ダンまち／ヘルメスの真の姿を探求！目標･能力やベルとの関係性も解説 (original) (raw)
「ダンまち」シリーズで、神々の中でも特に謎が多い存在である「ヘルメス」。
時として味方として振る舞い、時には謎めいた動きで敵対するかのような行動を見せることがあり、不可解なキャラクターとしての印象を与えます。
この記事では、そうした「ヘルメス」のキャラクターにスポットを当て、その詳細を深堀りしていきます。
【ダンまち】ヘルメスとは？
「ダンまち」におけるヘルメスは、橙黄色の髪と旅人帽子を特徴とし、【調停】を司る男神です。
表向きは紳士的な態度で争いを避け、中立的な立場を保ちつつ、道化のようなふるまいを見せることが多いですが、それらはほぼ演技に過ぎず、真の意図を見せない巧妙さを持っています。
リリやフィンによれば、オラリオの神々の中でも「最も胡散臭い」と評されているほどです。
ヘルメスが主神を務める【ヘルメス・ファミリア】は、彼の中立的なスタンスを反映しており、ギルドへの報告を控えたり、探索以外の情報収集や残党追跡など、オラリオの裏側にも手を広げています。
ファミリアの運営は団長のアスフィに一任されており、団員からはその過酷な労働環境からブラックファミリアとも呼ばれています。
特にアスフィはヘルメスの行動によるトラブルの多くを処理しており、ヘルメス自身も彼女を常に側に置き、問題が発生するたびに彼女に解決を依頼し、その結果しばしば彼女に叱責されています。
団員からの信頼は厚くないものの、ヘルメスは自らの眷属に対する愛情を持っており、例えば喋るモンスター（異端児）が攻撃された際、パニックに陥った団員を落ち着かせるために抱きしめるなどの配慮を見せています。
「ダンメモ」においては、アイドルや漫画ブームをオラリオに巻き起こし、ファミリアの資金を使ってアトラクションを作るなど、しばしば騒動を起こしています。
しかし、悪意のある行動ばかりではなく、シリアスなイベントや記念イベントでのヘルメスの活躍は、絶望的な状況を逆転させる重要な要素となっています。
【ダンまち】ヘルメスの能力･強さ
「ダンまち」におけるヘルメスは、交渉術や真実を見抜く能力に非常に長けています。
彼は表面上の話と真意を使い分け、適切なタイミングで少しの誠意を示すことで、相手に断りにくい状況を作り出すテクニックを駆使しています。
実際にこの方法を用いてロキファミリアから未到達階層の情報を引き出そうとしたことがあります。
異端児との交渉後、追いかけてきたロキファミリアの団員たちに対しても、闇派閥討伐に役立つクノッソスの鍵を渡す代わりに撤退するよう促すなど、相手の求めるものを巧みに利用して交渉を有利に進める能力があります。
この交渉術はアイズをはじめとする他の幹部たちも認めるほどで、「交渉が上手い神」として知られています。
外伝では、エニュオの正体がデメテルではないことを見抜き、本当のエニュオがディオニュソスであることを少ない情報から正確に分析しました。
さらに、他の神々からの依頼を受けて運び屋を務めたり、オラリオ外を旅した経験もあり、情報通としての側面も持っています。
そのため、ダンジョンの最奥に隠された契約やアイズの秘密、約束の時代に関する知識も持っているとされていますが、その詳細はまだ明らかにされていません。
【ダンまち】ヘルメスの正体
「ダンまち」のヘルメスは普段、道化のような振る舞いをしながらも、天界においては十二神の地位を保持している重要な存在です。
彼はまた、大神ゼウスの使者としての役割も果たしており、ゼウスの居場所を把握し、彼と直接連絡を取ることができる数少ない神の一人です。
ゼウスが過去にロキ・フレイヤファミリアによってオラリオから追放された経緯があるため、オラリオ内部の情報が得られない状況にあるゼウスは、ヘルメスからの情報供給を頼りにしています。
ヘルメス自身もゼウスに何らかの恩義を感じており、使者としての役割を担っているようですが、具体的な恩義の内容については公にされていません。
「ダンメモ」の四周年記念イベントでは、ヘルメスはゼウスと再会し、ベルの成長について報告した後、思いやりのある言葉を交わしています。
【ダンまち】ヘルメスの目的
「ダンまち」のヘルメスは、約束の時代を象徴する英雄を創出することに尽力しており、特にベルを英雄に仕立て上げることを目指しています。
表面上は中立を装っているものの、ベルが異端児たちを庇ってオラリオ全体からの信頼を失った際、ヘルメスは彼を再び英雄の地位へと押し上げようと、ウラノスやフェルズたちと連携し、ベルが人々の前でモンスターを討伐するシナリオを用意するなど、目的を達成するためなら手段を選ばない姿勢を見せます。
ヘルメスの行動はベルやヘスティアファミリアの意志とは無関係に進められ、彼の意図する結果を得られない場合には、自身のファミリアの団員を動かして意のままに状況を操ろうとします。
その過程で必要とあらば障害となる要素を排除する冷酷さも持ち合わせています。
ヘルメスはベルに対して「神工の英雄」としての役割を期待していましたが、アステリオスが現れたことでベルがフレイヤが望む「異端の英雄」としての道を歩む姿を見て、複雑な感情を抱きながらも最終的にはベルの成長を認めることになりました。
【ダンまち】ヘルメスとベルの関係性
ヘルメスは、ベルがゼウスの孫であり、ゼウスファミリアが遺した重要な遺産であることを認識しています。
この事実に基づき、ベルに深い興味を抱いており、ベルがダンジョンの中層で行方不明になった際には、ヘスティアと共に救助隊を組織して彼の捜索にあたりました。
18階層でベルと再会して以降、ヘルメスは重要な用事があるとして彼を度々呼び出し、女性陣の入浴を覗く事件に巻き込むなど、問題を引き起こします。
また、ベルのランクアップを妬むモルドや他の冒険者を扇動し、ベルに危害を加えるよう仕向けるなど、彼を試練に晒しています。
しかし、黒いゴライアスとの戦いを目撃した後、ヘルメスはベルの資質に惚れ込み、彼を「最後の英雄」として認め、以降はオラリオの様々な事件に彼を巻き込んでいます。
イシュタルファミリアの騒動では、フレイヤを敵視するイシュタルに対してフレイヤのお気に入りであるベルの情報を提供し、騒動にベルを介入させ、イシュタルを犠牲にしてベルが英雄として輝く環境を整えました。
外伝では、ロキファミリアを中心とするオラリオの派閥間の戦いにベルを巻き込む一方、劇場版ではヘスティアの神友であるアルテミスが吸収されたモンスターの討伐をベルに命じました。
これにより、神殺しに近い行為をベルに押し付けることとなりました。
しかし、ヘルメスがベルに与えるのは試練だけではなく、本心から彼を思う行動も見せています。
例えば、モルドと共にベルに夜の街での楽しみ方を教えるなど、彼なりの気遣いも示しています。
まとめ
この記事ではヘルメスに焦点を当て、彼とベルとの関係性を掘り下げました。
ヘルメスはベルを深く理解しており、ゼウスとも直接連絡を取ることができる重要な存在です。
ベルと同じく深く関わるフレイヤとの今後の動向も注目されます。