安寿の小径 (original) (raw)

自民党総裁選挙が終わり、石破政権が動き出しました。

安倍政権の流れを引き継ぐ高市氏が落選してアンチ・安倍派の私としてはホッとしましたが、少しは期待していた石破さんの組閣人事を見てまずガックリ、その後の言動にさらに落胆しています。

自民党の裏金問題も大幅にトーンダウン。

10月6日付の赤旗日曜版トップに、「自らが代表だった石破派(水月会、9月に解散)が「水月セミナー」の収入を2021年までの6年間で計140万円分、不記載にしていたことが編集部の調べで判明しました。」とスクープ記事がありました。

石破さんもやはり「同じ穴の狢」でした。

統一教会の問題に関しては、総裁選前のあるテレビ番組に他の候補者8人と生出演し、「教団との関係について何らかの再調査を行う方は挙手を」と質問された際、他の候補者同様、挙手しなかったので、やはり期待できません。

統一教会の問題では、新内閣の閣僚の内8名が統一教会と接点を持っており、石破さん自身も会合に出席したり講演したりしているというのです。

中でも国家公安委員長坂井氏が選挙で統一教会の人たちにボランティアをしてもらっていたというのは軽視できない問題です。

そんな人に国家の機密を守り、国民の安全安心を守る国家公安委員長を任せても大丈夫なのでしょうか?

石破政権に対するもう一つの大きな懸念は、アジアにNATOのような相互防衛組織を作り、核戦略もいとわないという考え方で、とても心配です。

世界中の国が身を守るためには核に頼るしかないのでしょうか?

イスラエルにしてもロシアにしても、いったいどれだけの一般国民が他国への侵略

を望んでいるというのでしょうか?

第二次世界大戦の時の日本にしても、一握りの政治家や軍人が戦争を望み、情報統制し、国民から自由を奪い扇動して、国民を戦争に駆り立てて行ったのです。

戦争では、相手の国も自分の国も、罪のない国民が一番大きな犠牲を払わされたのではないですか。

戦争で、一般国人が何か得した事はありましたか?

一部の軍需産業が潤っただけですよね。

戦争は誰のため?

少なくとも、一般国民は平和を強く望んでいます。殺されたくないし、殺したくありません。

軍需産業や大企業の資本家、国民を自分の利益やプーチンのように自分の野望のために動かしたがる一部の政治家のためじゃないかと思うのです。

アジアと手を組むなら、相互扶助の精神による技術支援や経済協力や災害支援で支え合ってほしいです。

ウクライナに対するNATOの動きを見ていても、各国は皆戦争に巻き込まれるのを避けています。

当然のことです。

戦争をいとわないのは、軍需産業とそのお金で潤う大国の大企業や政治家だけでしょう。

アジアのまだ余裕のない国々が、たとえ核武装しても軍事で協力し合えるとは思えません。

いくら正義であっても、私はよその国のために息子や孫を差し出したくありませんし、日本が攻撃されるのもゴメンです。

覇権主義的な大国に対抗するには一国では無理で、そのためにはアジアの国々が手を組んで、侵略国に経済制裁を加えるとか、何か外交的な圧力を加える事しかないと思います。

そういう意味なら、アジアの国々と手を組む必要が大いにあると思うのです。

アメリカも覇権国家であるという事を忘れてはなりません。

世界の様々な国の内政に干渉してきたのです。

そんな国に、日本が守ってもらえると思うのはおめでたいです。

アメリカは、中国やロシアににらみを効かせるために、日本に米軍基地を置いているのです。

日本を守るためなどではなく、いざとなったら日本人を戦力として使いたいのです。

どうしてそれが自民党や一部野党、その支持者の人々には分からないのでしょうか。

分かっていても支持しているのでしょうか。

その軍事基地に日本国民の血税を注ぎ込みつづけ、沖縄住民の総意を無視して沖縄の美しい海を、戦火で亡くなった方々の遺骨が眠る海を汚し、考えるたびに本当に怒りがこみ上げてきます。

日本はアメリカ依存を脱して主権を取り戻し、アジアの国々と手を組み、平和的に自国を守っていくべきです。

その日米地位協定についても、総裁選前の石破さんは「見直し」と言ってましたが、総裁選後は、どうも平等にするために「見直す」のではない感じになっています。

いろいろ述べてきましたが、要するに、自民党は総裁が変わってもほとんど変わらず、浄化は期待できないという事。

野党にしても、野田立憲民主党に新たな期待はもてません。

なぜなら、野田さんの言ってることが、自民党とあまり変わらないし、政権を担えるほどの力量があるとも思えません。

総選挙の結果がどうあれ、悲しいかな、この先の日本の政治にほとんど期待が持てません。

70年代初めの社会党共産党が強かったころが懐かしいです。

革新勢力が強かったあの頃の自民党は、ここまで国民を軽視していなかったし、バラマキ都政と言われても、やっぱり社共の推した美濃部都知事は、福祉都政の基盤をしっかり築いてくださいました。

彼が都庁を去る時は、紙吹雪で都の職員に見送られていましたね。

その後の都政で、福祉はだいぶ後退してしまいましたが、それでも東京の福祉が他の道府県より進んでいるのは、あの時のお蔭だと思います。

どこを見ても望ましい状況は見えてこず、この先の総選挙、どうなるのでしょうか?

でも、諦めたら終わり!理想にしがみついて、希望は捨てず、少しでも良い選択をしていかなければなりません。

占いでも、今は変革の時代と出ています。

破壊と創造の時代です。

その後に来るのは精神の時代です。

そこに望みをつないで、今は一歩一歩、粘り強く少しずつ周囲を変えていきましょう。

とりあえずは、しっかり政治を見守っていきましょう。

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿

アメリカ大統領選に関するニュースを見るたびに、どう好意的に解釈しても、民主主義国家アメリカで、まるで独裁者みたいに見えるトランプ氏が、どうしてあそこまで人気があるのかずっと疑問でした。

そんな折、9月17日東京新聞の夕刊に興味深い記事が載っていて、私の疑問がやっと解けました。

(以下、「」内は同紙の記事から)

レコンキスタ失地回復)の時代』。ウクライナ侵攻に至る歴史の逆流を海外の識者と読み解く。 ⅭⅠA元工作担当官グレン・カール氏に聞く

カール氏によると、トランプ氏は米国の「真実」を反映していて「彼は突然変異ではなく、アメリカという国の土壌から生まれてきた」というのです。

「最高の(世論)工作は真実の上に築かれる」のだそうで、トランプ氏はその真実を体現しているのだとか。

「米国の真相に潜む「真実」とは何か。第一に白人優位の人種差別意識、第二に内にこもる孤立主義、第三に(平等社会の反作用として頭をもたげてくる)権威主義への衝動だ」

米人口に占める白人の割合は減り続け「人種的少数派に転落すると予測されている」

「だが、権力の上座に座る者が自ら進んでそれを手放すだろうか。私の答えは「ノー」だ。トランプ氏は米社会の変化に憤り、(既得権にしがみつく)白人の差別意識に支えられている。」

内向きの「自国第一」主義も米国人のDNAに刻まれている。

「(「米国第一」や「米国を再び偉大に」(MAGA)」を掲げる)トランプ氏はそんな内向き志向を共有している。根っからの孤立主義なのだ。だから大衆の信条と響き合う」

「トランプ氏は、そうした(「強い父性」への)欲求に立脚する。再び浮上してきたのは米国の歴史や文化に根差した「真実」を反映しているからだ」

なるほど、納得です。やっとトランプ人気の謎が解けました。

「(元工作員から見ると)こうした状況は全く好ましくない。なぜなら(米国と対立する)ロシアや中国の情報機関に付け入る隙を与え、容易に情報工作を仕掛けられてしまうからだ」

「外国勢力に隙を与えないためには、国民をつなぐ「神話」を持たなければならない。国の理念や進むべき方向について、皆が一つにまとまる事の出来る共通の「物語」が必要なのだ。」

「残念ながら、「米国の物語」は壊れてしまった。(社会の奥底に閉じ込めていた「真実」が解き放たれ)建国から250年近くかけて、ようやく実現にこぎつけた(自由と平等)の理念は大きく損なわれた」

「(対立国)の情報機関はそんな裂け目を見て取るや、民衆の不安をあおり、不和を増長し、さらに社会を侵食しようと仕掛けてくる。『トランプ(登場)後』の米国は工作の沃土と化した」

トランプ氏の登場は、国際社会においても、アメリカにとっても喜ばしいものではないのですね。

もちろん日本だって大変ですよ。今よりもっと不平等を押し付けられる可能性大ですから。

世界の大国の指導者の顔ぶれを見ると、この先不安しかありません。

9月半ばだというのに、空は真夏のカンカン照りですが、世界中に暗雲が立ち込めているような気がします。

戦後の復興期には国民が心を一つにする「日本を文化的にも経済的にもよくしたい」と言う思いが国民の中にあって、その思いで頑張ってきたわけですが、ある程度それが実現した今、日本人を一つにする思いって何でしょうか?

私は、こんな不穏な世界情勢の中で、一番必要なのは、平和憲法を守り、どこの国とも戦争をしないことが第一で、国民の暮らしの安全安心への取り組だと思うのです。

断じて軍備の増強ではなく、それはむしろ国民を戦争へ引きずり込むリスクでしかありません。

国民の不安は毎年多発する自然災害です。

地震の時、最も危険な原発を廃止して、各県或いは各地方に自然エネルギーを利用した発電施設を造り、各自治体が管理運営し、雇用を生み出し、自然災害が起きた時には、近隣自治体がすぐサポートできる体制をつくること。

農業や漁業、畜産など、日本の食料自給率を上げ、輸入品に頼らない食の安定供給を確保する事。

若者たちに、平和で暮らしよい日本を残してあげたい。それが私の唯一の望みなのです。

こんな私を喜ばせる本が東京新聞に紹介されていました。

市民エネルギーと地域主権

新潟「おらって」10年の挑戦

佐々木寛著 大槻書店 1980円

(以下東京新聞 国策に風穴「私たちの手に」高橋真樹氏の書評より)

福島第1原発事故をきっかけに、(新潟県で)市民によるエネルギー自治の取り組みが始まった。

「一般社団法人おらってにいがた市民エネルギー協議会」を設立。10年で県内に合計で約40カ所の低圧太陽光発電所を設置し、現在は小水力発電所も計画中だ。

―中略―

欧州では20世紀後半から、市民エネルギー事業への参加を通じて、地域の主体性を取り戻す動きが盛んになった。それを「エネルギー・デモクラシー」と呼ぶ。エネルギー事業に関わる事は、単にどれだけ発電できるかという話ではない。中央集権的で市民にはブラックボックスとなっていたエネルギー事業に風穴を開け、地域の主権を自らつかみ取る手段である。

日本では福島の事故を受けて、「ご当地エネルギー」と呼ばれる「おらって」のような組織が全国で続々と設立された。」

そうだったのですね。この嬉しい市民活動について、寡聞な私は10年間も知りませんでした。私のようなものでも気付くように、マスコミでもっとこの事を報道してほしかったです。

マスコミがあまり力を入れなかったのは、大手電力会社に忖度したのでしょうか?

日本にもしっかり「エネルギー・デモクラシー」が始まっていたのですね。

悪いニュースばかりで暗くなっていた心の中に、微かですが希望の光が見えてきました。

日本人が心を一つにして、もっと、いろんなデモクラシーが日本各地に沸き起こりますように!

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿

ノロノロ大型台風のせいで、日本中が大変な思いをしました。

台風が九州に接近していた日、東京は曇り空だったので、リュックに折り畳み雨傘を入れて予約した歯医者さんに向かっていました。

少しぽつぽつ降ってきたなと思いましたが、歯医者さんまであと少しだから、傘を取り出すのは面倒と歩き続けていたら雨脚が急激に強まってきたので、慌ててリュックから傘を取り出し、カバーを外し拡げているうちに頭からシャワーを浴びたように濡れてしまい、慌ててお医者様に駆け込みました。

こんなこともあろうかと持参したタオルであちこち拭いましたが、濡れた服にエアコンが寒かったこと。

75年の私の人生で、こんな短時間にこんなにビショ濡れになるなんて初めての経験でした。

地球温暖化のせいで海水温が上がり水蒸気を多く吐き出すので、それが雨雲になり、降れば土砂降りになるのだそうです。

温暖化、恐ろしい事になってますね。

2025年の概算要求が発表されました。

防衛省の請求額は8兆5380億円で過去最大で、8月31日付の東京新聞の見出しに「敵基地攻撃能力の強化に巨額」とあり、「専守防衛の理念空洞化」とありましたが、アメリカに追従してどんどん戦争の方に引っ張られていくようで、本当に恐ろしいと思います。

その一方で「発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が全国の米軍基地や工場周辺などで検出されている問題」で、環境省は「全国の平均的な(PFAS)の血中濃度の測定は継続するが、汚染地域に絞った調査は実施しない」という事で、その費用は概算要求に盛り込まれていなかったそうです。

「現時点でどの程度の血中濃度健康被害が生じるか、明らかになっていない」からだと説明しているようですが、アメリカやヨーロッパなどではしっかり基準値が決まっているのですから、理由になっていないし、そもそも汚染地域の住民たちが一番不安を抱えているのに、それを調査しないなんてありえません。

調べたがらないのは、汚染源の一つである米軍に配慮しているのですかね。

国民の命より、米軍が大事なんでしょうか?

新聞を開けば腹の立つことが多いのですが、いいニュースもありました。

同日の東京新聞6面の記事です。

『軍拡路線反対「アジアで連帯を」』という見出しに眼が引き付けられました。

「暮らしを守る立場から政府の軍備拡大路線に反対し、平和の重要性を訴えようと、主婦連合会日本消費者連盟は30日、『アジア平和共同声明』を発表した。韓国のドゥレ消費者生活協同組合連合会と連名で『世界的に軍拡が進行する今こそ、アジアで連帯して反戦と平和を訴える必要がある』と主張している。」

こういう動きもあるのですね。

過去の戦争の記憶が邪魔をしてなかなか連帯できなかったお隣韓国の女性たちと平和宣言をするなんて、嬉しさ倍増です。

日韓両国の女性たち、なかなかやりますね。

やっと、小さな希望の光が見えてきました。

この光をもっともっと大きく育て、アジア全体に広がりますように。

そのためにもまだ一部の日本人の中に残っている第二次世界大戦時代の中国や朝鮮半島の人々に対する差別意識を根こそぎしなければなりません。

関東大震災の時の朝鮮人虐殺事件に追悼文を送るのを拒否している東京都知事

ちゃんと日本の文科省が正規の学校であると認可している京都国際中学高等学校が甲子園で優勝して韓国語で校歌を歌ったら誹謗中傷がすごかったと聞いています。

英語やドイツ語、フランス語で歌ったら非難しますか?

京都国際中学高等学校は在日韓国人のための民族学校ですから、校歌が韓国語なのは当たり前。その上、日本人の学生もいて、野球部にも大勢在籍しているのですから、その人たちも自分の高校の校歌だと誇りを持って歌っているのに、なんで批判するのですか?

もし来年も優勝したら、また誇りを持って韓国語で校歌を歌ってくださいね。

東京の片隅から応援してます!

だいたい日本人にはモンゴルや中国や朝鮮半島など、大陸からの人々の血が濃く流れています。

日本語の文法は韓国語とよく似ていますし、発音はポリネシアとか、南方の島国の発音と似ているといいますから、その方面の人々の血も流れているのでしょう。

とすると日本人は様々な国の混血の民族の可能性が高いですし、中国や朝鮮半島の方々からは仏教を始め、鉄器、漢字など、様々な文化、文明を学んできたのです。

尊敬こそすれ差別するのは違うと思います。

彼らを差別するのは自分自身のルーツを差別する事でしょう。

まったくばかげていますが、第二次世界大戦前の教育にその罪はあります。

そして今なおその残滓を引きずっている人たちが大勢いるという事ですね。

人を差別して優越感に浸りたい情けない人たち。

そんな人たちに足を引っ張られないように、前に進んでいかなければなりません。

「日本人」ブランドにしがみついているような島国根性ではこの先日本は衰退します。

これからの日本は、太古の昔のように、おおらかにいろいろな国の人を受け入れ、その方々の力を借りなければやっていけなくなるのです。

なぜって、日本の少子化が止まるとは思えないからです。

いくらお金をばらまいてもこの先歯止めがかかるとは思いません。

お金の問題だけではないのです。

正規雇用の増加で、結婚すらためらってしまう若者が増えていること、

いまだ夫婦別姓が認められず、女性の地位は世界146か国中118位です。

そんな日本の子育て支援の脆弱さを見れば、結婚しても子供を持たない選択をする若い人たちが増えて当然です。

将来に希望が持てる国、安心して結婚できる国、仕事をしながら安心して子供を産んで育てられる日本にならなければ、出生率は下がる一方でしょう。

出生率が下がっているのは、若い人が日本の将来に希望を持てないからです。

少子化が進む日本にとって、経済の上でも、国防の上でも大切なのは、国境や国籍を超えて人と人とのつながりを築いていくことだと思います。

平和的なつながりをどんどん増やしていくことが小さな島国日本の生きる道です。

戦争は巨額なお金を使って国民を不幸にします。

攻めているロシア国民だってイスラエル国民だって絶対に不安を抱えているし、莫大な軍事費を消費した後の戦後も国情が良くなるとは思えません。

守る方はもちろん、責める方だって無傷ではいられないのが戦争です。

軍拡反対! 平和憲法9条を守れ!

平和が一番!

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿、、

自民党の総裁選挙が連日ニュースで取り上げられていますが、誰がいつ立候補するのかという事ばかりに報道が偏っていて、立候補しそうな政治家が、それぞれどんな国にしようと考えているのか、よく分かりません。

私たちが選挙するわけではないのですが、やはりどの人が今後日本のリーダーになるのか、大いに気になります。

候補者の皆さん一様に「自民党を変えていかなければならない」とおっしゃいますが、具体的にどう変えるつもりなのか、ほとんど伝わって来ません。

今までの各候補の言動を探っていくしかありません。

若い候補者に希望を持たれる方がいらっしゃいますが、若ければ自民党を刷新してくれるかというとそうはならないでしょう。

若手で人気のある小泉さんも小林さんも自民党の先輩たちの後に続いて、靖国神社に参拝してます。

政治家が政治家として参拝すれば政教分離をうたう憲法に違反します。

以前は、政治家としてなのか、私人としてなのか、玉ぐし料は政治家個人のポケットマネーからなのかどうか、マスコミでも厳しく目を光らせていましたが、最近ではそんなことを問題視する報道はなく、政治家や自衛官まで、大挙して参拝しています。

高市早苗さんは靖国神社の前で、公用車から降りてきたように見えました。

細かい事ですが、「税金を使うな、タクシーで行け!国民なめるな!」と叫びたくなります。

たとえ私人としてだとしても終戦記念日靖国神社を参拝する政治家は、日本の平和憲法を大切にする人には思えません。

終戦記念日は戦争の犠牲者全員に祈りをささげ、日本が侵略した国々にお詫びをし、二度と戦争はしないと誓う日なのだと思うのです。

それなのに戦犯の眠る靖国神社に政治家が大勢参拝して中国や朝鮮半島の人たちにわざわざ嫌な思いをさせる必要があるのでしょうか?

そんな政治家に日本の平和が守れるとは思えません。

現に沖縄県民の思いを踏みにじって辺野古に莫大な費用を投じて米軍基地をつくろうとし、

それだけではなく更に沖縄県浦添市に、米軍那覇港湾施設の返還を叶える名目で代替の軍港が建設されようとしているのです。

沖縄県民の思いは明らかに踏みにじられ、沖縄の美しい海はまたしても破壊されようとしています。

そしてその莫大な費用はすべて日本国民の負担です。

エネルギー政策も問題です。

福島の原発事故で、どれだけの人が犠牲になり、その後始末がどれだけ大変か、使用済み核燃料の最終処分場も決まらず、事故の時に発生したデブリを取り出すのが、どれだけ危険で困難で時間と費用がかかるものなのか、仮に取り出せたとしても、それをどう始末するのか、なにも見えていません。

それなのに、岸田政権は「原発を最大限活用」と原発に再び依存しようとしています。

南海トラフ地震が危ぶまれていて、事故の危険性や原発の再稼働に向けた原発コストの高騰など、いまや発電施設の中で原発が一番コスト高になると言われているのに、まだ日本政府は原発依存です。

その危険性とコストが電気料金など、全て国民の負担の上に成り立っています。

それだけではありません、原発事故による風評被害や、中国の日本の海産物輸入禁止など、経済的なマイナス面も無視できません。

政治資金の不透明さ、統一教会の問題、エネルギー問題、少子高齢化問題、本当に今の日本は厳しい状況です。

日本のリーダーに望むことの第一は平和憲法を守り、対米追従をやめ、日本の主権を確立し、日米安保の不平等を対等にし、沖縄を始めとする米軍基地を減らし、米軍基地にかかる費用の全面的負担をやめること。

これだけでもずいぶん日本は財政的に助かると思います。

日本の負担金は過去5年間で年平均2110億円ですからね。

第二番目は危険で高額な費用がかかる原発依存をやめ自然エネルギー開発に力を入れること。

この他食物自給率の向上などいろいろありますが、日本の将来を考える時、最低この二つは外せません。

この二つを実現してくれそうな候補者は残念ながら見当たらないのですが、日本の民主主義が露骨に踏みにじられ始めた第二次安倍政権の時に、一番抵抗したのが石破さんでしたから、消去法で石破さんを応援したいと思います。

どうなるのか、日本の今後を決める人がもうすぐ決まります。

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿

長崎県の主催する平和祈念式典に、米英の大使、仏独カナダ各大使が欠席、EU各国は大使ではなく公司や総領事が出席とのこと。

理由は長崎市長イスラエルを招待しなかったからだといいます。

イスラエルを招待しないことは、イスラエルをロシアやベラルーシと同列に置くことになり、このような事態は不幸で、誤解を招く」というのが欠席理由だそうです。

私の眼から見たら、イスラエルはロシアと同列です。いやそれ以上かもしれません。

「祈りの場が政治利用された」という人もいますが、政治利用しているのは、明らかに米英、独仏カナダ、欧州連合です。

松井広島市長はイスラエルを招待し、パレスチナを招待せず。(国家として承認されていないという理由)市民のデモを怖れて市民を平和公園から締め出しました。

市長さんは、イスラエルパレスチナ攻撃を英米のように「自衛のため」と正当化しているのでしょうか?

あるいは、欧米の顔色を窺って面倒は避けたのでしょうか?

長崎市の鈴木市長は抗議活動など「不測の事態が起こるリスクがある」との理由で、イスラエルを招待しませんでした。パレスチナは招待しています。

本当にその理由だったのでしょうか?

イスラエルに対する精いっぱいの抗議だったのでしょうか?

そうであってほしいし、本当にそうなら、はっきりそうだと市長が表明できる国であってほしいです。

日本政府はずるく、こういうときだけ地方自治を尊重し、援護射撃をしません。

国にせよ、地方自治体にせよ、政治の責任者たるもの、是は是、非は非とはっきりと言える人や国であってほしいです。

このままの日本だったら、日本はアメリカのイエスマンだと、世界から信頼されなくなるでしょう。

大体、米英の代表者は、何のために平和祈念式典に参加するのでしょうか?

「招待されたから参加してあげている」のですか?

原爆を落とした国とその国の側に立った国は、非人道的な行為を犠牲者に詫びて、二度とこのような過ちは犯さないことを、被爆者と犠牲者の前で誓うために自ら望んで式典に参加していたのではないのでしょうか?

平和への祈りの場に加害者の自覚のないは加害者は来ないでほしいです。

本気で平和を祈る気持ちのない人に参加してもらいたくないです。

犠牲者の方々だって、そんな人たちに祈ってほしいとは思わないでしょう。

真に世界の平和を祈りたい国の代表者だけご出席願いましょう。

式典の主催者に、自分たちの考えを押し付ける傲慢な先進国のお偉いさんなど来なくてもいいじゃないですか。

そしてこの平和の祈り祭典を世界中に配信して、平和を愛する世界中の人々と一緒に祈れたらすごい平和エネルギーになると思います。

平和の祈りのエネルギーはきっと地球の全体の波動を平和の方へ整えていくにちがいありません。

10日もイスラエル軍はガザ市で住民の避難先になっていた学校を空爆し、およそ100人超の死者が出たそうです。

連日の空爆、4万人に迫る子供や民間人の死者たち。これが虐殺でなくて『自衛行為』にみえるなら、イスラエルを擁護する人たちもイスラエルと同列です。

一日も早く、世界が平和になりますように!

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿

東京でも猛暑が続いています。

クーラーを切りたくても、断熱材を使っていない古い家では夜中も暑くて、クーラーを止められず、連日24時間フル回転です。

電気代も心配ですが、健康や命に関わるので仕方ありません。

8月4日の東京新聞に「『平和』世論調査の詳報」が載っていました。

それによると「専守防衛」の「厳守」を望む人が68%でひとまず安心しましたが、その詳細を見ていくと、心配な部分もあります。

日米同盟の在り方についての質問で、

今よりも同盟関係を強化すべきだ 30%

今の同盟関係のままでよい 60%

あわせて90%です。

そして政府が、台湾有事を念頭に「沖縄県や鹿児島県に連なる西南諸島への自衛隊配備を拡大する『西南シフト』を進めています。あなたはこの方針に賛成ですか、反対ですか。」

という質問には、賛成76% 反対22%

です。

台湾防衛に対しては

外交努力や経済制裁など非軍事の手段で対応する 54%

米軍に対して補給や輸送といった後方支援をする 33%

米国との集団的自衛権を発動し、日本も武力行使に加わる 9%

中国との戦争が始まったら、アメリカが日本に求めるのは外交努力や後方支援ではありません。

アメリカは米軍の負担を軽くするために、同盟国である日本にも参戦を迫るに違いありません。

日本政府が今、台湾有事を口実に、日米同盟を強化し、アメリカの要望通り軍事費を増やし、軍需産業を育てるため海外に武器を輸出しようとしていること、西南諸島への自衛隊配備など、明らかに有事の際は日本も武力行使に参加する準備としか思えません。

そのための憲法9条改悪も企んでいます。

この調査結果を見て、日本国民は平和を望んでいるのに、日本政府が戦争に向かって着々と準備していることに気付いていないのだと恐ろしくなりました。

またアメリカが核の傘下で日本を守ってくれているのだと楽観している事にも愕然とします。

アメリカが日本に居座っているのは日本を守るためではありません。

中国やロシアなど、極東地域ににらみを効かせるために一番いい位置にあるからです。

開国間もない明治の日本は、自力で世界と伍していきました。

今の日本は、本当にアメリカの核の傘下に入らなければ危ないのでしょうか?

日本は幸い周りを海に囲まれています。ミサイルが飛んでくるとはいっても、地続きの国よりましな気がします。

日本より小さな台湾だって今まで自力で自国の主権を守ってきたのです。

日本が永世中立国となり、スイスがそうであるように、自衛のための最小限の軍事力は維持しつつ、平素は自衛隊に日本や世界の災害救助隊として活躍していただくというのが私の夢です。

日本の軍需産業も、災害救助のための製品を開発して他国に輸出し世界平和に貢献してもらいたいです。

日本の経済は後退していますが、まだまだ日本には世界に誇れる技術が沢山あります。

パリ・オリンピックの雨や風でも火が消えなかったトーチは日本の製造会社の製品だそうで、なんだか誇らしく嬉しいです。

治水工事にしても、日本には、世界に誇れる技術が沢山あるのです。

それを世界に発信することが日本の平和を守る一番の道のような気がします。

68%もの人が平和を望んでいるのですから、平和国家日本は実現可能です。

そのためには、私たち一人一人が国のやっていること、日米関係について、目を凝らしてよく見ていかなければなりません。

このままずるずるとアメリカに引っ張られていけば、いつか日本は本当に戦争に引きずり込まれてしまうでしょう。

まず、不平等な日米安保条約を見直し、アメリカ一辺倒の安全保障をやめ、日本は他のアジアの国々とも手を結んで、アジア地域の平和と安全に貢献していくべきだと思うのです。

自国の平和と安全を、利害の異なる他国それも一国にべったり依存するのはあまりに危険すぎると思うのですが…。

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿

都知事選も終わり、関東地方は梅雨明けで、猛暑が続いています。

7月14日の東京新聞『本音のコラム』に前川喜平氏の『選挙の後で分かったこと』という記事を読みました。

街頭演説は少なくして、「AIゆりこ」に演説させ、ご自身は『自民党を支援する300の業界団体が集まった2日の総決起大会で「ここで締めないと私は3期目ができません」「あいうえお順にお友だちに電話して一票入れてとお願いして」と必死に呼びかけた。―中略― 集まった業界はきっと小池氏のパーティー券も買うだろう。小池都知事はこれらの業界の集票と資金提供に、何かの形で恩返しをしないだろうか。』

「都民なんか「AIゆりこ」でいいのよ」と言われているようで不愉快なのは私だけでしょうか?

蓮舫さんを抑えて2位になった石丸伸二さん。政党の支持は受けず、インターネットを駆使して、今まで選挙に無関心だった若い有権者からの圧倒的な支持を受けたのだというマスコミの話でした。

ところが前川氏によると彼の選挙は東京維新の会の事務局長も務め「選挙の神様」と呼ばれている藤川晋之助氏が仕切ったのだそうです。さらに『選挙対策本部長は自民党東京都連が運営する「T🅾KY🅾自民党政経塾」塾長代行の小田全宏氏。同じく石丸陣営の田村重信氏は、自民党政務調査会の会長室長や調査役を歴任した人。「統一教会」系の日刊紙「世界日報」関連のインターネット番組「パトリオットTⅤ」のキャスターだそうだ。』

(『』内は前川氏の記事の引用)

ネット情報を信じた若い方々はそんなこととはつゆ知らず、政党色のない、古い体質の議会に対してズバズバ物を言い、『市政改革』に邁進している石丸さんの清潔なイメージに一票投じたのでしょうね。

選挙前、私は石丸さんが京大出のエリートでやり手で、旧態依然とした市議会と対立していて、居眠りした市議の動画をSNSに流したという情報ぐらいしか知りませんでしたが、その情報だけで、私は石丸氏に一票投じるのをやめました。

居眠りするのはもちろんよくないことですが、その議員を写真にとって勝手にSNSに流すというのは人として許せないと思ったからです。

会議中にゲームをするとかは言語道断ですが、居眠りは生理現象です。

身体のコンディションによっては、仕方のない時もありましょう。

ましてその市議さんは石丸市長に謝罪し、自覚のない居眠りだったので健康診断を受け、一時的な脳梗塞を起こしていたことが判明し、診断書を提出したのだといいます。

前川さんの記事を読んで、ずいぶん本人のアピールと水面下でやってることが違う人だと思い、いったいどんな人なのだろうと知りたくなり、インターネット情報ウキペディアをみたら驚き!

都知事選で見せた爽やかな好青年のイメージはすっ飛びました。

安芸高田市が公開動画の自由な編集を認めて、世間の耳目を集め、良い面もあったようですが、ユーチューバーの一部が暴走し、市議やメディアに過激な攻撃や嫌がらせ電話、いたずらを仕掛けるようになり、中傷、脅迫にさらされ、身の危険を感じる市議が議会での一般質問を取り下げるようにもなるなど、かなり深刻な問題にもなったようです。

それに対して石丸氏は、「誹謗、中傷など、度を越したものはそれを起こした人の責任」と。

切り抜き動画そのものについては「その責任を切り抜き動画にまで求めるのは遡及し過ぎじゃないか」と。

動画が切り取り編集された結果、市議に中傷や嫌がらせが殺到することについて、石丸氏は「同じリングに立つ以上、条件は同じで文句は言えないはず。当人に力のないことが問題だ」と突き放しているそうです。

で、石丸氏ご自身の都議選などの動画については、自身の許可なく利用しないようSNS上で要求しているのだとか。

ウキペディアを半分くらい読んだだけで、こんな人が都知事にならなくてホントに良かったと思いました。

とても優秀な方で、市民にとってプラスになることも沢山なさったのかもしれませんが、人間的にはどうなのでしょう。

組織の長としても、組織をまとめる度量が感じられません。

これでは市議会と対立するのも無理からぬことと思いました。

市議会の議員は、それぞれ意見の違いはあれ、市長と共に安芸高田市を住みよい場所にしていこうと考えている方たちでしょう。

個人攻撃するのではなく、共に良い方向を目指して議論を尽くすべきです。

少なくともそのような気持ちで議会や市議会議員の方たちと向き合う姿勢が長になる人には必要な資質だと思います。

市議はそれぞれ市民の信任を受けているのですし、『三人寄れば文殊の知恵』ではありませんが、一人の知恵よりもみんなの知恵を出し合ってこそ、より良い方向に進むという考え方が、議会制民主主義の根底です。

石丸氏は自分の力量を過信しているのではないでしょうか?

こんな人に、人はついていきません。衆議院選で広島から立候補するのかもしれませんが、見ものです。

小池さんも嫌な質問には返事をしないそうですが、SNSを利用して都議や自分に批判的なマスコミなどを攻撃しないだけましかも。

石丸氏の事で、SNS情報の功罪について考えさせられました。

選挙前、誰かがある候補者を当選させるために意図的に好意的な意見や熱烈な支持を強力に流し続けたら?あるいは落選させるために誹謗中傷の情報を大量に流したら?

何が真実で何が嘘か、見極めるのが本当に難しい世の中になってきました。

選挙だけでなく、何事にせよいろいろな角度からの情報を集めないと危険ですね。

そうそう、都知事選と同日に行われた安芸高田市市長選挙の当選者は、反石丸で元郵便局長藤本氏だそうです。

北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿