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1週間ほど前にぶらっと京都散歩に行ってきた。まだ紅葉は始まっていなかったけど、毎年恐ろしく暑い京都の夏がようやく終わり、過ごしやすい気温になっていた。さらばフェーン現象。この日は快晴なのに全然蒸し暑くない京都で最高! 絶好の散歩日和到来!

秋になったら京都でなにをするのか? そう、秋バラの鑑賞会です。ついでに栗赤飯も買います。ということでこの日は秋の京都を満喫しつつ京都府立植物園のバラ園を隅々まで鑑賞するまで帰れまてんと目標を立て家を飛び出した。

時間を有効に使うため、一人旅のときの私の定番スタイルになりつつあるシェアサイクルを今回も利用。最近流行りのLUUPですわね。

一部で命知らずのDare Devilな人たちがいるらしく、交通量の多い道で電動キックボードをノーヘル爆走しちゃう(一応上限時速は30キロだけど)無謀運転スタイルが散見されるらしい。そのせいかネットではなかなかの叩かれようみたいだけど、シェアサイクルのサービス自体は私みたいな一人旅にはとても便利なサービス。行きたいところへピンポイントでアクセスでき徒歩時間を減らせるので結果として時間効率がいい。

電動自転車はともかく電動キックボードの方は日本ではまだ他のドライバーにそんなに馴染みがない気もするし確かに今利用するのは結構危険ではないかと私も思うんだけれど…原チャと同じ要領で公道を走るのにノーヘルは普通に怖い。電動自転車利用ならば地元民のチャリ勢と同じ動きで安全に走っていればそうそう問題は起こらない気はしてるんだけど。

ともかくシェアサイクルは便利なサービス。去年一人で欧州旅行に行ったときもLIME(LUUPと同じような電動自転車やキックボードのシェアサイクル)にはかなり助けられた。徒歩観光は著しく時間と体力を消耗するので、30代にはもうホントに無理と悟った。

では出発。

二条城

二条城周辺は結構観光客が多かった。気温が高くないって最高!

こないだ新聞で知って気になっていた栗赤飯のお店へ。

目当ては栗赤飯

帰宅後に即実食! 赤飯と栗のホクホク感。素材の味が調和した秋の味覚だった😋

肝心の栗赤飯の写真を撮るのを忘れてしまった(家に帰るなり写真を撮るのも忘れて爆速でお腹へ収納してしまった)ので、気になる方は公式のページへどうぞ。大阪は高島屋阪神でも取り扱いがあるらしい~! 今度いこっかな。

kurisekihan100th.narumi-mochi.jp

引き続き自転車で北上していきます。次なる目的地は府立植物園。

午後の光

写真が若干傾いてますが…光の感じがとても良かったので自転車を道路脇に止めて一枚。まだまだ木々は青い。

鴨川

鴨川はいつどこを切り取っても風情があるな~。この川の流れと山の稜線の曲線の感じがいつも好き。もう一枚。

川遊び中の子どもたちが楽しそうで

自転車をこぎこぎ15分ほど、ようやく植物園についたものの、チケット売り場でびっくり、一番楽しみにしていた温室の入場時間を10分すぎてしまっていた…💀

時間をすぎるともちろん一人たりとも入れません。

つい写真を撮るのに夢中になっていたのと自転車の返却場所が微妙に植物園入口から遠く、歩きの時間が余計にかかってしまったみたい(と思っていたけど帰ってから調べたら進路の反対側に北口があってそこから入れば間に合った)。時間制限があるとも知らずにas チンタラ as possibleで秋の京都を満喫していた。ばか!!撮れ高は満足でも時間ギリギリアウトでとてもくやし~💀。

わざわざ温室を見に来たといっても過言じゃない(とブログに書くつもりだったし…)のでこれはまた来るしかない。ちなみに温室チケットの販売は15時半まで。(入場は朝10時~16時まで)

www.kyotobotanicalgardens.jp

京都府立植物園にやってきた

とても悔しかったので温室の外観を一生懸命撮影するわたし💀💀

外から中の様子は…ぼんやりとしか見えず…💀💀💀

気を取り直して園内を散策しま~す。

ハイビスカス

あちこちに珍しい植物が植えられておりここは植物好きのパラダイス🌿

園内マップ

この日はバラ園を目当てにしていたので、入って右へさっさと見に行けばよかったのだけど、お弁当しかり三時のおやつしかり大好物は最後まで取っておく性格なのでまずはぐるっと一周し、最後にバラ園を見るコースで進むことにした。

盆栽コーナー

松の巨木を22世紀の秘密道具で縮小したかのような盆栽。これはゴヨウマツというらしい。

盆栽づくし

幹のあの苔むした感じをどうやって作ってるんだろう?

根本にきのこが

もし本物の松にこのサイズのきのこがついたらかなりおそろしい気がする。笑

ローズマリー

なかなかお目にかかれないサイズのローズマリーの大株。青い花が咲いていた。香りも強くて元気いっぱいな様子。

発火しそうに赤いトウガラシ

いよいよバラエリアへ

そうこうしてるうちにバラエリアに近づいてきた。時刻は16時すぎ。

足元にはいろとりどりのお花。宿根草なんだろうか?(全然詳しくない)

バラと相性のいい花を寄せ植えにして色とりどりの庭づくりが夢だけど今のベランダじゃバラ鉢をいくつか置くのが精一杯で一年草やら宿根草やらは主に置き場の点で絶対に無理と感じる……でもいつかやってみたい。赤バラに紫の小花をあわせたら動きが出てきれいだろうな~と毎年思いつつ手が出ない。

うらら

秋のうららの~植物園🎵

京成バラ園芸から出ている『うらら』というピンクのバラ。渦を巻いたような華やかな花弁と、ショッキングピンクの色味があわさってとても魅力的。多花性らしい。バラの育種においてピンク色は最も現れやすい色なんだそうですが、ここまで濃いピンク色のバラは実際珍しいようにも思います。

この日の私のカメラ設定だと白っぽく写ってしまってるのですが…実際はもっとこう「私ピンクなんです!!!」とピンクの主張が強い。なに言ってるか自分でもわかんないトホホ。バラはこんなにも美しいのにカメラに限界があるばかりにその魅力の半分も伝えられてないんじゃないかって思うときがあります。

黄ばら

発色のよい黄ばら。名前を控え忘れてしまった…そしてこれは残念ながら後ろからの姿。

黄色いバラって風景馴染がいいのよね~。家のベランダにも『ジュリア・チャイルド』という黄バラがあって私のお気に入りです。詳細はまた別の機会に述べますが性質がとにかく優秀で。端的に言うと、香り・発色ともに良く病気知らずなんです。(でも褪色が若干早いかなあ…完璧なバラってなかなかないものですねえ)。

宴もたけなわな5月の私のベランダから大好きな『ジュリア・チャイルド』の写真を少しだけ…

黄バラ『ジュリア・チャイルド』(今年5月撮影)

花の黄色と葉の緑色は色相環で近い位置にあるから、見ていてまぶしくないというかよく風景に溶け込んで馴染む気がする。一方、赤と緑は補色同士で引き立て合ってこれまた輝くような美しさがあるのだけど。じゃあバラって何色でもきれいなの!?はい、そのとおりです、という話でした。

朱色寄りの赤バラ

植物園の温室が見られなかったのは残念だったけど、この時間のバラ園に来れて本当によかった。花弁が光を浴びて輝く姿が見られるのは太陽が少し傾いた夕方少し前のこの時間帯だけかもしれない。本当に美しい風景の園内で、このまま時を止めてしまいたかった。

もうすぐ夕方

10月の初旬だからまだそんなに秋バラは咲いてないけど、それでもポツポツと咲いている品種もあった。そういう品種は四季咲き性が強いのかもしれないと思って見ていたけど、関係あるのかなあ。

ちなみにこの植物園のバラは日本の品種と西洋の品種で分かれて植栽されている。

イングリッシュローズ『オセロ』の難攻不落のトゲ

「絶対に誰も寄せ付けませんわよ」という強い意志が感じられるトゲの密集具合。

気安くアタシに触らないで頂戴ってことですわね😂

もはや凶悪度MAXのトゲトゲ具合。💀マーク×100。

ガートルード・ジェキルの株元

ひときわ大きなガートルード・ジェキルの株があった。ここでは木立樹形の見た目だったけれど、公式によれば半つるのシュラブ樹形のようだ。長年気になってるバラなんですよねえ……

ベランダで主に香りのバラを育てている私としてはその噂はかねがね、一度はどんな香りかかいでみたいと思っていた。『バラかぎ妖怪』と化している私です。

と思って歩いていたら、まだ秋に入ったばかりなのに一輪だけ咲いているのを発見!

苗床を踏まないように慎重に顔を寄せてみる。

ガートルード・ジェキルの秋ばら(夏の高温直後のためか形はちょっといびつ)

🤯🤯🤯😂😂😂

あまりのいい香りにあえなくその場で一撃ノックアウト。弾き返された私は尻もちをついた。いやいや白旗。降参です。やられました~。夏の高温期を抜けてすぐだったので花の形はお世辞にもいいとは言えなかったけど、目の覚めるような強香を放っていた。オールドローズ特有のダマスク香。に加えて透明感のあるすんっと鼻をなかを吹き抜けるような風のようなす~っと抜ける成分を感じる(香りの説明がド下手でごめんなさい…いい表現を思いついたらまた書いてみます)。春の一番花なら一体どれほどの香りがするのだろう。

ガートルード・ジェキルは英David Austin社1986年作出。半世紀近く残っている品種というのはやっぱり何か唯一無二の代えがたい魅力があるものなのかもしれない。英国で長く愛され続ける品種というだけでも本当にいい品種なのがわかる気がする。ガートルード・ジェキルは19世紀英国の著名な女性園芸家の名前から。

ガートルード・ジェキルを横から見つめる

半月後にまた来てみよう。この枝の先端にたくさんの花がついてるかしら。

ジャルダン・ドゥ・フランス

我が家にも一株ある『ジャルダン・ドゥ・フランス』。これは香りのバラではないけれど、蛍光ペンのような発色の蛍光ピンク色がとても魅力的。夕暮れ時に見ると本当に発光してるんじゃないかと思うことがある。

下の写真は今年の春に新苗で入手した我が家の『ジャルダン・ドゥ・フランス』。この蛍光ピンクはなかなか他でお目にかかれないわ~。

5月に撮影した『ジャルダン・ドゥ・フランス』

ベランダを華やかに彩ってくれるいいバラで気に入ってるのだけど来年からは香りのバラに集中したくてこの株をそろそろ手放そうかと思案中。花はとてもきれいなんだけど…ベランダという身近な場所に置くからこそ香りがもっと欲しいなとつい思ってしまう。花はとてもきれいなんだけど…🙂🙃。

うっかり株の名前を控え忘れており確証はないのだけど…これはおそらく独コルデス社の『マイナウフォイアー』。鮮烈な赤色がひときわ目立っていた。

しっとりすべすべな花弁

地面に落ちていたバラの花びら。しっとりなのにすべすべな触感。

本日のバラ園散策はこのへんで終了。また月末の秋バラ最盛期に来なくちゃ!

園内の売店でバラ苗が売られていた。どれか買って帰りたかったけどベランダの置き場問題を思い出しふと我に返る。ぐっと思いとどまる。

盆栽も販売中

自然の樹木の姿をぎゅっと縮めた盆栽の魅力に目覚めつつある今日このごろ。しかしベランダの置き場問題が…(以下略)

お目当ての植物園訪問がかなったので、バスで烏丸に戻りブラブラ。

フィロデンドロン?

よく行くインテリア屋さんで特大フィロデンドロンを発見。うっかり空いてしまったと思われる葉の穴すらもウインクしてるみたいで個性的~! ここまで大きく育ててみたいな~。

食堂おがわの柚子山椒を買って帰る

食堂おがわさんの本を持っていて、レシピ通りに手羽元唐揚げを作ってみたらすごく美味しかったのよねー。その薬味にぴったりな柚子胡椒が食堂おがわさんから出ていることを知って、気になっていた。その名も「脳天逆落とし柚子胡椒」。こちらの食のセレクトショップYOLOsさんで購入。

yolos.jp

強めのネームどおりの柚子の強い香りと山椒の辛味が効いた味で大満足だった😋。これからの鍋シーズンにもヘビロテできそう。

京都 西木屋町 「食堂おがわ」の料理帖 うちの味、こっそり教えます

前田珈琲さんで抹茶ムースをいただく

前田珈琲さんの『京風むうす』が学生の頃から大好きで。抹茶のほのかな苦味にコーヒーがベストマッチ。

ではそろそろ大阪に帰ります。半月後また来ます。秋の京都で秋バラを鑑賞するまで帰れまテンは半月後に持ち越されました。

しかし。。。帰宅後ど~~~しても忘れられなかったのはあのバラのこと。

やっちまったなー

帰宅後パソコンをつけるなり、そこには流れるような動作でバラショップを開き今年の裸苗予約をポチする私がいた。(商品単価は後日このページを見たときの私の精神衛生のために画像加工してます…)

あと一つ買えば送料無料になるしぃ~~ついでにもう一つ気になっていたバラも同時購入する始末。

過ちを積み重ねる

やっちまった~~。置き場所どうすんのよ~~😭

あ~もう早く届かないかな~~!?!😂

置き場は……捻出します。(観念した)

ここまでお読みくださりありがとうございました😄

レンズ…ZEISS Batis 2/40 CF

以前の京都散歩記事はこちら。

after-tonight.hatenablog.com