吾木香(ワレモコウ) (original) (raw)
吾木香 (われもこう)
(「吾亦紅」「割木瓜」とも書く) (Burnet)
(「長穂の白吾木香」も掲載)
「吾木香」の花
2010.10. 2 向島百花園
「長穂の白吾木香 (ながぼのしろわれもこう)」の花
- 6 箱根湿生花園
定点観測 ワレモコウの花が 開花していくようす
写真集 1(写真8枚)へ (つぼみ、花)
写真集 2(写真6枚)へ (花)
写真集 3(写真5枚)へ (花)
写真集 4(写真6枚)へ (葉っぱ、長穂の白吾木香)
・薔薇(ばら)科。 ・学名 Sanguisorba officinalis (吾木香)
Sanguisorba tenuifolia var. alba (長穂の白吾木香)
Sanguisorba : ワレモコウ属 officinalis : 薬用の、薬効のある tenuifolia : 薄い葉の、繊細な葉の alba : 白い
Sanguisorba (サングイソルバ)は、 ラテン語の 「sanguis(血) + sorbere(吸収する)」 が語源。 根にタンニンが多く、 止血効果のある薬として 利用されることから。 学名 S へ
・秋の高原で咲く。 ・暗赤色の丸い花穂がおもしろい。 丸いダンゴのよう。 白い「長穂の白吾木香(ながぼの しろわれもこう)」 というのもある。 ・花は、花穂の上の方から下の方へ 順に開花していく。
・秋の十五夜のお月見では、 薄(すすき)とともに 欠かせないもの。
・いろんな漢字があてられる。
「吾木香」 わが国(日本)の木香の意で、 根が木香に似ているから。 ここでいう「木香」とは インド原産の 菊科の根のことで、 強い芳香があり 健胃剤、防虫剤としても 使われる。
「吾亦紅」 和歌、俳句などで 一般に使われる。 われもまた紅い、との意味。
「割木瓜」 「木瓜(もこう)」は 鳥の巣と卵を表した、 漢民族の丸い模様のことで、 ワレモコウの小花の形が、 割れ目を入れた 木瓜の模様に似ているから。
・薬効 止血、下痢どめ ・薬用部位 根茎 ・生薬名 「地楡(ちゆ)」
・10月28日の誕生花(吾木香) ・花言葉は「愛慕」(吾木香)
・「吾亦紅 さし出て花の つもりかな」 小林一茶
「吾木香 すすきかるかや 秋草の さびしききはみ 君におくらむ」 若山牧水
「吾も亦(また) 紅(くれない)なりと ひそやかに」 高浜虚子
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★ 定点観測シリーズ (約300種)
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雑草、空き地の草 (タンポポ、等)
山野草、高山植物 (カタクリ、等)
池・湿地の花 (ワタスゲ、等)
海辺の花 (はまゆう、等)
温室・観葉植物 (ヒスイカズラ、等)
食虫植物 (ウツボカズラ、等)
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野菜・果物 (ナス、みかん、等)
薬草(薬用植物) (南天、鳩麦、等)
「実」に特徴あり (ひょうたん、等)
「葉っぱ」に特徴あり (ポプラ、等)
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紅葉、黄葉 (もみじ、イチョウ、等)
ケヤキなどの高木 (杉、ヒノキ、等)
巨木、銘木 (善福寺のイチョウ、等)
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いい香り (沈丁花、くちなし、等)
ハーブ (カモミール、ミント、等)
盆栽 (BONSAI) (松、真柏、等)
飲料、チョコ、五穀、 「つる(蔓)」、服にひっつくタネ、 仏教の三大聖樹、紙の原料
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干支(えと) (十二支 → ねうしとら~ 十干 → 甲乙丙丁~)
俳句・短歌 (梅、牡丹、ハギ、等)
百人一首 (1~100)
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都道府県の花・木 (青森りんご、等)
世界の国花 (イギリスのバラ、等)
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名前に「数字」を含む花 (一人静、百日紅、万両、等) + 大きい数の単位
名前に「地名」を含む花 (箱根空木、土佐水木、等)
ことわざ、故事に関する花 (いずれアヤメかカキツバタ、等)
歌のタイトルになっている花名 ♪ (マリーゴールド、Lemon、等)
珍名の花 (なんじゃもんじゃ、等)
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動画(数秒の短編モノ) (桜吹雪、 ハスの葉の上で水玉が動く、 パッションフルーツが開花、 オジギソウがオジギする、 鹿威し(ししおどし)の 軽やかな音、等)
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