現場管理のつらいところ (original) (raw)

「建築について知ろうとしないバカが嫌いになった」

キツイ言葉だが友人が吐き捨てる様に言った一言だ。

営業マンがいる会社で家造りなんて頼む物ではないかもしれない。

専門職で無い者が全体をコーディネートしたら結果は見えている。

工事がスタートすれば、止まることなく工程を進める。

止まらないで進めないと約束の期日に間に合わないどころか足場や仮説トイレのレンタル費、大工さんの人工(1日あたりの人件費)等色々加算されてしまう。

そんな状況下で詳細があいまいで納まりが適当だったら現場は止まってしまう。

大工『ここどうするの?』

監督『仕上がりイメージと違うので確認する』

大工『この施工は無理だよ』

監督『こうだったら納まるけどディテールが変わるから承諾をとる』

些細な事でも建築には影響することが多い。

だからこそ、現場では「納まりを知ることが重要」だと教わる。

自然と叩き込まれる大切な教えだ。

設計担当も建築現場を見に来ることもなく営業担当も我関せず。

そんな尻拭いを延々としてきたから我慢の限界に至ったのだろう。

会社を辞める決断をする前に周囲へ言いたい事を言う様に促したが結果はどうだろう。

現場監督のあるあるだが、分業制の建築会社によくおこる問題だ。

少数の会社であればこんな問題も起きない。切ないな。

陰ながら応援してるよ。とにかく頑張れ。

以上