日本唯一のトロリーバス|黒部ダムオフィシャルサイト (original) (raw)

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電気で走る!日本唯一のトロリーバス

長野県と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルート。トロリーバスは現在、関電トンネルと立山トンネルでしか運行されていない日本唯一の存在です。
このトロリーバスは普通のバスとは違って、ガソリンではなく電気を動力として走ります、それにこのトロリーバス、実は鉄道の一種として区分されているというユニークな乗り物なのです。
このコーナーでは長野県大町市の扇沢駅から後立山連峰赤沢岳の直下を貫き、富山県立山町の黒部ダム駅まで6.1kmの間を16分で結んでいる関電トンネルトロリーバスについてご案内いたします。

トロバス写真

トロバスの特徴は?

トロバスの最大の特徴と言えば、ガソリンなどの石油燃料ではなく「電力で走る」という事でしょう。排出ガスによる公害が全くなく、自然に配慮したエネルギー源を利用しているのです。電力を使っている乗り物には電気自動車などもありますが、充電しないと走れない電気自動車より、架線があればいつでも走れるトロバスの方が効率的です。架線があれば普通の車のようにタイヤで走れるので、線路を引く必要もありません。全長5.4kmの長い関電トンネル内は急勾配もありますが、その勾配に強いというのも特徴です。また実際に乗っていただくと実感できますが、動力源はモーターなので非常に静かで振動も少ないというのも特徴の一つです。
ではトロバス・電車・自動車を比較してみるとどうなるでしょうか、下にそれぞれの特徴をまとめて表にしてみました。

クリーンな電気エネルギーだから長いトンネル内も排気ガスの影響を受けない、トンネルの急勾配にも強いのが特徴。

トロバス 路面電車 自動車 電気自動車
走れる場所 架線のあるところ。バッテリーの動力もあるので、少しくらいなら架線の無いところも走行できる。 架線及び線路のある軌道内。線路がなければ走れない。 道路上なら基本的にどこでも走行できる。しかし空気の薄い高地では効率が落ちる。 普通の自動車とほぼ同じ。道路上なら基本的にどこでも走れる。
動力源 架線から得る電力でモーターを回す。バッテリーも装備している。 架線から得る電力を使ってモーターを回す。 ガソリンや軽油を使ってエンジンを回す。排気ガスが出る。 バッテリーを充電した電力を使う。バッテリー容量や効率の問題であまり普及していない。
電機部品 VVVFインバータ装置 集電装置
トロバスの外装カバーを開けるとメカニカルな電機部品がぎっしり搭載されている。 トロバスの心臓部VVVFインバータ装置。普通のバスにはないトロバスならではの制御システム。 トロバスの最大の特徴である集電装置。このポールで架線から電力を供給して走る。

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