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2020年 05月 27日

本blogの外部リンク「原民喜の作品をお届けします」について

私は、原民喜の作品をワープロで打ちながら読んでいます。

底本は、青土社の「定本 原民喜全集」です。

原民喜の作品をたくさんの人に知って欲しいと思い立ち、無謀にも読み終わった作品を別なblogに掲載しています。

現在、第一巻の掲載がほぼ終了し、第二巻目に入りました。

作品は、平易な言葉で書かれているものが多いのですが、書かれている時代が戦前・戦中・戦後初期であり、私自身の理解を促すため、読みや意味が難しいと思われる漢字熟語・用語などに作品の段落ごとに(*注)を設けています。

原爆を取り上げた文学の傑作といわれる『夏の花』や、2020年大学入試センター試験に取り上げられ、話題になった『拾遺作品集Ⅱ』の「翳」が含まれています。

『拾遺作品集Ⅰ』の「華燭」、「沈丁花」では最愛の妻・貞恵との結婚・新婚の時のエピソードがユーモラスに描かれています。

原民喜の唯一生前に刊行された作品集『焔』や幼年期民喜自身がモデルとした少年(雄二)思い出を描いた『幼年画』では、カメラで撮影したような映像を想起させる緻密で瑞々しい描写力に驚きました。

『死と夢』の作品群では、私が「夏の花」と共に傑作と信じる『鎮魂歌』(未掲載)の幻想性の萌芽が認められ、原民喜の豊かな文学性の広がりを感じました。

****** 原民喜全集 総目次 ****** - 作品集(原民喜・山之口貘)をお届けします。 (goo.ne.jp)

外部リンク「総目次 原民喜の作品をお届けします」をクリックしますと、原民喜の作品に出会えます。

by hitoshi-kobayashi | 2020-05-27 22:15 |Comments(0)

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