音読の宿題 のち 涙。 (original) (raw)
anko-no-nikki
元小学校教員が、小学生の娘を育てたら、、、。たまに、15年勤めた教員生活思い出す。
3学期、
おもちちゃん(小3娘)の
音読の宿題は、
自分が好きな本を
選んで読むことになったようで。
手短に終わる
絵本を選んで
読むことが
増えた。
この日は、
珍しく、
ランドセルから、
先生から
授業で配布された
一つの物語の
プリントを出し、
これを読もう!
って、
いつものように
会話は
気持ちをこめて、
役者になりきって?
音読。
私は、その物語を
知らなかったから、
洗濯物をたたみつつ
耳を傾ける。
「きつねのきゃくさま」
ふむふむ。
え〜。
最後のシーンに
驚く
私。
そうなんです、
「おきゃくさま」を
守って、
おおかみと闘った結果、
「きつね」は、
死んでしまうのです。
なんだか、
悲しすぎて、
思わず、
「おもちちゃん、
きつねさん、
最初から
ひよこを食べていたら
こんなことにはならなかったよね?」
と聞いた。
そして、
「きつねさん、
これで幸せな人生だったのかな。」
と続けて聞いてみた。
そしたら、
おもちちゃん、
あふれだすように、
まるで、
そのきつねさんと
お友達だったんではないかと
思うような勢いで、
語り始めた。
ひよことの出会いたてのときの
きつねさんと
最後におおかみと闘っていた
きつねさんとは、
心が全く変わったんだと。
ひよこさんたちに、
今まで言われたことのない
なんとも素晴らしい
褒め言葉を
言ってもらって、、、
それだけでも、
きつねさんは
人生最大に幸せな気持ちに
なれたんだと思うと。
語りながら、
顔を赤くして
ポロポロ涙を流し、
さらに語る
おもちちゃん。。。
圧倒される
私。
おもちちゃんが涙を流し初めてからは、
洗濯物の手を止めて、
おもちちゃんの
手を握る。
最後まで語りきって、
私に
ギュー。
小学校3年生、
立派に学んで
成長していることを
感じた、
母でした。
先生、感謝です!!