栃木/真岡① 城山公園からの眺め (original) (raw)
栃木県真岡(もおか)市、 真岡鉄道/真岡駅からの歩き旅です。
(2012年11月当時)
▼まずは真岡駅東口のこの立派な藤棚です。
藤だけでなく、ソメイヨシノ、ハナミヅキ、ツツギなどがそれぞれの季節を彩るエリアで、この一帯が「緑のデザイン賞」として建設大臣賞を受賞しています。
そんな憩いのゾーンが真岡駅にはあります。
▼ 「関東ふれあいの道」として真岡駅からのハイキングコースが提示されていました。
1,名刹と旧跡を訪ねるみち(16.2km)
2,雲流れる桜花のみち(14.2km)
歩いてみましょう、とありましたが、真岡駅にはレンタサイクルがあり、サイクリングでもよいかも…
と思ったのですが、ただサイクリングだと行ってまた戻ってこなくてはならないので、距離が倍になってしまうのと、ママチャリしかない場合は、その倍の距離行くのが逆に辛いことになりそうです。
▼左側に隠れているのが真岡駅で、その駅前の道路の様子です。
昔ながらの商店が結構ありました。
▼城山公園通り という市街地へ出てきました。
城山公園というのがありますが、かつての真岡城が今は真岡小学校となっていたり、またお城の稼働期間?があまり長くなかったようで、城下町的な側面はそれほど前面に押し出されているという印象は受けませんでした。
ただこの辺りの桜祭りは「一万本桜祭り」というぐらいの派手なものではあります。
▼街を歩いていて出くわした真岡市の中心地街の案内看板です。
「SLと木綿の里」として謳われていました。
19世紀初めの文化文政年間から天保年間にかけて「真岡晒」として隆盛を極めたそうで、今は真岡木綿会館というのがあります。
この地図の真ん中には桜並木が続いていて、春に行くとそれは綺麗であろうなという事が窺えます。
▼城山公園通りを歩いていたところ、歩道橋に出くわしましたが、この橋の屋根の部分が実にユニークだったので撮ったものです。何このフレームは?という感じで。安全面では若干一役買いそうですが。
ちなみにただの歩道橋ではなく、右側にも伸びていて、ここから降りられるようになっているのが特徴です。それが為にフレームがついているのかもしれません。
▼幹線道を通る中、横を見れば小高い丘が見えました。
緑の中を階段が寸断する形で続いていて、上に木々があって画になる風景でした。
そしてその階段を上ってみました。
▼階段を上ってみると、真岡の街が一望できる素晴らしい風景が目に飛び込んできました。
家屋が目立っていて、生活感の強い風景、と感じました。
▼下から眺めていた時は、この上は何なのか知らずに上っていったのですが、この辺りを見て「城跡?」と感じ、「これが城山か」と今更のように気づきました。
真岡城の敷地?と思われる部分が、工事中で柵によって囲われていました。
▼説明板がありました。
真岡陣屋跡とありました。城山公園内としながら。
18世紀末の1797年に竹垣三右衛門(1742-1814)という人物が幕府の費用により建てたものといいます。
陣屋としては1851年に一度焼失して、建屋縮小の形で、全く違う構造にて再建したものの、最終的に1868年に再度の焼失により廃陣になったとありました。
▼これも城山公園の敷地内ですが「高札場」です。
真岡の城下としてこの陣屋に、法などが迅速に掲示されたといいます。
▼高札場の傍に置いてあったマスコットです。
姫様のようですが…、
「福姫 舞ちゃん」 というものです。
2008(平成20)年に真岡木綿会館がオープンした時に、この「もおか木綿」を活かしたオンリーワンの街づくりをしようと研究会が結成されたそうです。この一環で、織姫キャラクターを設定しようという事でつくられたのがこの「舞ちゃん」だそうです。
ちなみに「舞」の由来はこの真岡の地名由来のひとつである「舞丘」によるものといわれています。
▼街を見下ろしていると、こんな景色にも出くわしました。
今と同じ11月で紅葉の時期でもありましたので、真っ赤に色づくこれらの木々の風景を楽しむ事ができました。
▼真岡信用組合の敷地に「真岡の夏祭り」として大きな看板が出ていました。
毎年7月26~28日に開かれ、今年は節目の50回目を迎えたという伝統的なお祭りです。
毎年約25万人が訪れ(真岡市の人口の3倍!)、多数の屋台・山車が出て、花火は約2万発上がるという超豪快なお祭りです。
2万発というと、全国の花火大会で打上数ランキングの10位に入る(1位は長野県の諏訪湖の花火大会で4万発!)多さで、この花火だけでも見に来る価値ありという事なのか、多くの見物客が詰めかけているようです。
▼真岡市役所です。
1957年竣工の庁舎という事で、この当時で既に築55年を経過し、現時点では60年以上となります。
という事もあって、現在は新庁舎の建設工事中です。
2018年9月~2020年7月を工期予定として進行中という事で、現時点でかなり形ができているようですが、来年には新庁舎として使われる事になるのでしょうか?
そして庁舎入口すぐの所にバス停の標識がありましたが、こんな所には停まらないだろう、というところに標識がありました。
バスは真岡市のコミュニティバスで「コットベリー号」という名前のものです。
コットは木綿のコットンから来ていて、ベリーは苺が名産である事からきている、実に分かり易いネーミングです。
▼真岡市内を流れるメインの川である「五行川(ごぎょうがわ)」です。
利根川水系の川で長さは約52kmあり、真岡市だけでなく、県内ではさくら市等も流れており、茨城県でも筑西市が流域内になっています。
今回記事はここまでで、真岡市の記事は次回に続きます。
次回はこの時期のイベントを中心にお送り致します。