微生物 (original) (raw)

ようやく夏日から解放されたと、一息つけるようになった今日この頃。
すでに10月の半ば近くなり、紅葉の時期が目の前に。

自家培養酵母でパンを作っていることに加え、保温ボックスとお湯を入れた容器を使って生地を温める(一次発酵)というアナログなやり方をしているので、夜中から明け方にかけての気温が急に変わり、その間の保温の微調整加減で一次発酵の進み具合が遅れることが起こるようになった時点で、

このあとはもう後戻りしない
(残暑は ここで終わる)

という季節の節目のポイントが如実にわかるようになった。
そして今年は、

ああ~
ようやく 秋になったんだなぁ

という季節の節目を、先週末に "ようやく” 実感した。

そんな中、先週の新聞記事で知った

20億年前の岩石の中で
生きた微生物を発見

という、微生物好きにはあまりにも刺激的な出来事に、ワクワクが止まらなくなった。

20億年前の岩石の中で発見された生きた微生物が
いつから生き延びているのかは不明だが
見つかった微生物のDNAを解析できれば
地球の生命の起源や初期の進化に迫る可能性がある

らしいのだ。

さらに

形成年代が20億年よりも古い地層に 10億年以上の間
外部からの水が混じることなく封じ込められていたことが明らかになっている地下水

というのが存在しているらしく、ゆえに、

古い時代の地層の地下には
10億年スケールで地上から隔離された超閉塞的な環境が継続し
その環境下で生物が進化しないで棲息している と期待される

のだとか。
時間のスケールが大きすぎて目まいがしそうだが、ということは

もしも
人類や現在地上に生存している生物が完全に絶滅したとしても
その後
微生物が封じ込められた地下水が
地上に流れ出るきっかけなどがあれば
あらたな生命の進化がそこから始まる可能性がある

ということになりますよね?

タイムマシンで どこに行きたいか?

と もしも聞かれることがあったら、

新しい生命の進化が始まる
地下水があふれ出したその瞬間に行ってみたい

と、今なら答えるかも。
と思った、久々にココロ躍る出来事でした。