎 44
- 伊藤潤一の児童養護施設全国行脚 【24】児童養護施設 茨城育成園[前編]|伊藤潤一 45
- まちの胃袋【147】KISSA COLLECTIVEのコーヒー豆(北海道中頓別町)|山崎 亮 48
情報ポスト
<福島>
能登半島地震 福島から能登を思う|遠藤知世吉 46
<読者の視点>
カー用品量販店経営者の責任|中畑 彩 47
建築
髙橋勝建築設計事務所(京都市右京区)
彦根建築設計事務所/ANDREA.H.ARCHITECTS(東京都目黒区)
川島建築事務所(名古屋市名東区)
環境デザイン機構(福岡市中央区)
コア建築設計工房(横浜市中区)
空建築事務所(名古屋市東区)
大建設計 大阪事務所(大阪市西区)