「暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE」公式サイト (original) (raw)
予告編
イントロダクション
90年代〜00年代にかけて数々の傑作を⽣み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた⽇本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独⾃のスタイルを探求した。ありきたりの「⽇常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への⼊り⼝を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
佐藤真
1957年⻘森県⽣まれ。東京⼤学⽂学部哲学科卒業。
⼤学在学中より⽔俣病被害者の⽀援活動に関わる。1981年『無辜なる海』(⾹取直孝監督)に助監督として参加。1989年から新潟県阿賀野川流域の⺠家に住み込みながら撮影を始め、1992年『阿賀に⽣きる』を完成。ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞など、国内外で⾼い評価を受ける。以降『まひるのほし』(98)、『SELF AND OTHERS』(00)、『花⼦』(01)、『阿賀の記憶』(04)『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(05)など映画監督として数々の作品を発表しながらテレビ作品の編集・構成の他、映画論の執筆など多⽅⾯に活躍。京都造形芸術⼤学教授、映画美学校主任教師として後進の指導にも尽⼒した。2007年9⽉4⽇逝去。享年49。
上映作品
監督:佐藤真|製作:山上徹二郎/庄幸司郎|撮影:大津幸四郎|撮影監督:田島征三|録音:久保田幸雄
1998/93分/カラー/DCP(4Kレストア)/スタンダード
©1998 「まひるのほし」製作委員会
本作に登場する7⼈のアーティストは知的障害者と呼ばれる⼈たちでもある。兵庫県⻄宮の武庫川すずかけ作業所、神奈川県平塚の⼯房絵(かい)、滋賀県信楽の信楽⻘年寮を舞台に、それぞれ独特のこだわりを⽣かして創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。
監督:佐藤真|製作:山上徹二郎|撮影:大津幸四郎|音楽:忌野清志郎/ラフィータフィー|録音:弦巻裕|編集:秦岳志
2001年/60分/カラー/DCP(4Kレストア)/スタンダード
©2001 シグロ
京都府の南端、⼤⼭崎町に暮らす今村花⼦は、⼣⾷の残り物を素材にした「たべものアート」の作家である。このユニークなアートの発⾒者である⺟・知左は、6年に渡って花⼦の「作品」を写真に撮り続けてきた。一人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。
監督:佐藤真|撮影:大津幸四郎、栗原朗、佐藤真|企画・製作:山上徹二郎|協力プロデューサー:ジャン・ユンカーマン|整音:弦巻裕|編集:秦岳志
2005年/137分/カラー/DCP(4Kレストア)/スタンダード
©2001 シグロ
パレスチナの窮状を全世界に⽰し、生涯にわたりパレスチナ問題に向き合い続けたエドワード・サイード。彼の不在をみつめ、イスラエル・アラブ双⽅の知識⼈たちの証⾔を道標にサイードが求め続けた和解と共⽣の地平を探る映画の旅。
特別上映作品
©1992 阿賀に生きる製作委員会
監督:佐藤真|製作:阿賀に生きる製作委員会|撮影:小林 茂|音楽:経麻朗|録音:鈴木彰二
(1992年/115分/カラー/DCP/スタンダード)
新潟県を流れる阿賀野川。新潟⽔俣病の舞台ともなった川。川筋に住む⼈びとは愛情を込めて「阿賀」と呼ぶ。七⼈のスタッフがその川筋に住み込み、そこに住む⼈びとを三年間にわたって撮影した。 阿賀に暮らす⼈と⾵⼟をまるごとフィルムに収めた⻑編デビュー作。
©2004 カサマフィルム
監督:佐藤真|撮影:小林 茂|録音:菊池信之| 音楽:経麻朗|編集:秦岳志|プロデューサー:矢田部吉彦|製作:カサマフィルム (2004年/55分/カラー/DCP/スタンダード)
『阿賀に⽣きる』から10年。映画に登場した愛すべき⼈びとの多くはこの世を去ってしまった。今は荒れ果ててしまった⽥んぼや、主を失った囲炉裏などにキャメラを向け、⼈々が残した痕跡に記憶を重ねていく。過去と現在を繊細かつ⼤胆に⾒つめた詩的ドキュメンタリー。
©牛腸茂雄
監督:佐藤真|撮影:田村正毅|録音:菊池信之|音楽:経麻朗|声:西島秀俊|製作:堀越謙三|製作協力:映画美学校|製作:ユーロスペース
(2000年/53分/カラー/DCP/スタンダード)
「もしもし、きこえますか。もしもし、きこえますか……」写真家の評伝でもない作家論でもない、ドキュメンタリー映画の新たなイメージを提⽰する衝撃の映画。孤独な命が全世界へ向けて声を発しているような⽣々しさが胸を打つ。
※2024年レストア版を渋谷ユーロスペースほか全国公開予定
劇場情報
バリアフリー上映のご案内
『まひるのほし4K』『花子4K』『エドワード・サイード OUT OF PLACE 4K』は日本語字幕付きで上映します。また、『UDCast』方式によるバリアフリー音声ガイドに対応いたします。
- ・『UDCast』の詳細は、こちらからご覧ください。
https://udcast.net/howtouse/ - ・音声ガイドをご希望の方は『UDCast』アプリをインストールしたスマートフォン等の携帯端末に、作品のデータをダウンロードして、イヤホンを接続してお持ちいただければ、全ての上映劇場、上映回でご利用いただけます。
なお、『エドワード・サイード OUT OF PLACE 4K』の音声ガイドでは、字幕の読み上げ音声が合わせて再生されます。字幕読み上げのみのメニューもございます。
2024年8月25日現在
北海道・東北
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
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宮城 | フォーラム仙台 | 022-728-7866 |
関東
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
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東京 | 目黒シネマ | 03-3491-2557 | |
東京 | 下高井戸シネマ | 03-3328-1008 | |
東京 | シネマ・チュプキ・タバタ | 03-6240-8480 | |
東京 | Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下 | 03-3477-9264 | |
神奈川 | 横浜シネマリン | 045-341-3180 | |
神奈川 | シネコヤ | 0466-33-5393 | |
千葉 | キネマ旬報シアター | 04-7141-7238 | |
栃木 | 宇都宮ヒカリ座 | 028-633-4445 |
中部
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
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長野 | 上田映劇 | 0268-22-0269 | |
新潟 | シネ・ウインド | 025-243-5530 | |
愛知 | ナゴヤキネマ・ノイ | 052-734-7467 |
関西
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
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大阪 | シネ・ヌーヴォ | 06-6440-5930 | 12月21日(土)~12月29日(日) |
大阪 | 第七藝術劇場 | 06-6440-5930 | 1月4日(土)~ |
和歌山 | シネマ203 | 090-8172-7074 | 12月30日(月)~ |
大阪 | テアトル梅田 | 06-6440-5930 | |
京都 | 京都シネマ | 075-353-4723 | |
兵庫 | シネ・リーブル神戸 | 078-334-2126 |
中国・四国
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
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広島 | 横川シネマ | 082-231-1001 | |
山口 | 山口情報芸術センターYCAM | 083-901-2222 |
九州・沖縄
地域 | 劇場 | 電話番号 | 公開日 |
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福岡 | KBCシネマ | 092-751-4268 | |
福岡 | 福岡市総合図書館映像ホール・シネラ | 092-852-0600 | 2025年1月8日(水)~1月19日(日) |
鹿児島 | ガーデンズシネマ | 099-222-8746 |