島 (original) (raw)
周りを海に囲まれた島には、それぞれ独自の歴史、文化の所が多く、興味深いです。
日本島図鑑 加藤庸二(1951~ )
日本の有人島をすべて網羅した本書(2013年現在)。その後も改訂版が出ています。
著者は載っている全ての島を訪れて取材しているようです。
以外にも太平洋に向けて有人島の多い東京都。ほかにも島が多いのは、瀬戸内海、長崎県、そして鹿児島県から沖縄県にかけての南西諸島の島々。
それぞれ面積、地形、人口そして歴史もいろいろです。火山、豊富な水産資源、牧畜、石材の採掘、海鳥の繁殖地、平家の落人伝説、隠れキリシタンの歴史など様々な顔を持つ島々。
私が行ったのは10島。どの島も魅力的でおいしい食べ物がありました。
僕たちは島で、未来を見ることにした
巡の輪
人口減少、超少子高齢化、財政難という問題をかかえながらも、"チャンスがあれば何でも活用しよう"と意欲的です。
2008年、阿部裕志(1978~ )と信岡良亮(1982~ )は、その海士へⅠターンして仕事をつくろうと株式会社巡の環を設立。
島の魅力をいろいろな形で島外へ発信し、島に来てもらい、島を体感してもらう。
試行錯誤をくり返しながらも、彼らは島の人たちと共に地域の未来を考えて行きます。
はしっこに、馬といる 河田桟
この本は、"観察"で紹介した"馬語手帳"の続編です。
日本の最西端にある与那国島で、与那国馬のカディと暮らす作者。
身体的に”力がない"彼女が、ヒトに養われていても野生に近いかたちで生きているカディと一緒にいるとは、どういうことなのか。
相手をよく見て、尊重し、ゆっくりとかかわっていく、日本のはしっこ、与那国島だからこその生活。
今回もイラスト、かわいいです。