北の国から司法書士を極めるブログ (original) (raw)

【日司連の会長談話】

前回の続き。

９月２５日、日本司法書士会連合会（日司連）の副会長が逮捕された。

羽賀研二が強制執行を妨害する目的で行った虚偽登記の実行役だとみられている。

業界に戦慄が走った。羽賀研二なんてどうでもいい。

同業者が最初に思ったことは、ウチの事務所は大丈夫か、ではないだろうか。

司法書士が逮捕されるのは、だいたい成年後見人をやってる司法書士の横領である。

こんなのは論外で、完全に人ごとである。どんな集団にも必ずバグみたいな人間が発生する。

今回の事件は人ごとではないのである。明日は我が身かもしれない。

経験が浅い当職でも、何件かうさんくさい案件に当たったことがある。

破産したいから自分名義の自宅を親の名義に変えたいと言われたが、断った。破産したいと言われなければ、受けていたに違いない。

設立したばかりの会社で、短期間に二度も三度も代表取締役を変えたいと言われたので、その都度その登記をした。

最後は最初の代表取締役に戻った。代表取締役のロンダリングである。

うさんくさいからといって、断ることなんかできないんだ。

うさんくさいと思いながらも登記をして、やっぱり反社でした、違法でした、おまえも一味だろうと逮捕されたらたまらないのである。

たとえ違法な登記だったとしても、事情を知らなければ司法書士は罪に問われない。

日司連の副会長はどこまで知っていたのか。

逮捕から時間が経過して、ぽつぽつと情報が出てきた。

次回に続く。

【 僕を信じろ。】

９月２５日、タレントの羽賀研二（６３）が逮捕された。これで３回目らしい。

同人には、未公開株の取引詐欺で騙し取った４億円の支払義務があった。被害者から判決を取られている。

自己所有の不動産を自己のペーパーカンパニーに名義を移した登記が、強制執行を免れるための虚偽登記だとみなされたようである。

あなたは羽賀研二を知っているか。

いまの若い人は知らないかもしれないが、４３のぼくもあんまり知らない。

１９９０年代、ワイドショー全盛期のワイドショーによく取り上げられていた。

梅宮アンナとつき合ってるとか、パパの梅宮辰夫に借金払ってもらったとか、どこそこがすごくデカいとか、当時から借金とシモの話ばかりで何をやってるのかよくわからない人だった。

しかし、アラジンのアラジン役の吹き替えは羽賀研二以外には考えられないほどハマっていた。

あざとい爽やかイケメンボイスが、泥棒でうさんくさいアラジンのイメージそのものだった。

そっち方面でがんばっていれば、今ごろ内海賢二（ラオウ）、銀河万丈（サウザー）、ささきいさお（ランボー）、大塚明夫（ブラックジャック）、東地宏樹（プリズンブレイク）とかと並んで唯一無二のレジェンド声優となっていたかもしれない。

逮捕されたのは羽賀研二を含め７人。

羽賀研二の他に、指定暴力団の幹部とか、日本司法書士会連合会の副会長とかがいる。おい。

次回予告、【悲報】日司連副会長、逮捕。

遊びは終わりだ。

【ムジナ《完全版》復刊記念】

事務所を退職しました。超円満に。

３年くらいいたのかな。

退職した日は、７月３１日という説と、８月９日という説があるのだが、自分でもよくわかりません。

司法書士会に連絡して、事務所の住所を住んでいるアパートに移した。近所のヤマダ電機でプリンターを買った。（44,000円）

一国一城の主となった。

個人事件として受任している債務整理の案件がいくつかあるので、やることはあるのだが、他にやることはない。

少し疲れた。雪が降るまでのんびりする。

テレビはつけっぱなしにしている。お昼に古畑任三郎の再放送をやっている。

見るともなしにノートパソコンをいじっているのだが、文句を言う奴はいない。

用がなくても、外に出るようにしている。

近所のコミュニティセンターで東海林さだおの本を借りたり、海に行って砂浜を散策したりしている。

平日のお昼に、三星というパン屋さんの本店で、無料の紅茶を飲みながら東海林さだおの本を読む。周りには老人しかいない。

夕方に、近所の海に行く。砂浜に釣り竿が何本も連なって並んでいる。アキアジ（鮭）狙いの投げ釣りである。砂浜で貝がらを拾って、アパートの駐車場のはじっこに並べている。

これだよこれ、俺の人生。

これからどうやって生きていこうか。成年後見をやってみようか。やったことないけど。

今年の３月にやめた事務員さんからLINEがきた。本当にお疲れ様でしたって。この事務員さんがやめてから、どうでもよくなった。

ぼくは円満に退職したのだが、さすがに円満過ぎたかもしれない。非通知で電話がかかってくる。出たことないけど。

ほとんど抜け忍である。

この３年間を振り返って、資格を取ってよかったと思ったことはないのだが、いま、やっぱり資格を取ってよかったと思っている。

ぼくが会社員とか公務員だったら、たとえ兵庫県の知事であっても、退職すれば突然無職となって、路頭にまよう。

司法書士だったら何とかなると思っている。

ほそぼそと仕事をして、

春は山菜（ギョウジャニンニク、タラの芽、ワラビ、ネマガリタケ）を採って、

夏と秋は釣りをして（中学、高校のときやっていた）、

冬は、何をしよう。

これから考えます。

体操女子でエースのキャプテン（19）が、喫煙がバレたことでオリンピックに出られなくなった。

いくらなんでも厳し過ぎるのではないかと波紋を広げている。まったく同感である。

一方で、スノーボード男子（当時21）が、腰パンドレッド鼻ピアスのサングラス姿をとがめられて「うるせーな反省してまーす」と会見したときは、誰も擁護しなかった。

人間の体はチンパンジーと変わらない。おそらく99％は感情で動いている。

19の少女は守ってあげたくて、21のクソガキは抹殺したかったのである。

43の中年男が、別の視点で考えてみる。

いまの日本で、19歳で、女性で、オリンピックに出場するようなアスリートが、タバコを吸うものだろうか。

オリンピックのプレッシャーとか言い訳しているが、いまの日本で、誰にだってプレッシャーはある。いまの日本は生きていくだけで難しい。

私もあなたも知っていることだが、スポーツに全フリしている人間にはクズが多い。

素行が悪すぎて、根回しされてクビになっただけではないのか。女子高生を殺した旭川の女に何となく顔つきが似ている。

巨人大鵬卵焼きの時代ではない。誰もそこまでオリンピックや大谷翔平に興味はない。

まとめます。オリンピックに出してあげてください。

かわいそうじゃないか。

都知事選に関連して、ツイッター（現Ｘ）で同業者の投稿が炎上した。

司法書士が炎上することは珍しいのである。行政書士は定期的に炎上する。

炎上した同業者は蓮舫の支持者で、要するに、蓮舫を支持しない市民のことを「愚民」と言いたいらしい。

いったい何様のつもりなのかと顰蹙を買ってしまった。

ぼくからすると、当のご本人もあんまり賢い人には見えないのだが、石丸伸二と同様、政治というものは人を狂わせる麻薬なのかもしれない。

「ならば愚民どもに叡智を授けてみせろ」

「ここまでだ俗物、こんなところで朽ち果てる己の身を呪うがいい」

「貴様のようなニュータイプのできそこないは粛清される運命なのだ」

昔のガンダムに出てくる人のセリフです。

三連休の初日はラーメンを食べに行きました。

白老町萩野

拉麺 秀

味噌ホルモンラーメン

海辺の古民家を改装したラーメン屋さん。

ごはんと漬けものは食べ放題。

おれ、５０まで生きれるかな。

あなたは選挙に行っていますか。

たとえ変わらなくても、選挙は参加すること自体に意味があります。選挙には必ず参加するべきだと思います。

ぼくは１回しか行ったことがありません。

今回の都知事選で名前を知っているのは、小池百合子と蓮舫と、ついでに反ワクチンの内海聡だけだった。

いま調べたら、ドクター中松も立候補していた。又吉イエスは鬼籍に入っていた。

石丸伸二という人物は、まったく存じ上げなかった。

選挙の後でこの人が話題になっていて、動画を見てみて驚いた。

いままで見たことがある政治家の中で、というよりテレビで何かしゃべっている人間の中で、これほど見る人をして不快な気分にさせる人物は見たことがなかった。

何がおかしいのだろうか、ニヤついた顔で、小馬鹿にした態度を取って質問に答えようとせず、話をはぐらかすばかりで何を言っているのかまったくわからないのに堂々と勝ち誇っている。

こんなことを言っていいのかどうかわからないが、野々村龍太郎よりひどい。

「石丸伸二の鼻がしらに思いっきり膝げりをぶち込む権利」をオークションにかけたら、都民が争って入札するに違いない。

こんなのが都知事選で２位。

政見放送でふざけてみせたり、ふざけたポスターを貼ってみたり、令和になって衆愚政治も極まった感がある。

ぼくに文句を言う権利はありません。

個人再生に限らず、債権者に受任通知を出すと、借金の督促が止まる。

これはすごいことである。

これができるのは弁護士と司法書士だけである。弁護士か司法書士でなければ、ドラえもんでもできない。

はずだった。

銀行が電話をかけてきて、言うんだ。あなたは弁護士ではないので、当行はあなたを代理人として認めない。

銀行の住宅ローンとカードローンを合わせると140万円を超えるので、住宅ローンだけでなく、カードローンについても請求を続けるとほざく。

田舎の銀行って本当にイヤですね、田舎もんしかいなくて。任意整理と個人再生の区別がつかないらしい。140万円がどうのこうのは任意整理の話である。

四の五の言わずに口座の引落しを止めて取引履歴を送ってこいと思ったが、いっこうにカードローンの引落しが止まらない。取引履歴さえ送ってこない。

依頼者にはカードローンの引落しをされないように、銀行の口座から金を抜くように言ってあるのだが、住宅ローンの引落しが同じ口座なので、金を入れない訳にはいかなかった。

住宅ローンの引落しのために口座に金を入れると、次の日には勝手にカードローンの引落しがされてしまうのである。

口座の引落しが、ストーカーの吸血コウモリみたいな気持ち悪い設定にされているのである。

少し後でわかったのだが、司法書士が個人再生の受任通知を出すと、こういう不可解な対応をされることがあるらしい。

銀行からコケにされている。

私たちは作戦を変更し、一刻も早く個人再生の申立てをして、銀行を完全に黙らせることにした。

続く。