デジタルカメラに関するあれこれ (original) (raw)

2003年10月10日。E-1の発売から4年と1週間で、ようやく発表されました。E-3。E-1の次がE-3だから、この次はE-5だ・・・という話はおいといて、いや、まじめな話、なかなか良いのではないでしょうか、E-3。スペック的に物足りないといった指摘をする向きもありますが、正直、画素数的には1000万画素で不足を感じません。これ以上増やしてほしいと思う気持ちはまったくありません。もちろん他の要素とトレードオフでないのであれば、画素を増やしてもかまわないのですが、どんな撮像素子にしても、画素を増やせば感度は低下し、ラチチュードは狭くなります。特にフォーサーズはAPS-Cや35mmフイルムサイズに対して小さいのですから、同等の画素数を目指せば、必ず負けます。1000万画素で不足するならニコンやキヤノンを使えばよく、絶対にフォーサーズにこだわらねばならない必然性はありません。むしろ素子が小さいことによるメリットを追求してこそのフォーサーズで、そのためにはマイナスを伴う画素数の増加は打ち止めにしなくてはなりません。たとえばニコンのD3は1200万画素で、1DsMarkⅢの約半分に過ぎませんが、画素数が少ないからダメだという批判は、あまり聞こえてこないようです。一部にはあるでしょうが、多くのユーザーは、画素数の多さのみを評価基準にはしていないように思う一因です。ボディも大きいし重いし、もう一回り小型軽量であればさらに良かったとは思いますが、110サイズのフイルムと同じフォーマットなのだから、もっと小さくということもいえません。軽いことは良いことですが、小さいことは操作性を損ないます。正直、E-410の大きさだったら、フラッグシップとしては小さすぎて操作性が悪く、疑問符をつけたところです。E-510よりちょっと大きく重い程度で収まれば、ベストなんでしょうが、フォーサーズだからどんどん小さくというニーズは、別の機種で達成するべき事柄でしょう。AFセンサーは11点です。ニコンやキヤノンに比べれば数は少ないですけれど、不足するほど少なくもありません。連写は秒5コマですが、まずまずの線はいっています。他社を超えていないといえば超えていませんが、D300やD3。さらに1D markⅢや1Ds MarkⅢと比べれば価格が安いので、同等の性能を要求するのも難しいでしょう。反面、超えているところもあります。強固な防塵防滴性はかなりのもので、内蔵ストロボをポップアップさせたままでジョウロで水をかけたりするパフォーマンスも、一部では行われたりしています。これは性能保障ではありませんが、なかなかここまでのことは出来ません。AFセンサーの感度は-2EVまでと、スペック的にはニコンやキヤノンを超えたところもあります。さらにファインダーは1.15倍と大型化され、APS-Cサイズの機種と遜色のない大きさを確保しています。期待されたライブビューのAモードは搭載されませんでしたが、ボディ剛性が高くミラーが小さいので、ミラーアップしながらの連写でも違和感を感じないで使用できそうです。まだまだ詳しく語れる知識はありませんが、なかなか良いカメラに仕上がっており、満足して使える機種となりそうに思います。 by abikodigicame | 2007-10-17 20:50 おもうところ、いろいろと by abikodigicame
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