アメたろうの着道楽 (original) (raw)

はじめに

今日は、ロデオアンクルの色落ちを紹介します。

この記事は、下記の続きになります。

ロデオアンクル 5501の経年変化 ~着用510日~

着用510日目で洗濯しました。

洗濯回数は9回、75日ぶりの洗濯になります。

前回からアタリがくっきりしました。

パッチも変化ありません。。

ロデオアンクル 5501の経年変化 ~着用618日~

着用618日目で洗濯しました。

洗濯回数は10回、108日ぶりの洗濯になります。

心が折れそうな変わらなさっぷり

ステッチの糸を抜くタイミングを失いました。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

いやぁ……変化がない!

いかに最初の洗濯までが勝負なのかよく分かりますね。。

2年着用で穿き込みは終わりにするかもしれません。

購入時のレビューはこちら!

はじめに ~イギリス旅行~

今回は、イギリス旅行の第3回目記事です。

コロナ以降のサヴィルロウ(2023年7月)をお届けできればと思っています。

1.イギリス旅行 Part1 ~ロンドン 最高級革靴店編~

2.イギリス旅行 Part2 ~ノーザンプトン 革靴ファクトリーショップ編~

3.イギリス旅行 Part3 ~サヴィルロウ 紳士服編~

4.イギリス旅行 Part4 ~ロンドン 紳士帽とカジュアル服&場所特定に困った聖地巡礼編~

↓第1回はこちら

↓第2回はこちら

サヴィルロウの洋服店

1本のストリート沿いにビスポークスーツ店が立ち並んでいます。

サヴィルロウ自体、結構シビアな歴史を歩んできていますが、その説明は詳しいホームページに譲ります。

また、1着50万円もするスーツを着ていく場所もなければ、仮縫いによるフィッティングのためにロンドンを再訪…なんてことは、しがない若者には夢のまた夢なので、外から眺めるのみです。

写真も少ないので、南端にあるEde & Ravenscroftから順にサクサクと紹介していきます。

Ede & Ravenscroft(イード&レイヴェンスクロフト)

英国王室の儀典用衣装を作っていた会社だそうで、最も古いテーラー

私が訪れたタイミングでも、2つのRoyal Warrant(ロイヤルワラント)が掲げられていました。

店内も重厚感があって素晴らしかったです。

礼服も超格好良い。

Apple Corps.(旧アップル・コア本社)

南端からストリートを眺めると有名なビルが建っています。

1969年1月30日にビートルズがルーフトップ・コンサートを行ったビルです。

当時は、アップル・コア本社が入っており、録音設備も整っていました。

公開録音で記録映画にもなりましたが、ビートルズ最後のライブとなりました。

引用:New York Post

ブループレートに詳細が記載されています。

ロンドンの至る所に掲示されており、歴史を大切にしていることが分かります。

アップル社になぞらえてリンゴが置いてあったのが嬉しい!

Drake's(ドレイクス)

日本ではネクタイメーカーとして有名なドレイクス。私も1本持っています。

ディージ&スキナーと同じビルに入っています。

Dege & Skinner(ディージ&スキナー)

英国軍の様々なレジメントの公式テーラーであるディージ&スキナー。

現在兵役についている英国王室の若きメンバーのビスポーク・テーラーでもあるとのこと。

Huntsman & Sons(ハンツマン&サンズ)

もともとスポーツや狩猟のためのジャケットを作っていたことが店名の由来。

我々世代にとっては、映画『キングスマン』で一躍有名なったお店。

ビスポークは£3,000~(570,000円)とのことでした、、

ディージ&スキナーのビルとナッターズのビルの間に建っているビル。

どれだけ密集しているかお分かりいただけるだろう。

Chittleborough & Morgan at Nutters(チットルバラ&モーガン・アット・ナッターズ)

ミック・ジャガーの結婚式のウェディングドレスやバットマンジャック・ニコルソンの衣装、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』のジャケットで横断歩道を歩くメンバーのスーツのうちの3着のデザインを手掛けた伝説のトミー・ナッターがいたお店。

ロックファン垂涎の聖地は、1階がSCABALのビルの半地下階にある。

分かりにくいので航空写真で。

Richard Anderson(リチャード・アンダーソン)

独立テーラーの矜持を維持する現代のサヴィルロウを代表するテーラー

地下階も同じお店。

お察しの通り、ナッターの北隣のビル

Henry Poole & Co(ヘンリー・プール)

最も有名なビスポーク店だろう。現代的なディナージャケットを創った店。

サヴィル・ロウ最古のテイラーという情報も出てくる。

地下は工房になっています。

Ozwald Boateng(オズワルド・ボーテング)

ガーナ出身の創業者は、「もっとも優れたアフリカ系イギリス人100人」に選ばれているとのこと。

他の店舗とは色彩感覚が明らかに違っていた。これも格好良い。

最後はお向かいさんの店

Ziggy Stardust Plaque(『ジギー・スターダスト』撮影地)

サヴィルロウ街区内の裏路地にデヴィッド・ボウイの名盤『ジギー・スターダスト』のジャケット撮影場所があります。

現在はレストランになっているため、早朝に撮影するのが良いかも知れません。

服装を除けば、なかなかの再現度ではないでしょうか。

※木製椅子に足を掛けずに、脚をプルプルと浮かせながら撮影しました。皆さんもマナーを守って撮影してください。

引用:David Bowie Official Website

モニュメント的なアートもすぐ近くにあります。

ブループレートから壁沿いを北西に歩いてみてください。

さいごに

いかがだったでしょうか。

各店舗の写真が1枚ずつと、情報量が多くて申し訳ありません。

これでもサヴィルロウを網羅はできていません。

本当にスーツ屋さんしかないようなストリートなので、観光がてらに丁度良いですよ。

はじめに ~今回もイギリス旅行です~

今回もイギリス旅行編をお届けします。第2回です。

1.イギリス旅行 Part1 ~ロンドン 最高級革靴店編~

2.イギリス旅行 Part2 ~ノーザンプトン 革靴ファクトリーショップ編~

3.イギリス旅行 Part3 ~サヴィルロウ 紳士服編~

4.イギリス旅行 Part4 ~ロンドン 紳士帽とカジュアル服&場所特定に困った聖地巡礼編~

↓第1回はこちら

さて。革靴もどうせ趣味なら良いものを…ということで、超高級紳士靴。

高くて良いもの、安くてもう~んというもの、国産デニムにもありますよね。

2023年7月、当時は1ポンド(£1)=180円と歴史的な円安でしたが、靴工場まで行けば、B級品が安く買えるらしい!ということで、イギリスに行ってきました!

販売価格もできる限りご紹介できればと思っています。

靴工場のある街というのは、ノーザンプトンです。

イギリス中央部、ロンドンの北東にあります。

ノーザンプトンへの行き方

まず、ロンドンのユーストン駅から鉄道に乗ります。

チケットの買い方は日々変化するため、地球の歩き方を読んでください。

券売機はこんな感じ。

入口に改札はなく、係員がチケットのチェックに来ました。

チケット。41.70ポンド=7,567円。

復路はオフピークタイムなので、£18.80=3,411円で済みました。

早めに買うとお安く購入できるので、往路は朝早くから事前予約、復路は当日購入でも良いかなと思います。

電光掲示板。どの電車に乗るかはGoogleマップで調べましょう。

鉄道はこんな感じで、日本の特急列車のような雰囲気です。

車窓は、緑の畑や黄色の畑。どちらも小麦類でしょうか。

刈り取られて芝だけになっていて、イギリスらしくて良い景色でした。

車内に到着駅が掲示されるので、初めて乗る方も安心です。

ということで、電車は定刻通りに8:25にNorthampton駅に到着。

ノーザンプトンの革靴ファクトリーショップ

ノーザンプトンには、少なくとも6つの最高級革靴を作るファクトリーショップがあります。

・ジョンロブ(John Lobb)

エドワードグリーン(Edward Green)

・チャーチ(Church’s)

クロケット&ジョーンズ(Crockett & Jones)

・トリッカーズ(Tricker’s

・ドクターマーチン(Dr. Martens)

そのうち、お目当ての4店舗に行ってきました。

Church's Factory Shop(チャーチ ファクトリーショップ)

まず、駅から一番近いチャーチから。

正面玄関はオフィスになっています。

壁に書いてあるとおり、正面を見て左側にファクトリーショップがあります。

写真中央のファクトリーショップの入口。

昔ながらのレンガ作りの工場ですね。

扉が開いていて工場内が少し見えましたが、近代的な工場のような内装でプラスチック製の木型が並んでいたり、吊り込みか何かのトントンと木槌を叩く音がしました。

9:00開店です。

値段は一足ずつ違う様子でした。

フルブローグの靴を3足試着させてもらいました。

どれも割とB級品らしい理由があるものが多かった印象です。

どれも幅や踵の収まりが一長一短ですが、500ポンドくらいの靴に決めたものの、お会計直前にバートンを発見。

履いてみるとデザイン的にこれ一択だなと思ったが、金額がライニングなしで875ポンドでした。

ライニングありでロンドン市内で買うと940ポンドぐらいとのこと。

日本で17.5万円ぐらいで買えるので、関税を考えると全くお得感がなく…たくさん試着させてもらったので申し訳なかったですが、ライニングの有無で長持ち具合も変わってくるだろうし、思い出作りのために無理に買う必要はないなと思って謝りながら撤収しました。

Tricker's Factory Shop(トリッカーズ ファクトリーショップ)

トリッカーズは古いレンガ製の長屋みたいな建物に工房がありました。

中は見えないが、ヒップな音楽とトントンと木槌を叩く音がしました。

ファクトリーショップは少し離れていて、少し歩きます。

今日はお休みのようでしたが、親切にもオフィス側の店舗に通してくれました。

その際に工場内を通って歩かせてくれ、革の匂いや山積みの木型、明るい職人さんたちが!!

見ていてウキウキしました。

店内の様子。撮影OKの許可はきちんと頂いています。

特にどこがB級品になっているのか分からないような素晴らしいラインナップでした。

また、ソール違いもリクエストすれば、奥から持ってきてくれます。

価格表はこちら!

靴は320ポンド前後と日本の半額ぐらいで売られていて、金額的には非常に魅力的ですが、どうしても靴箱を持てるだけの物理的に買える限界があります。

チャーチの方が…グリーンの方が…と煩悩が邪魔をして。ファクトリーショップらしいお得感に溢れた価格だしキープしたい気もしましたが、一番欲しいものじゃないので泣く泣くパスしました。

お店を出たら、ヒップな音楽は明るいディスコに変わっていて、社員さんや職人さんの笑い声もするし、陽気なファクトリーでトリッカーズが大好きになりました。

Edward Green Factory Shop(エドワード・グリーン ファクトリーショップ)

次に訪れたのは、トリッカーズから徒歩でエドワード・グリーンへ。

工場の奥にある売り場の写真撮影は禁止です。

展示されている在庫量は最も豊富で、定番から見たこともないようなモデルの靴がびっしりと並んでいて、靴は全てが約500〜600ポンドと破格。

本命中の本命だったので、少しでも気になった靴は全て足を通しました。

そして、購入したのがこちら。

イカつ過ぎる・・・。

ここからは、日記のような買い物ブログにお付き合いいただきます。

世界一の靴の街。ここでもう一生分の靴を買ってやろうと目論みました。

まず、スワンネックが特徴の大定番・黒のチェルシーは、絶対に欲しいと思いました。

チェルシーはサイズ展開がたくさんあったので、これでサイズ7H-長さ8-ワイズEが一番合うと判断。

チェルシーは同じサイズで二足あり、一足はシュータンの固定縫い忘れで、ジャストフィットサイズで履く時にシュータンが靴下に引き摺られて奥に押し込まれてしまうので、非常に履きにくかったもの。

もう一足の傷もの…といってもまず分からないような程度の方を購入しました。

靴箱には、Factory Shopのシールが貼られています。

ストレートチップにブローグが入ったバークレーも気になってましたが、在庫なし。

次に、フルブローグのものを探してみました。

明るい色や秋っぽい茶色のものを見ていたが、ワイズが合わなくて断念。

グレーのインバーネスがめちゃくちゃ格好良い色で、一目惚れしたので購入。

ただ、このE82ラストは、チェルシーのE202ラストより更にワイズが狭いかなりスタイリッシュな型なので、手放すかもしれません…

これだけ箱も格好良いです。

ジーンズにも合わせやすいドーバーも買うことに。

大変手間がかかっているハンドゾーン=ハンドステッチが入ったモデルは少しお高めの価格設定。

色々試し履きをして、結局はこの三着購入。

どれも、表面に擦り傷があるのがファクトリーストアのB品になった理由らしいです。

例えば、ドーヴァーだとこんな感じ。

てっきりステッチに飛びがあったり、ブローグが欠けているんだと思っていたので、これだけでここまで安くなるのには驚きました。

使えばどうせ傷が入ると思うので、自分としては全く問題ないですが、確かに新品で買ったら傷ありだったら交換してもらうでしょうね。

ただ、日本で新品を買えば1足25万円するので、こんなに安くなるのは訳が分からないです。

包んでくれているうちにバーゲンセールの棚を見つけました。

セールで£250〜£300ともはやスニーカー並の価格、この価格でこんなに足にフィットする革靴は買えません。

派手なものやサイズが合わないものばかりでしたが、一着だけ良いのがあって、勢いで買ってしまいました。

安くなっていた理由は、6年前のモデルで型落ちなのでセールになっているとのこと。

つまり、傷ものですらありません。

合計で四着。革靴ビギナーにはありがたい限りです。

安いとはいえ、合計1,875.00ポンド=340,222円もしました。

工場の様子はあまり見られませんでしたが、検品の様子は見られて、普通に淡々と作業をしていました。

トリッカーズのようなワイワイ系とはちょっと違う雰囲気、優等生のエドワード・グリーンらしい感じがしました。

…と、これで終わりません。

何とファクトリーショップには、シューツリーが売られていないんです。

そのため、ジャーミンストリートのエドワードグリーンでシューツリーを購入しました。

シューツリーは、定価105ポンド。

4足全部同じシューツリーとのことなので、4つも買わなくていいだろうと思いませんか?

店員さんに聞いてみました。

私「履かない時もそれぞれ一足に一つずつのシューツリーがないと駄目なんですか?」

店員さん「Yes」

私「・・・」

4足分購入しました、、

シューツリーだけで、合計420ポンド=76,210円。

一生に一度の買い物レベルにお高い。というか、靴がもう一足買えるよ、、

John Lobb Factory Shop(ジョンロブ ファクトリーショップ)

エドワード・グリーンがタクシーを呼んでくれて、グリーンからジョンロブまで走らせる。

何と贅沢な移動でしょうか。タクシー代は、6.70ポンド=1,216円でした。

Googleマップを頼りに行くと倉庫のようなところに到着します。

看板にしたがって少し歩くと、こういうファクトリーショップに到着します。

先ほどまでと異なり、厳重な警備体制です。

ジョンロブは売り場の写真撮影禁止。

ウィリアムは約700ポンドで、紐靴は650ポンドぐらいでした。

展示されている在庫量も少なめで、在庫確認をしてもらいましたが、マイサイズのウィリアム2は在庫なし。

ここからバスに乗って駅まで帰るバス代は約2ポンド=336円でした。

ということで、戦利品を持って、ロンドンに帰りました。

サイズ選び失敗

いかがだったでしょうか。ノーザンプトン編。

実は、エドワード・グリーンで致命的なミスを犯しています。

私はワイズEEがジャストだったようで、後に全ての靴が絶妙に小さいという悩みを抱えます。

これ、全部です。

そして、日本でEEワイズを取り扱っている店なんてないんですよ、、

あっても定価ではとても買えません。

そのため、最近はストレッチャーで一生懸命、革を伸ばしております。

それでも上質な革過ぎてすぐに戻るんですよね。

失敗した原因は、時短体による足のむくみや高級靴ならではの革が足に吸い付く(初めて経験しました)ことで、かなりタイトめに感じてしまうという。

E82ラスト

最初はこういうもんだと無理をしていたら、しばらく足が痛くて病院に通うことになりました。

締めつけ感が強いのはまだしも、骨が当たっている状態では絶対に無理しちゃ駄目です。

E202ラスト

さいごに

いかがだったでしょうか。ノーザンプトン編。

買ったのにサイズが合わないなんて…一生分の靴を買えませんでした。

よい子は絶対にマネしちゃダメだよ!(金銭感覚も狂うしね、、)

また靴を買わなきゃ…ということで、リサーチ再開。

そこから、どんどん革靴の魅力にハマってしまいました。

ただ、悲しいかな、財力はありません。

イタリア靴は似合わなさそう、フランス靴は高い…などと買わない理由を探しながら調べているうち、「ドイツのハインリッヒ・ディンケラッカーというブランドのフルブローグシューズが、お値段控えめな割にゴツくて格好良い!」と出逢ってしまいました。

今は東欧靴のコスパの良さに惹かれています。

ということで、ゴールデンウィークに靴を買いにヨーロッパを再訪することにしました~!!パチパチ~!

というオチでいかがでしょうか。

第3回はこちら!

はじめに ~アメカジじゃないの?~

ご無沙汰しています。

最近はアメカジより紳士服・紳士靴に夢中になっています。

きっかけは、礼服をセミオーダーで作ったこと。

アメカジにはないジャストフィットにやられてしまいました。

また、革靴もどうせ趣味なら良いものを…ということで、超高級紳士靴。

靴の本場は、イギリスとイタリアですが、保守的なイギリス靴に興味を持ちました。

ただ、レザー製品ですし、工芸品のようなものなのでお高いんですよね。

そんな中で、靴工場まで行けば、B級品が安く買えるらしい!ということで、イギリスに行ってきました!

2023年7月、当時は1ポンド(£1)=180円と歴史的な円安でした。今もですが…。

当時は、ブログにアップすることは考えていませんでした。では、今になってなぜアップロードするのか。

…というのは、今年のゴールデンウィークにヨーロッパ旅行に行ってきます。

東欧も紳士靴のメッカになっていますが、ビスポークばかりなので何せ情報が少ない!

10年前のブログも大変参考になるぐらいのレベルなので、誰かが後進の旅行者に向けた記事を書く必要があるだろう…ということで、僭越ながら私が書こうかなと思っています。

そのため、今回は比較的情報の多いイギリスですが、あくまで旅行者向けの記事なので、いつもとは少し毛色を変えて、解説少なめで淡々と写真を載せようと思っていたのですが、意外と大ボリュームになりました。

旅行写真なので手ブレ等もご容赦ください。

あと、写真枚数も多いので、顔も雑に切り抜いています!笑

全4回でご紹介します。

1.イギリス旅行 Part1 ~ロンドン 最高級革靴店編~

2.イギリス旅行 Part2 ~ノーザンプトン 革靴ファクトリーショップ編~

3.イギリス旅行 Part3 ~サヴィルロウ 紳士服編~

4.イギリス旅行 Part4 ~ロンドン 紳士帽とカジュアル服&場所特定に困った聖地巡礼編~

ということで、今回は第一回。

↓サンフランシスコのリーバイス本社旅行記もあります。

セント・ジェームスズの革靴店

まず、ロンドンの超高級革靴店といえば、St. James's周辺に集まっています。

セント・ジェームスの方が読みやすいじゃん!」と思うのですが、Google Map曰く、ジェームスズだそうです。

ちなみに、世界一の仕立てスーツ屋さん街のサヴィルロウから徒歩圏内。

世界一ドレスコードに厳しいThe Ritz London(リッツホテル ロンドン)があるなど、世界を代表する紳士の街です。

ホテル内部の写真は、おまけとしてさいごに掲載します。

John Lobb(ジョンロブ ロンドン)

まず、King of Bispokeことジョンロブ・ロンドンから。

英国どころか、世界最高峰の靴屋さんなので、最初にご紹介します。

こちらは、メインのJermyn St(ジャーミン・ストリート)と交差するSt. James's St(セントジェームスズ・ストリート)という別の通りに面しています。

隣に世界最古の帽子店がありますが、そちらは第3回でたっぷりご紹介します。

パリのエルメス傘下のジョンロブと区別するため、便宜的にロンドンと呼んでいます。

パリは既成靴、こちらはビスポークのみの取り扱いです。

この日のショーウィンドウは、夏用のパンチ穴がたくさん開いたもの。

デザイン性も抜群で季節感があって素晴らしいですが、穴開きは日本で履いている人は見たことがありません。

ギリーシューズとローファー、ケアグッズたち

恐る恐る店内にお邪魔しました。

奥に映っている方が、気さくに「見てって!」とのこと。

店内の戸棚にはサンプルがたくさん並んでいます。

ここに展示されている靴を参考にオーダーする人も多いんだとか。

形は世界の標準に近い王道の英国紳士靴。

やや攻めたシルエットのものもあります。

貴族の乗馬用?のボタン留めブーツ

ヒールのついた恐らく女性用のもの

歴史的な靴のコーナーもありました。

White'sやWescoなどアメカジブーツ以外を知らなかった私には驚きの世界でした。

超絶格好良くて、50万円以上は当たり前と超絶お高い世界です。

サマーセール対象商品があるかなんて聞いちゃ駄目です。世界一を知れて良かった。

カタログもいただいてきましたが、よほど古いのか糊が取れていました。

Shoe Makerではなく、Boots Makerなのも、この辺りも歴史的な経緯がありそうな気がます。

中も冊子ではなく紙資料がどっさり入っていました。

ファンは欲しいんじゃないでしょうか。

John Lobb(ジョンロブ ジャーミンストリート店)

ジョンロブの既成靴販売はこちら。

Jermyn St沿いに面するお店を紹介します。

まず、ややこしいので、ジョンロブから片付けておきます。

ジョンロブ・パリの店舗になっている…という認識ですが、あっているのかは不明。

店内の写真がありませんが、確かノーザンプトン製の靴が売っていたはずです。

Edward Green(エドワード・グリーン

次に、エドワード・グリーンです。

ジョンロブと人気を二分する名店で、ロンドンの本店にあたるお店です。

こちらの銅像も、店に訪れた際に見てほしいです。

そう、紳士服に革命を起こしたダンディの頂点に君臨するボーフランメル。

ボーフランメルの紹介を始めるとそれだけで記事が終わってしまうので割愛します。

当然ながら既成靴ですね。

店内にはもう制作されていない形のフルブローグシューズなども展示されていました。

この店舗ではシューツリーを購入しましたが、ノーザンプトンで靴も購入したので、詳細は第2回記事に譲ります。

少なくとも靴に関しては、サマーセールは行っていないと思います。

Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)

お値段がぐっと下がってクロケットアンドジョーンズです。

ジャーミンストリート沿いに2店舗もあるようで、こちらは69 Jermyn Street店です。

サマーセール中のショーウィンドウをご覧ください。

概ね、£400(70,000~80,000円)ぐらいでしょうか。

これなら紳士靴のあまり興味のない人でも何とか手が届きます。

ブリグジット以降、免税措置がなくなってしまいましたが、お土産にいかがでしょうか?

B級品でもないし、どこのメーカーもデザインやワイズの展開が日本より豊富です。

Tricker's(トリッカーズ 本店)

英国王室チャールズ3世御用達を掲げるカントリーシューズの名店です。

ネット情報ですが、こちらが本店になるとのことでした。

こちらもサマーセール開催中。

ダブルソールだったり、アメカジとの相性も抜群です。

正直、並行輸入品を楽天で買うほうが安かったりします。

当たり前ですが、デザイン展開はこちらに軍配。エアジョーダンみたいな色使いの靴もありました。

The Ritz London(リッツホテル ロンドン)

おまけ…ということで、世界一ドレスコードに厳しいThe Ritz Londonです。

左奥の入口でドレスコードのチェックがあります。

こちらは大通りに面した通路側

エントランスは、豪華だけれどもシックで洗練されています。

お客さんも紳士淑女ばかりです。

その他エリアの革靴店

George Cleverley(ジョージ・クレバリー

最高級ラインのAnthony Cleverley(アンソニークレバリー)をはじめ、伝統的な英国紳士靴から更に攻めたシルエットの靴を展開するお店。

接客も最高で、高価で買えないが見たくて来たんだと伝えると、非常に喜んでいただけて、ご厚意で試着までさせてくれました。

靴自体も非常に格好良いのですが、英国で買っても30万円ぐらいします。

サマーセールもやっていません。

Gaziano Girling(ガジアーノ&ガーリング)

ネットでは、ガジガジとも呼ばれるガジアーノ&ガーリング。

こちらは朝早くに訪れたので、店内に入れず。

スーツを仕立てた帰りに立ち寄れる神立地ですね!笑

トルソーのスーツも格好良いです。

Church's London Regent St.(チャーチ)

トリッカーズと人気を二分するカントリーシューズの名門・チャーチ。

ロンドン市内に店舗数も多いですが、こちらは角地に建っている大きな店舗です。

シルエットはぽってりしていて最高ですが、名物であるポリッシュドバインダーカーフのエイジングがいまいちなので、アメカジファンとの親和性はいまいちかもしれません。

男性向けのショーウィンドウ

女性向けのショーウィンドウ

まだ開店前で中には入れませんでしたが、男性向け売り場かな。

恐らく、サマーセールはやっていません。

女性向けの売り場面積も広いです。

さいごに

いかがだったでしょうか。

今回はシューツリー以外購入しませんでしたが、次回、ノーザンプトンで爆買いしますので、乞うご期待ください。

ロンドンは、比較的多くの記事が見つかりますが、せっかくなので書いてみました。

参考にされた方は、是非ともコメントいただけると嬉しいです!!

また、旅程と営業時間の都合で訪問できなかった店舗も多いですが、全体的に言えるのは、グッドイヤーウェルト製法の靴ばかりだったということ。

ジョンロブでもノルウィージャンはウィーンのMから始まる某工房に依頼していたりしますから、ロンドンという大消費都市だけあって数が売れるので、生産性の高いものが作られているのでしょう。

シューメーカーについては、存続の危機に瀕している所も多いので、とにかくいい靴をたくさん作って、生き残って欲しいものです。

クレバリーを筆頭に、接客も超一流のお店が多いので、ぜひロンドンに行かれた際は、足を伸ばしてみてください。

第2回は、こちら!

はじめに

メリークリスマス、アメたろうです。

今年もあと僅か。アメカジファンの年末といえば、福袋ですよね。

ということで、今日は、トイズマッコイの福袋を紹介します。

トイズマッコイ、ご存知でしょうか。

旧リアルマッコイズを率いた岡本博さんが率いるブランドです。

去年もクリスマスに福袋の中身を公開しました。

2023年トイズマッコイ福袋(オーセンティックTEEセット)の中身

今回は、2023年のトイズマッコイ6千円福袋の中身を公開します。

ただし、発売は2022年末です。オフィシャルサイトから購入しました。

「2023 福袋 オーセンティックTEEセット」
6,050円

ということで、開封しました!

これで6千円はスゴい!!

同じものの色違いが2枚入っていました。

ツートン半袖リンガーTシャツ
ブルー×ブラック(型番不明)
約6,600円(税込)

ツートン半袖リンガーTシャツ
ブラック×イエロー(型番不明)
約6,600円(税込)

シルエットは同じなので、1枚だけ詳細を。

ポケットの縫い付けも丁寧。柔らかい生地。

バインダーネック
トイズのリブは、超長持ちします。

お馴染みのタグ

おまけ ~2022年新年の原宿・Fake α~

新春には、原宿のFake αに行っていました。

お目当てはこちらのヴィンテージスカジャン。

確か200万円ほどでした。

行列の先頭ぐらいの人が買っていましたが、実物は物凄い存在感がありました。

2022年始の私。

Jacket:Orgueil
Vest:FREEWHEELERS
Shirts:THE REAL McCOY'S
Inner Shirts:JELADO
Pants:Orgueil
Shoes:Danner

さいごに

いかがだったでしょうか。

とても使いやすい素晴らしい内容ですね。

今年も追加購入しようかな。

はじめに

フリーホイーラーズのパンツが穿き込み100日を超えたのでレビューします。

こちらの記事の続きになります。

Freewheelers ロングショアマンの経年変化 ~着用201日~

着用101日目ですが、購入時より未洗濯です。

FREEWHEELERS
UNION SPECIAL OVERALLS “LONGSHOREMAN”
Color.Indigo Wabash Stripe Lot.2112001
税込35,200円

右半身の詳細写真。

色味が違うのがとても嫌なのですが、iPhoneの設定上どうしようもないようです。

全体写真のほうが実物の色に近いです。

黄色っぽい写真ですみません。

次は、左半身。

本当にすみません。

バックもそれなりに変化しています。

また色味が変わって本当に申し訳ないです。。

針シンチらしい変化

フラップのない右ポケットの方がよく使っています。

フラップがいい感じにくしゃっとしてる!!

左裾にピンホールができていますね。

ロールアップして履いています。

さいごに

いかがだったでしょうか。

ライトオンスということもあり、色落ちが早いと感じています。

フリホを買うようなお金持ちの人は、たくさん買ってはあまり穿き込まないイメージがあり、そういう人でも本格的な色落ちを楽しめる一本なのでしょう。

冬は少し寒い生地ですが、ファーストウォッシュをかけるまでは、フリホのレザージャケットと合わせて穿き込みます!

はじめに

今日は、ジーンズがこの世に誕生して150周年の記念日です!

501は他の方がたくさん取り上げると思うので、私の持っているリーバイスのなかでも、最もお祝い感のある一本を紹介します。

Levi's ”501 DAY” ~ジーンズの誕生日~

そもそも、なぜ今年が150周年なのか?

こちらについて、簡単に解説します。

ジーンズの起源を考えたとき、デニム生地のパンツにリベットを取り付けたことが画期的な発明でした。このジーンズの特許登録日が150年前の今日になる訳です。

リーバイスは、5月20日を”501 DAY”と定めています。

ゴールドラッシュに湧く北米の鉱山で働く多くの鉱夫の悩みのひとつは、作業中にズボン(パンツ)がすぐに掏り切れてしまうことだった。1870年、仕立て屋のヤコブ・デービス(英語版)は、既に設立されていたリーバイス社のリーバイ・ストラウスから仕入れたキャンバス生地を用いて銅リベットでポケットの両端を補強した仕事用パンツ(ワークパンツ)を発売し、これが鉱夫らの好評を博した。ジーンズは最初、鉱夫らの作業着であった。
類似品が出回ることを危惧したヤコブは、このリベット補強済みパンツの特許を取得しようとしたが必要な資金が無く、権利を折半するという条件でリーバイ・ストラウス社に特許申請を依頼し、特許申請は**1873年5月20日**に受理され、この「リベット補強済みパンツ」はリーバイ・ストラウス社製の製品として製造販売された。このパンツがジーンズの原型である。

Wikipedia「ジーンズ」より引用

LEVI'S「建国100周年モデル? ブーツカット バッドダイ デニムパンツ」の詳細について

前置きはこのくらいにして、ご紹介しましょう。

まずは、ショップの袋から。

日本を代表するヴィンテージ古着ショップのハンドレッドバイヤースさん!

昔はこんな不織布の袋はなかったです。

今回は、最近購入したので値段は伏せようと思います。

名刺と商品タグ

ということで、今日はこちら!

1970年代製 リーバイス
ブーツカットパンツ

派手を通り越して、目がチカチカします。

フロント部は、ジーンズとちょっと違った面持ち。

コインポケットなし

購入後に店主に教えてもらいましたが、バッドダイデニムとのこと。

これだけ履いていても色落ちしてない訳です。

スレーキのポケット裏側
製造管理番号らしい番号が刻印されていました。

また、こういった派手な柄物は大抵1976年製とのこと。

1976年は、アメリカ建国100周年になります。

つまり、愛国心あふれるお祝い柄ですね。

裏から見てもリーバイス

こちらは501ではありませんが、ジーンズ100周年に近い50年前のモデル。

"愛リーバイス"なパンツとして、今回はこちらを紹介させていただきました。

リーバイスらしい形のバックポケット

謎の刺繍糸

ディテールについても。

トップボタンは「30」

42TALON

白タブ BIG E

ダメージや汚れ

最後に、恒例の生地裏表を拡大した写真

文字は織柄として施されています。

おまけ

妻はこんなスウェットを買っていました。

大判のプルートは珍しいですよね。

躍動感のあるオリジナリティデザインも良い感じ。

韓国製のライセンスものは非常に珍しいんだとか。

さいごに

いかがだったでしょうか。

他の方がジーンズはたくさん取り上げると思ったので、敢えて501は外してみました。一応はビッグEですが。。

70年代らしい逸品ですよね。お祝いに相応しい1本だと思います。

はじめに

今回は、オルゲイユのジーンズ「OR-1066」の色落ちレビューです。

今回は見出しや文章の配置を少し変えてみました!

こちらの記事の続きになります。

根性履き

着用200日目で洗濯しました。洗濯回数は1回目になります。

一日8時間以上は着用していますので、約1,800時間ぐらい穿き込みました。

これぐらい洗わなければ、根性履きと呼んでも差し支えないないでしょう。

着用期間1年4ヶ月

洗濯前の写真から。洗濯ゼロらしい色落ちです。

購入時と変わらぬパッチ

ハングアップ

初洗濯

元よりバキバキに育てるつもりはないので、洗濯しました。

水が茶色い・・・

オルゲイユ「ジーンズ OR-1066」の経年変化(着用200日目)

ということで、経年変化を見ていきましょう。

概ね狙いどおりの色落ち

バックも概ね狙い通り

バキバキとは言い難いが、それなりにしっかり入ってくれたヒゲ。

少しずつアタリが出てきた前身頃

ボタンが取れそう。。

左右のポケットは、コインポケットがいい感じに。

ヒザは、ザラ感のある荒々しい色落ち

裾は変化少なめ

股から壊れそう

壊れそうな箇所のアップ

ヒゲLove

背面は、ピッチの細かい縫製のため、あまり変化しないかなと思っていましたが…

腰回りは、シワが深く刻まれています!シンチバック様様ですね。

外してみた

バックポケットは、変化少なめで上品な印象

お尻です。

ハチノスから裾にかけて。

ふくらはぎのフェイドがいい感じ!

ハチノスLove

ヒザ裏表の繋がり部分

ここが好きな人と友達になりたい。

アウトシームは、乾燥機に入れていないのでウネリなし

インシームは、ボコボコとしていていい感じに。

裾には上品なアタリ

長かった空環は邪魔だったので早々に切りました。

革パッチは、カサついたのでオイルを塗り込みました。

生地の拡大

さいごに

いかがだったでしょうか。

サスペンダーは不便なので大変でしたが、アタリの付きにくい縫製や生地使いと格闘してみました。

今季のこのパンツは一区切りにして、春からはフリホを育てます。