奥多摩三山制覇!御前山に挑む (original) (raw)
申し込んでいたツアーがキャンセル待ちで、とうとう連絡がなかったので、ならば自分で行こう!とソロ登山決行!
とはいえ安全第一、ソロですからより慎重にコースを選択します。
山としてはチャレンジですが、登山道が整備されていて人が多いことを優先して御前山の大ブナ尾根を登ることにしました。
早起きして奥多摩まで。松戸からは片道3時間かかります。往復の時間を考えると山を歩いているのと同じくらい?
秋晴れの奥多摩湖、周囲の山々が映り込みます。紅葉にはまだ少し早いようです。
こちらが登山口、たくさんの登山者がバスを降りて向かい、人気が伺えます。
のっけから階段、はい、予習して知っております。このコース、とにかく序盤が急登続きでつらいらしい。
うーん、確かに…グイグイ登ります。
そして、終わらない。
やっと開けた〜と思ったら、これもまた予習で知った興味深い光景。
尾根道の左右で植生がまったく違います。
右は広葉樹、左はスギの植林です。色も光もくっきり分かれます。
と思ったら、最初のピーク、指沢山に到着。
地図や山標には「サス沢山」と表記されています。
ここにはつらかった登りの連続を頑張ったご褒美が待っています。
奥多摩湖が一望!
空の青と湖の青がとても美しい!
大菩薩嶺も見えます。
さぁ、次のピークに向けて出発です。
少しなだらかになったかと思えば…
木の根だらけの急登もあります。奥多摩らしい風景です。
実は幼い頃に父と御岳山の奥の院峰に登ったことがあり、その時の体験から奥多摩の山に親しみを感じるようになったのでした。
長い地味な登りや、木の根が複雑に絡み合う斜面を、ただ黙々と歩くのが案外楽しかったりします。
紅葉にはやはり青空が似合います。
足を止めて靴紐を結び直してまた登り始めます。
急登がひと段落すれば黄金色の木々の間から差し込む光が迎えてくれる。秋の登山の醍醐味です。
目の前にのしかかる、崖のような斜面登り切ったら…
惣岳山に到着。
ここまでくれば御前山はもうすぐそこ。
よく頑張ったなぁ、と自然に笑みがこぼれます。
御前山まであと0.4kmの標識。
山頂の前にもうひとつのご褒美があるはず…
見えた!富士山!
このコース唯一の富士山展望スポット。
晴れていても気温が高く雲も多かったので諦めていました。
紅葉とのコラボがまた美しい!
ほどなく御前山に登頂。
黄葉がキラキラでした。
向かい側に見えているのは石尾根かなぁ。
山座同定できる人になりたい。
こだまさんのおすすめ、湯久保尾根から降りようかな、と思っていたのですが、距離が長いことと、武蔵五日市駅までのバス便が少ないことから諦めて、境橋に降りることにしました。 もう少し日が長くなったらチャレンジしてみたいコースです。
避難小屋でお手洗いを借りました。
こちらに泊まって夜景や日の出を写した動画を見てあまりの素晴らしさにものすごく感動したのですが、泊まる勇気はないなぁ…
おや、あれに見えるは大岳山?
縦走もしてみたい。
心細くなるほど静かな登山道。登りは何人もの人に追い抜かれたのに、こちらのコースに来る人は少ないのかな?
その理由がわかりました。
栃寄大滝の手前からアスファルトの舗装路になりました。下山コースの半分も来たか来ないかの地点ですでに舗装路というのはショックが大きいです。
滝の美しさにも関心が向かないくらいショックで、だから山と高原地図のガイドにも、こだま登山部の行程にも、湯久保尾根が勧められていたんだ…
後悔しても始まらない、とにかく無事に下山することに集中します。なんと言ってもお天気に恵まれてよかった。伐採下山の斜面も青空の元では美しくさえ見えるのです。
顔を上げれば奥多摩の山並みが。
御前山を教えてくれたのは亡き父、それも私がまだ5〜6才の頃のこと、登頂できて感無量です。
降りても降りても終わらない舗装路。
車の音が聞こえてきたら、境橋はもうすぐそこ。ちょうど10分待ちくらいでバスが来る。グッドタイミングではないか。
無事に下山。バス停から見た景色。
思いのほか、早く降りられたので奥多摩駅2階のカフェで休憩。
無事の下山、そして大岳山、三頭山、御前山と奥多摩三山を制覇できてとても嬉しいです。今年はたくさん山を歩くことができました。
グリーンシーズンはおしまいなので、冬の間は奥多摩や丹沢を歩いてトレーニングしたいと思います。
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